投稿

保育器から出せ!|さっさと私を預けてホッとしたんだろ|セラピーの現場から(576)

生後すぐに保育器へ入れられ長い間入院させられた。そのことに産みの母は無頓着(むとんちゃく)だったようだ。その時の心の傷が私を苦しめている。そこをセッションでやる。
保育器から出せ。
お母さんに言おうとすることをためらう。言葉に出すのはなんとか言えたけど。
さっさと私を病院に預けてホッとしたんだろ。
お腹の中。早産。出たらすぐに保育器。私が望んだことじゃないことばかりで散々だ。
早産と、生まれた直後の感覚と、保育器と、(この3つ)が繋がった。感情が出た。泣けた。散々だ散々だと思って歩いてた。
ところが、私の別の人格が出てきた。「早く終われよー自分のことなんて見たくない。」この人格のことを忘れていたので、はっとした。どういう時に現れるのだろう?(*)
(*:この人格はしばらく影を潜めていたのに現れたのは、3つのことが繋がったので、揺り戻しとも思われる)

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

怒っても怒っても物足りない|その奥に寂しさの物凄いエネルギー|セラピーの現場から(575)

セッションでは、私はいつも激しい怒りが出ます。以前はこの怒りを抑えることで心のトラブルを抱えていました。セッションで怒りを存分に噴出させることで自分を徐々に回復できてきました。
しかし、だんだん物足りなくなってきました。納得できなくなってきました。今回のセッションも、怒っても怒っても、物足りません。全然納得できませんでした。
そうしたら、怒りの奥には恐怖がありました。怖くて怖くて本当に怖かったです。寂しさや孤独という簡単な言葉では表したくない程の寂しさや孤独と共にいました。「泣いて良いんだよ」や「しっかり味わって」の言葉かけをしてもらい、そのようにしたら、また泣ける泣ける。永遠に泣けていられる感じでした。泣けるエネルギーは、 怒りと同じエネルギーでした。怒りよりも上回っていたと思います。怒りのエネルギーが小さく感じるぐらい、物凄いエネルギーを感じました。そのエネルギーを感じると、また泣ける泣ける。泣けるというよりは、溢れてきました。自分では抑えようがない程溢れてきました。はじめのセッションが終わり、最後は、マットレスに倒れ込む瞬間が幸せでした。
次のセッションでも、また溢れる感情が出て泣きました。その後は嬉しさなのか、自然と顔がニヤケ笑いながらセッションをして、倒れこみました。倒れる時は幸せ?というよりは快感に近いかもしれません。(*倒れるのは「死」の受け入れの意味があるのかも)
自宅へ帰ってきてから、今もドローベターとしていますが、芯はシャン!としている気がします。帰る間際に、「ますます美人になったね」と言われましたが、帰ってから旦那に「化粧しすぎてるの?」と言われました…笑。 自分でも肌の色がワントーン明るくなったように思います。若返った~と嬉しいです。
ここ(怒りの奥の寂しさや孤独の場所)に、いつまでいられるか分かりませんが、諦めずに居続けようと思います。怒りよりも更に深い寂しさや孤独(まだ「これ!!」という言葉が分からないのでこう表現します)がありました。それを隠すかのように怒って怒って怒ってたのかもしれません。不思議と帰ってきてからも怒りが出てきません。あの、(いつもお馴染の)フツフツとした怒りが出てこないんです。ちょっと寂しいですが…。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

「自分を観たいわけではなくトラブルさえ解消できればいい」|「早く」と焦る気持ち|セラピーの現場(571)

登山ガイドが必ず教えてくれる山登りの秘訣があります。①できるだけ小さな歩幅で歩くこと。まるでお婆ちゃんのように。足元の小さな段差に合わせてひとつづつ丁寧に登ること。②焦らないこと。いつかは頂上に着くというつもりで、 1歩1歩ゆっくりと着実に、リラックスして楽しみながら登ること。会話を楽しみ、時々休憩し「あんな花が咲いている」、「深い呼吸は気持ちがいいなあ」と新鮮な空気を楽しみ、健康な汗を感じ、心地良さを感じること。登頂はオマケに過ぎないと感じること。

これらは二つはセラピーでも当てはまるように思われます。目的を早く達成しようと焦るとうまく行かないようです。途中では、今まではっきりとは認識しなかった自分が観えてきたりします。でも、頂上に着くこと(例えば人間関係トラブル解消という目的)だけを考えると、そんな自分(認識しなかった自分)を歓迎できません。「私はそんな自分を観たいわけではなくトラブルさえ解消できればいいのだから」というような気持ちにもなってしまいます。実は、観たくもない自分がトラブルの原因なのかもしれないのです。ついつい頂上は「まだですか」となってしまう。自分の観ることは苦しいので、早く頂上へ着こうとするようです。そうして、ついつい焦ってしまい、頂上を見て「まだあんなにある」と思ってしまう。もう無理だと思ってしまう。

セラピーにおいても、小さな気づきを「へえーこんな自分が隠れていたのか~」「なるほど、そうであれば納得できることが他にもある」「そういえば、あんなことも忘れていた、こんなことも思い出した」などと楽しむ(?)ことができれば、頂上は思いのほか早く来ることにもなります。

*********************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

会社の仕事のやり方を変えられ怒り夫のせいで大損し怒り|怒りの無い自分は「抜け殻」|セラピーの現場(570)

怒りが自分を支えてくれていた。そのことに気が付いた。気が付くと、やがて怒りだけでは嫌になった。怒りを取り除いた自分は何だろう。怒りの無い自分は「抜け殻」だった。そこに居ようと思い、ずっと「抜け殻」をやっていた。
ところが、続かない。「抜け殻」のままはできない。イライラがある。仕事が忙しくなった。会社の方針だからと仕事のやり方をゴロッと変えられた。理不尽な変更だ!現場で仕事しているこっちの身になって見ろ!怒りが出た。店長やマネージャーに抗議した。
確定申告で必要な手続きを夫がしなかった。私は事前に夫に言っていたのに!結局、税金の金額が大きくなってしまい大損した。ムカついた。怒りが出た。
自分でどうしようもない怒りが凄い。会社や夫、周囲の気に入らないことへ向かって噴出する。それまでの「抜け殻」なんてどこかへ行ってしまった。しかも怒りの中心にあるはずの母のこともどこかへ行ってしまっていた。何で何だろう。どうしようもできない。
私のこの怒りの謎は何だろう。母親に変わってほしいとか、変わって私に謝ってほしいとか、変わって始めから私に愛情を注いでほしいとか、そんなのではない。自分の中に自分で処理しきれないものがある。どう変わっても、謝ってもらっても、分かってくれたとしても、足りない。
母がそうなってしまった母自身の傷もわかる。しかし私にしたことは許さない。許せない。「分かったよ」と言えない。母からの謝罪がどんなに嘘でなく本心だとしても許せない。お腹の中から従いたくなかった。従わないことを、自分で選択していたらどうなるのだろうか。(母をどうの、こうの、ではなく)自分はこうして欲しかったというのもずっとあって、それが何なのか、知りたい。お腹の中で母から降り注がれて来ていた殺意、自分をダメにしたもの、自分の感情でないもの、がある。しかし、そのもっと前はどうだったろうか。感じて見たい。想像すると「抜け殻の死」かもしれないが、実感はない。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

自社施設紹介

何で他の姉妹ばかりが可愛いのか|疎外され自分の子育てに失敗|セラピーの現場(568)

私は、小さなころから親や姉妹に疎外(そがい)されたらしく、愛情をうまく育めず、子育てに失敗し、その影響は孫にも出ているようだ。
セッションをすると「なんで、なんで」というのが出る。始めのころは「なんで、なんで」の意味がはっきり分からなかったが、今は、疎外されたことへの抗議の意味だと分かる。
今回「なんで、なんで」をずっとやっていた。一人ぽっちにしないで。孤独は嫌だと言っていた。何で無視するのか、何で疎外するのか、何で愛してくれないのか、何で姉ちゃんや妹ばかりが可愛いのか、何で私ではないのか。何で孤立させられるのか、何で私を可愛くないの、何で私の存在がないのか、それがずっと何で何で、と続く。
自分の中の孤独、無視されること、疎外感がある。何で仲間はずれなのか。不細工だからか。この容姿は母方の血筋のものじゃないか。母自身も自分の容姿を悪く言われて、それで私を悪く言うのか。この容姿には父方の血筋のものもある。母は父方の親戚を嫌っていた。その嫌いな親戚と私が似ているからか。
7~8歳のころ、私は母に、廊下で突き飛ばされた記憶がある。私を疎外する母に、私が反抗したのかもしれない。反抗したことを、母が憎々しく対応したのが残っている。
「なんで、なんで」を身体全体を使ってやれたので満足しているが、もっとやりたかった。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

自社施設紹介

自分の恐怖で子供の生き死にを支配していた|セラピーの現場から(567)

子供の閉じこもりがきっかけでセラピーを始めた。セラピーで気が付いたところを家で瞑想するようにしている。しかし、怖くて瞑想できないことがある。何が怖いのか。自分の中の恐怖を考えていた。腑に落ちたことがある。閉じこもりは私が子供を支配したからだ。子供を支配するのに食べ物を使っていた。自分の恐怖で、子供の(食べ物を)生き死にを支配していた。子育てがうまくいかないことは私の恐怖が元だったのかと、考えていた。何かの「「淵」に立っているから怖いのでは」と言われたので、淵に立つだけではなく、(瞑想で)中を覗きながら見ていようと思った。ぼんやり「死」だというのが分かっている(*1)。納得していないから、はっきりは言えないが多分そうなんだろう。

(*1:「死」に裏打ちされた自分の恐怖を慰めるために、子供の生き死にを支配し、子供の閉じこもりが起きた、という文脈で語られている)

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

 

なぜか大事なものが壊れ体調が優れなかった|グループセラピーに初めて参加|セラピーの現場(566)

グループセラピーに初めて参加した。周りの人との関わりが良くない、というのが動機。当日、行くまでの間、大事なものが壊れたり、体調が優れなかったりした。
セッションでは、他の人を見て、涙が止まらなかった。なぜこんなに涙が溢れて来るのかわからない。怖いような、感動しているような。私の番がきて、周りの人からの応援の声で、消えそうな力が再び湧いてくる感じが不思議だった。初めて会った人の前で、自分の感情を露わにするなんて、とても出来ないと思っていたけど、何も気にせず、むしろ自分の世界に入り込んでいた。あんなに非日常的な体験をしたはずなのに、その晩はすぐに深い眠りについて、翌朝は気持ちの良い目覚めだった。
帰りの車の中では、他の参加者に、私の生い立ちを沢山聞いてもらえた。どんな質問でも、たくさん聞いてほしい。言いたい!と思った。嘘偽りなく話せた。自分を知ってもらうこと、こんなに嬉しいんだな、求めてたんだなとわかった。
なんだかすごいところに居た、感想は、ただそれだけ。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

私の中にいる「母」が脆(もろ)くてさわれない|だから気を使って来たんだなあ||セラピーの現場から(565)

子供が閉じこもりから回復する兆しが出て、ひと段落した感じがある。子供の閉じこもりは、母である自分が影響していた。特に自分の中の恐怖が元になっていた。この恐怖は出生の時にもらった死の恐怖だと思う。そのようにして、私のセラピーのテーマは、子供から、母になった。母は年取って歩けなくなって来ている。瞑想で母に触れると母は砂のように崩れていく。私も一緒に崩れていくように思う。もう瞑想しまいと思うくらい。母は何年生きられるか、客観的な母を見て具合の悪い母を心配しているのもあるが、そうではなく私の中にいる「母」が脆(もろ)くてさわれない。あんな母だったから、気を使って来たんだなあ。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

息子は「小学校からそうだよね」|引きこもりに大きな改善があった途端に喜びすぎて失敗|セラピー現場への報告(563)

息子は、引きこもりで家から全く出ない状態だった。しかし、母親である私のセラピーが進むにつれ、最近は、家から出て買い物に行くようになった。始めのときは嬉しくて驚いた。息子にばれないように表情は隠した。息子は買い物にもだんだん慣れてきたようだ。そうしていると、今度は息子が、友達と会うと「約束をした」という。今度ばかりは嬉しい表情を隠すことができず、あからさまに喜んでしまった。しかも、息子の眼鏡が傷んでいるのが気になり、見た目が悪いので、急いで「眼鏡屋さんに行こうよ」と焦ってしまった(*1)。嬉しさ余って、やってはいけないことを、ついつい、やってしまった。途端に、息子は夕飯も「いらない」、友達とも「会わない」となった。そして布団に潜ってしまった。私が困惑して「ごめん」と謝ると、息子は「小学校からそうだよね」という。小学校のころから息子の俺を、自分(母親)の思い通りにしようとしていたよね、という意味だ。私も落ち込んだ。本当に落ち込んだ。そうしていたら(*2)息子が布団から出て来て、「ごめん」という。私こそ申し訳ないと思い、自分にがっかりした。
(*1:強制する雰囲気があったのかもしれない。*2:母親が落ち込む様子の中に、息子は自分が本当に理解されていることを感じられたので、その結果、相互の謝罪が起きたと理解できる。)

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

怒りを押し殺して人は病気にもなる|怒りのエネルギーは生のエネルギー|セラピーの現場から(562)

私たちは不快を避け、快の方向へ生きます。当たり前のようですが、セラピー(ベビーブレス)の中での理解には大切になってくる事柄です。例えば、怒りのエネルギーは生のエネルギーで心地よいものです。怒りを押し殺していては人は病気にもなります。怒りのエネルギーを殺さず外側へ発することで、大きな仕事ができます。社会を改革できます。革命家になれます。外側の大きな敵を倒すことができます。大きな怒りがあれば敵弾を受けても痛みを感じずに前進できます。
また、内側の敵にも怒りのエネルギーは当初は有効です。内側の敵である「愛情をくれなかったわるい母親」に怒りを(セッションで)ぶつけることも、当初は、とても重要で、セラピーの大きな発展ポイントです。それまでその怒りを殺していた人は、怒りを発することで、雨後の竹の子のように成長します。
しかし残念なことに、この内側の敵に対しては、最後の最後のところでは、怒りのエネルギーだけでは十分ではないようです。怒りのエネルギーが、万能のエネルギーとして、内側の敵を殲滅(せんめつ)できればいいのに、そうにはなりません。それでは本人が納得できなくなります。本人の腑に落ちなくなります。
なぜでしょうか。外側の敵を倒すようには内側の敵を倒せないようです。「わるい母親」は変わらないままなのです。うまくいかないので、途中で妥協して、うやむやにしてしまいがちです。その肝心のところで妥協するなんて、もったいないと思われます。身体が「納得できない」「腑に落ちない」といって、最後の本当の快へ導いているのですから。

***********************************

お試しの「無料心理カウンセリング」もあります

私が死んでも代わりはいるし世界はなにも変わらない|春が苦手で怒りを上乗せ|セラピーの現場から(561)

今回(明日)のセッション前は、かなり気が立っているように思います。元々、(あまり付き合いもよくない方)なのですが、友人の誘いも断ってしまい、常に怒っているところに怒りを上乗せしている気分です。
これは、セラピーへの拒絶の影響が大きく出ているのかもしれません。今までにない感覚です。明日は何か大きな変化がある気がします。何か見たくないものが隠れている気がします。
気分としては、母を殺して私も死にたいです。最近、妙に死が近いです。私が死んでも代わりはいるし世界はなにも変わらないよなぁと思っています。以前だったら、そこで本当の死を選んでいたと思いますが、今は(セラピーを始めいろいろなことが分かってきたので)考えているだけで、(実際に)自死をするつもりはありません。母に「要らない」と思われることがこんなに辛いのか…と思っています。
(次の日のセッションで、彼女は、殺したいほどの「わるい母親」の対極に隠れている「いい母親」に言及し、その結果、両者の統合が起きる兆しと見るべきなのか、自分の気持ちを説明するのに使っていたそれまで複数の人格を必要としなくなった。何か見たくないものとは「いい母親」との「統合」のことだったのかもしれない。)

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

母を適当に褒めそやしていたら激しい頭痛|母を包み込む自分を演じれば演じるほどガタが来た|セラピーの現場から(560)

セッションを何回か受けて少し自分に余裕が出来てきました。今まで母へは怒りばかりが出ていましたが、母への理解も自分の中に生まれてきて、母の大変さも感じられる気がするので、ここはひとつ、母を褒めてみようと思いました。
昨日は母と2人で晩御飯を食べていたので、母を適当に褒めそやしていたら、激しい頭痛が起こりました。あまり激しいので今日の仕事を休んでしまいました。父はいつもこんなこと(母を褒めること)をしてるのか!と感心しました。凄く疲れます。人の人間を常に持ち上げないと成り立たない人間関係は、親子であろうと、おかしいのを痛感しました。今は頭痛やそれに伴う吐き気は、落ち着いて、食欲も戻ってきました。まだ少し頭痛は残っていますが……。明日は仕事に行けそうです。
思えば、少し自分に余裕が出来てきたので、母を褒めてみようとしたのは単なる思い上がりだったと思います。母を包み込む自分を演じれば演じるほどガタが来たように感じます。心理的なものが身体に出る、身体は正直ということでしょうか。正直な思いは、現実の母とは口を聞きたくもないし、見たくもありません。「気を使って貰って当たり前!」な態度を取る母に苛立ちます。それでも、何処か縋(すが)ってしまうのは、まだ理想の母と現実の母の区別がついていないんだと思います。母はどうして「私は褒めてもらって当たり前!」という態度を取るのでしょうか……。今まで気づかなかった(忘れていた)自分にも腹が立ちます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

なぜその記憶を思い出したくなかったのか|セラピーの現場で(559)

失われた記憶を思い出すことには2つの価値があるように思われます。1つはその記憶そのものの重要性です。つまり、その記憶を知ることで、なぜ、その記憶を思い出したくなかったのかが理解できるようになります。自分の隠れた気持ちを知ることができます。この意味から、催眠下で思い出した(純粋に自分の力で思い出したことにはならないと思われますが)記憶にも、価値があると思われます。
もう一つは自分で思い出せる力です。つまり、記憶を失うことで不都合なことから目をそらしてバラバラになろうとする気持ちよりも、記憶や気持ちを統合して健康に生きていこうとする力を強くすることができるという意味があります。この意味から、同じ記憶を思い出しては忘れ又思い出すという繰り返し(何度も忘れる自分自身にうんざりする)、あるいは、覚えていていいはずの記憶が出てこずに苦労すること(思い出せない自分にうんざりする)にも、徐々に、思い出せる力を強くできるという価値があると思われます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

旅行で上司たちへ自分からは話しかけられなかった|小さい頃に周りの大人の顔色を伺って生きてきた|セラピーの現場から(558)

セッションを始めてから、徐々に上司たちとの関係が楽しめるようになった。
会社で毎年、旅行がある。小さなグループで行く。同じメンバー。その中に苦手な上司もいる。2年前の旅行では、上司たちへ自分からは話しかけられなかった。頑張って話そうとしてすぐに疲れて話せなくなるという感じだった。
昨年の旅行は、無理に話さなくても「いいか」と楽にはなった。今年の旅行は、初めて楽しく思えた。私は、本来そんなにしゃべる方ではないが、自分から(上司たちに)話しかける回数が「増えたかな」と思う。無理に話そうという感じもなくなっていた。前と比べればだが(注:「もっとできる」と自分で感じているのかも)、自然に楽にできた。
前より(大人や上司たちが)怖く無くなった。人にどう思われるか気にならなくなってきている。小さい頃に周りの大人の顔色を伺って生きてきたというのがあって、その中で息を潜めていた自分への嫌悪感が分かったことが、よかった。ベビーブレスの中で大人たちに対しても怒りを出して抵抗するのができるようになってきたことも、大きいだろう。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

自社施設紹介

女なんかいらなかった|女性は命の存続をかけて男に負けないように|セラピーの現場から(557)

(先日のブログ(549)の続き)    ある女性は、戸籍から家系図をつくってみることにより、祖母や母から連鎖したであろう、女性であるがゆえの寂しさ不自由さを、経済的な頑張りで挽回しようとする傾向を、自分自身が持っていること、を理解します(ブログ(549))。女性は男に負けないように働いて役に立たなければなりません。
しかし、この傾向は、さらに別の方向からも強化されます。父です。女性の父は、姉たちが家を支える経済的な役に立たず、自分が犠牲になるようにして懸命に働き家を支えました。そのような父の経験は、その後の男尊女卑の言動を強くしたとも考えられます。女は役に立たない、ということです。女性が母のお腹に宿ったとき、父は、宿った子が男であることを期待します。その期待を受けて母も、子がきっと男であると思い込みます。そして両親は女性が産まれたときに「男が良かった」と落胆します。女なんかいらなかった、ということです。
女性は、胎児期の両親の期待と生後の両親の落胆を、幼い心に強く刻むことになります。これらに追い立てられるようにして、祖母や母から連鎖する経済的な頑張りの傾向に、拍車をかけます。女性は、命の存続をかけて、男に負けないように働いて役に立たなければならないのです。
女性が嗅ぎ取っていた自分自身の秘密が、そのようにして、よりはっきりと理解されるようになりました。

*******************************************************************************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

その前はこの世にいなかった|体験する似た感覚|セラピーの後で(556)

ありふれた場所、ありふれた時間に、幼い子供たちが遊んでいるのを見ることがあります。幼稚園の帰りに。立ち話の親の足元で。自宅の前で。買い物の途中の階段で。子供はどうしてあんなにかわいいのかと思います。彼らは生きることに夢中。一生懸命。つい、この前まで母のお腹の中にいました。その前は、この世にいませんでした。存在しませんでした。生きられることが当たり前ではありません。生命(いのち)が当たり前ではありません。当然の権利ではありません。

あの感覚は、私たちが、ベビーブレスの後で体験する感覚と似ています。非日常的な感覚です。しかし、それこそが望まれていたもの、欲しかったものたと感じます。日常では忘れていて、欠落していたもの。何か本質を見逃していたような、その本質。生きられることが当たり前ではなかったという事実を、ベビーブレスを通して逃げずに体験したからこそ、味わえる本質ではないかと思われるのです。

*******************

自社施設紹介

あまりに辛い状況から免れる|疾病利得|セラピーの現場から(555)

セラピーの現場では「疾病利得」という言葉をかみしめるようなことがあります。心のトラブルがなかなか改善しない場合です。ついつい、心のトラブルから得る損得、トラブルの回復から得る損得などを、目(ま)の当たりにするかのような思いです。
心のトラブルがあると、充実した生き生きとした人生を送ることができません(損)。ひどい場合には社会適応がうまくできません。しかしトラブルの原因を見ていくと、そうならざるを得なかった事情が見えてきます。例えば人生早期の命に係わるような辛い状況です。あまりに辛い状況から目をそらして免れる(得:疾病利得)ためにそのようなトラブルになっているということです。
トラブルから回復するためには、本人がその原因を観て理解することが必要です。例えばセッションを受けることで、記憶の下に押し隠されていた人生早期の命に係わるような辛い状況を、思い出します。免れたかったその辛い状況を再度、通過して、通過の際に辛さを味わうことになります(損)。しかし、辛さを逃げずに味わうことで、記憶が戻り、自分を取り戻し、自分の本当の人生を送ることができできるようになります(得)。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

自社施設紹介

母が小さいときの私にしていたのと同じ|私も母の言うことを聞いていない|セラピーの現場から(554)

セラピーを始めて、いろいろなことが理解できるようになっている。母を理想像に近づけようと必死に努力した。母が怒ると面倒なので、かなり無理をして母を褒めたり肯定したりしていた。でもこれは、かなりのストレスで、不自然なことだと思い始めている。
そうやって褒めていたからか、母は私に甘えてくる。本当に子供だ。私も以前のように邪険にはしないが、(母の言うことを)聞いてもいない時が多い。母が小さいときの私にしていた態度と同じだ。もし自分に子供がいても同じことしていたと思う。恐ろしい。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

自社施設紹介

狂った人の人生のよう|自分の悲しみをそこそこにしか見てなかった|セラピーの後で(553)

セッションから後、雑念に負けず、毎日30分瞑想している。
自分を見つめ、分かってくればくるほど、まるで、狂った人の人生のよう。私の人生をこれ以上狂わしたくない。
ブログも毎日チェックしている。自分を見つめる視点が変わるので役だつ。
自分の悲しみをそこそこにしか見てなかった。だから母と同じ道を歩いてるんだ。分かってみればシンプルな事。
それを分からないようにしなければならない、隠さなければならないほど、まだまだ深い悲しみがあるんだな・・・。

*****************************************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

 

自分への「産まなきゃ良かった」という声で目がさめる|セラピーの現場から(550)

フローティングセラピー(弊社で開発のセラピー)で、それまで分からなかった胎児期の事情が理解できるような心象が体験されることがあります。以下、その一例の聞き取り内容です。

++++++++++++++
お腹の中に帰れて良かった。「ここにいて良かったね」とウトウトすると、「いらない、産まなきゃ良かった」という声で目がさめる。それの繰り返し。繰り返しの間にはイメージで1歳の自分もでた。すごく可愛い。今の自分が(1歳の自分を)抱っこして可愛いなと思う(*1)。こんな可愛いいのにお母さんは「死ね」とか「いらない」とか何で言うのかなと考えていた。そうしたら、ウトウトしても寒くなってきて、動いてみた。それがお母さんのお腹を蹴ったりしているイメージだった。そうするとお母さんは「うるさいな」と思う。「ここにいるんだよ」と分かって欲しいから手足を動かしていた。お湯の温度は39度なのに寒い(*2)。動かしていないと寒い。トイレに行きたくなって、お腹も痛くなってきて、右腕だけでなく足も痛くなった。私はずっとお腹に「いたい」のに、母親から「早く出てこい」と足を引っ張られる感じ。可愛いから出てきてというのもあったがそれは建前で(結婚したのだから自分を産むことが母親の務めを果たすことなので)世間的にいいから「出てこい」だと思う。結婚して子供を産まないのはダメなことで、子供を産まないと認められないので「だから産むんだ」というのが出てきた。凄いショックだった(*3)。
(*1:自分自身への肯定的なイメージであり改善を感じさせる)
(*2:寒さは未消化の恐怖の再体験と思われる)
(*3:母親から自分への否定的な心的扱いの原因を洞察するものを感じさせる)

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

女性であることの不自由さを経済的な頑張りで挽回しようとする|祖母や母から連鎖の家系図|セラピーの現場で(549)

戸籍から家系図をつくってみることも自分自身を理解するのに役に立ちます。戸籍は、誕生、養子、結婚、死亡など各人の人生の節目の記録しか記載されていませんが、それでも丹念に見ていくことで、いろいろな事実が分かり、手掛かりになります。

++++++++++++++
ある女性は仕事を男に負けないように「頑張る傾向」があり、その傾向を自分で気に入っていると同時に、どこか不自然であるとも感じ、自分自身の秘密を嗅ぎ取っていました。家系図をつくってみると、その女性の祖母は、結婚し、夫(祖父)と早くに死別し、結婚によって出産した子供たちを養子に出し、そして再婚し、再婚先で別の子供たちを出産した、という事実があります。また、その養子の中の一人である母は、養子先で、義理の兄弟(女性の父)と結婚した、という事実があります。
そして、その女性は、自分自身の「頑張る傾向」と、小さい頃から目(ま)の当たりにしてきた母の様子と、家系図から見える事実との3つを照らし合わせて、いろいろなことを理解することができます。祖母は、多分に時代的経済的な事情から女親一人では家族を維持できず、そのため子供を養子に出して手放さなければならず、家族の崩壊という寂しさ、女性であるがゆえの悔しさ、を味わったであろうことが理解されます。母は、家族崩壊のもと、女性であるがゆえに養子に出され、祖母が他家の人になってしまい実母として頼ることができず、自分もまた時代的経済的な事情から女性の自立を果たせず、養子先で結婚しなければならず、孤独、寂しさ、女性であるがゆえの不自由さを味わい、これらを何とか挽回(ばんかい)しようと経済的に懸命に頑張ったであろうことが理解されます。たとえば、母は亡くなる間際まで分かっていながら縫物(仕事)をしていました。
これらの手掛かりから、女性は自分自身にも、祖母や母から連鎖したであろう寂しさ、女性であるがゆえの不自由さを経済的な「頑張り」で挽回しようとする傾向を持っていること、を理解します。女性であるがゆえの不自由さとは、生きる上の不自由さとも、言えるように思えます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

悩んで「失うものがない」|セラピーの現場から(547)

 

人によってセラピーで進みが速いか遅いは違いがあります。誰しも早く進みたいがなかなかそうはならないのは残念です。速く進みたい人ほど、焦りとなるのか、うまくない、ということもあります。焦りのこころには、セラピーの途中で味わうことになる苦い状況にいつまでもは「いたくない」というのもあるでしょう。

拝見していると、逆に、進みが着実で早い場合の傾向があるようです。その場合、プロセスを味わうことができます。はじめの目標は、例えば、身近な人とのトラブルを解消するため、自分自身の人生の不全感を治すためなど、いろいろです。しかし、その目標に縛られず、セラピーのプロセスで自分自身の気づきや小さな変化を楽しむ、ということがあるようです。「こんな気づきがあった」「あんないい変化があった」と見ることができるようです。目標へあまり焦らず、セラピーで起きていることを大切にする、という傾向です。
この傾向はどこから来るのかと思います。表面からはよく分かりません。心の傷の深い浅いにもそれほど関係がないように思われます。浅いから楽しめるのか、というと、そうでもないようです。楽しめる人は、さんざん悩んだ結果「失うものがない」という境地に近いせいかもしれないと思ったりします。

********************

ベビーブレス体験

母のおっぱいを拒否した記憶|人生早期の困難|セラピーの現場から(543)

ベビーブレスで出てきたイメージ。おっぱいをお母さんがくれようとする。それを私は飲まない。お母さんはなんとか飲ませようとするが私は飲まない(*なぜ飲まないのかという原因はここでは暗示されていない)。一生懸命手でいらないと表現する。最後はいらないと、おっぱいを跳ね除けた。
次のイメージは、おっぱいをいらないというと「好きにしなさい」と言われる。布団の上に降ろされた。そこで暴れていた。その時「あー、あー」言うだけ。体全部使って暴れていたら、うるさいからかお母さんが口を抑えにきた。最初は弾いていたが「嫌だーっ」「ヤダー」と言えた。暴れて、言葉でもノーと言って、それでも抑えようとするので跳ね除けていたら誰もいなくなった。真っ暗な中で誰もいない。家でもなければ草原のイメージだった。唯一ライオンがきて顔を舐めて、そしてどこかに行った。一人でいたら寂しくなって泣けてきた。泣いて泣き切ったら落ち着いてきて、なんか体を広げて、土の上に自分の身を任せている感じだった。
(*母親(おっぱい)を拒否し、抑えられ、抵抗し、一人になり、死がやってきて、身を任せる、という流れが見え、回復への鍵となる人生早期の困難が認識されています。)

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

仮そめの愛情や慰めは手に入りやすい|本当は知っている|セラピーの現場から(542)

 

私たちは、本当においしいものを食べると「美味しい」と感じます。美しいものを見ると「美しい」と感じます。骨董などに興味もなかったのに、たくさんの骨董の群れの中から、気になる一品を選んでみると、実は、名のある作品だったというようなことがあります。これは考えると不思議です。何か始めから本当のことを知っている部分が、私たちのこころに存在するかのようです。偽物から本物を嗅ぎ分ける力が初めから存在するかのようです。

他人からの仮そめの愛情や慰めは、手に入りやすく、ついつい頼りがちだけれど、なかなか本物とはいえないでしょう。そのことを、私たちは実は知っています。さんざん頼っていても、実は知っています。自分自身が気づき変わった時に本物が手に入るようです。苦労するし痛い思いもするでしょう。しかし高くつくけど本物は美味しいし、美しい。それは比較にならないほどです。

ベビーブレス体験集(本の内容)

 

どうして?幼い子供たちは生きることに夢中であんなにかわいい|体験する似た感覚|セラピーの後で(540)

ありふれた場所、ありふれた時間に、幼い子供たちが遊んでいるのを見ることがあります。幼稚園の帰りに。立ち話の親の足元で。自宅の前で。買い物の途中の階段で。子供はどうしてあんなにかわいいのかと思います。彼らは生きることに夢中。一生懸命。つい、この前まで母のお腹の中にいました。その前は、この世にいませんでした。存在しませんでした。生きられることが当たり前ではありません。生命(いのち)が当たり前ではありません。当然の権利ではありません。あの感覚は、私たちが、ベビーブレスの後で体験する感覚と似ています。非日常的な感覚です。しかし、それこそが望まれていたもの、欲しかったものたと感じます。日常では忘れていて、欠落していたもの。何か本質を見逃していたような、その本質。生きられることが当たり前ではなかったという事実を、ベビーブレスを通して逃げずに体験したからこそ、味わえる本質ではないかと思われるのです。

*******************

自社施設紹介

憎しみを感じるほど愚かな母親と自分の命のような母親と|同じとは認められない|セラピーの現場から(538)

 

多くの人にとって、自分の苦しみが、母親との関係で苦しんできたことが分かってきます。しかしなぜ、それほどまでに苦しむのか。大人になった自分が、目の前の年老いた母(今は経済も肉体的力も失っている人)によって、なぜ、いまだに、これほどまでに苦しむのか。それが分かりません!しかし、そのうちに、うすうす分かってきます。目の前にいる「愚かな母親」と、自分が知っているはずの「いい母親」が同じである、ということを<認められなくて>苦しんでいることが、かすかに分かってきます。認められることが突破する鍵です。クライン的な突破です。

でも、そもそも「いい母親」を自分は本当に知っているのか。探すことが始まります。目の前にいる愚かな母親に憎しみこそ感じるものの、その母親の中に「いい母親」を探すことは、無駄なことのように思えます。ばかばかしく思えます。しかし勘違いしないようにしましょう。愚かな母親の中にムリヤリ「いい母親」を見つけたつもりになり、妥協し、偽善をしようということではありません。
そうではありません。実は「いい母親」と言うのは、私たちが幼かった頃に<感じた>母親です。幼かった私たちは、無力であり、純真であり、どんな母親にでも、けなげに付いていきました。その母親の庇護(ひご)のもと、はじめて生きることができました。幼い子供の目に映る母親には、命を助けてくれる「いい母親」が映っていました。これは主観的なものです。実際に「いい」ことが証明されうるというような客観的なものではありません。

ヒントになる話があります。カルガモの[刷り込み]の実験(コンラット・ローレンツの実験)というのがあります。生まれたてのカルガモのひなが、初めて見た動くものを、母鳥と思い込みます。例えば、風船やおもちゃの汽車を母鳥と思い込み、懸命に付いていきます。その懸命さは、けなげで、本物の母親を慕うようで、見ているこちらの胸が痛くなります。主観的には風船は「いい母親」なのです。すばやく盲目的に付いていくことで肉食獣から命を奪われる確率が減ります。命そのものがかかっているのです。客観的には、風船は、ただのゴム膜と空気であり、いい母親などではありえません。そもそも生き物でさえありえません。しかし、命を守るために客観性は捨てられるのです。

「いい母親」と言うのは主観的なものです。幼い子供の主観です。思い出すために、通りがかりの乳母車の中の赤ちゃんの目を、覗き込んでほしい。「いい母親」は、私たち幼い子供が、汚れないまごころでつかんだものです。傷つく心をかえりみず懸命に受け入れたものです。天使のような純真さで手に入れたものです。現実でない世界に存在するものです。できの悪い母親、悪意の母親の存在では消し去れないものです。「いい母親」は幼い私たちの心の中に厳然として存在していました。そして今も心の中に存在するのです。私たち自身の命のようなものです。かけがえのないものです。

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

何十年も隠してきたもの|怒りの破壊のエネルギー|セラピーの現場から(537)

グループカウンセリング。みんなの前で決して出してはならなかったもの。自分でも意識するのが難しかったもの。それを初めて出すことができた。激しい怒りの、破壊のエネルギー。世の中全体に対する怒り、世界を破壊するようなエネルギー。それを閉じ込めるために、自分の意識をバラバラにしてきた。長い長い間、閉じ込めてきた。何十年も隠してきた。
それを出すと逆に自分が叩きのめされると感じていた。ところが出しても何も起きなかった。みんなは静かに聞いていてくれた。みんな誰も変わらない。それは不思議なくらい。自分が怖がっていただけだった。あっけなかった。
出せた後の数日は夜の眠りが浅かった。興奮していた。しかし数日経って徐々に眠れるようになってきた。不眠が治り、リラックスしているのが自分でわかる。体の力が抜けてぐっすり眠れ緊張がなくなっている感じがする。自分に正直とはこういうことかと思う。とはいうものの、今まで隠しているつもりも嘘ついているつもりもなかった。出してみて初めてそうだったのかと思えた。
エネルギーを出すには勇気がいったけれど、出せてよかった。あの破壊のエネルギーは赤ちゃんの頃からずっと今まであったということが体感できた。
せっかく出せたのに後戻りしないように、できるだけ毎日瞑想して思い出している。瞑想中に匂いがした。ご飯が炊きあがる匂い。それまでは炊き上がりは電子音でわかっていただけ。そういえば小さい頃から匂いに対して自分の感覚は閉じていた。それが蘇ったかもしれない。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブレスワーク(弊社ではベビーブレス)の最中に、しらけてしまうのだけれど|セラピーの基本(536)

ブレスワーク(弊社の開発したものはベビーブレスと呼んでいる)の最中に、しらけてしまうのだけれどどうすればいいか、ということが時々あります。それほど心配することはありません。
しらけるのは、あなたの一部が、あなた自身にブレスワークをさせないよう引き止めるために、起きることのようです。背後に恐怖や不安や怒りなど出してはならない感情があると思われます。引き止めていたものが何であったのかは、感情が出た後に自分ではっきり認識することが多いようです。
別のあなたはベビーブレスをして自分を変えたい、成長したいわけですから、二つのあなたが対立し迷っているともいえます。この対立は別の場面でもよくあらわれるのかもしれません。言わば、しらけはあなたがいつも抱えている葛藤そのものだと思われます。何とかかいくぐって、感情に入っていってください。しらけが強いときには、ほんのちょっとでも入ることができれば、効果があります。一度入れば二度目からはそれほど苦労しないのが普通です。統合へ向かい迷いが少なくなります。
しらけを自力でかいくぐるときに実力がつきます。自分の方法を何とか見つけることをお勧めします。とはいうものの<どうすればいいか>ということです。人によってはしらけがやってくる方向が、ボンヤリとですが、あることがあります。例えば右から来るとか、斜め上から来るとか。であれば、それとは別の、反対の方向へ見て続けてください。ブレスワークは、真っ暗の中で、あるいは、目を閉じて行うことが普通ですので、方向を「見る」といっても戸惑うかもしれませんが、それでもボンヤリ方向と言うのがわかることがありますので、そのときには、試してみてください。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

母に必要とされるため我慢していい子にしてきた|本当の人生を送りたい|セラピーの現場から(535)

気が付いた。今まで、我慢して頑張って良い子をやって来た。本音を言葉にできない。母に必要とされたいから。いらない子にならないために。死なないために、生きるために。
でもそれは、本当を生きていないことを実は知っていた。今、本当の人間の人生を送りたい。本音で表現して、繋(つな)がりたい。本当の自分に繋がりたい。ほかの人や社会に本当に繋がりたい。

お試しの「無料カウンセリング」もあります。

ただ甘えたいだけ|どうしようもない母親からの脱出口|セラピーの現場から(534)


これまで私が苦しんできたのは、母からもらうことばかりだったから。今回、「ただ甘えたいだけなのに」という境地に居れた。その違いは大きい。<もらう>とか<甘える>とかの言葉の問題ではない。
母親からもらうことばっかりでいっぱいになっていた。幼い頃から愛情をもらえない渇きはほとんど命の問題だった。しかも、当の母親は、どうしょうもない、愛情をくれない母親であったため、大きな混乱が生じていた。今は、母親自身も寂しい人で、愛情を人にあげられるような余裕は無いことがわかってきた。それが分かっているにもかかわらず自分には甘えたい気持ちがある。とても激しい気持ちだ。その甘えたい気持ちは、母親とは関係なく、{独立して}{自分の}気持ちとして存在する。そういう自分がいとおしい。これが寂しさに居ることなんだ。寂しいというところに居られると、母親が関係なくなる。自分が1人で立っている。そうして、さらに、寂しいことが正面から味わえる。逃げずに居られる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

 

人生への強い悔いと敵意|ケアマネが担当を辞退する老人介護の現場|セラピーの休憩時間(533)

 

老人介護の現場を扱うケアマネさんたちの業界の、ある話を聞いたことがあります。一部に介護が困難になる人たちがいます。介護のシステムがうまくはたらかなくなるのです。その背景に、人間関係の崩壊があるというのです。その人たちは、家族や親戚の支援を受けられず、また、受ける気もありません。経済が破たんするだけではなく情が破たんするのです。人間関係の崩壊の裏には、結局、その人自身の人生の崩壊があるというのです。人を信用できず支援を拒否したりします。かといって自分自身の世話は既に肉体的にできなくなっており、その苦痛を周りへの敵意に変換してしまうようです。ケアマネが担当を辞退する状況になってしまいます。にっちもさっちもいかないのです。けっして社会の底辺にいた人たちの話ではありません。かっては高学歴、高収入、高い地位。人生の終末で彼らに何が起きているのか、私たちは見ないふりをするわけにはいきません。心の中に押し込められているのは人生への強い悔い、絶望、敵意。まれには、そのような人たちも、世間話のように成育歴を聞いていくことで、ほだされ徐々に介護を受け入れると聞きました。はじめて聞いてもらえる幼い頃のつらさ、悲しさ・・・。やや認知症があらわれ人間性がむき出しになるとき、私たちの人生は覆い隠せなくなるようです。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

小さいころから良い子でいようと頑張っていた|「人が怖」くて人前で緊張|セラピーの現場から(532)

小さいころから良い子でいようと頑張っていた。お母さんも自分の事で大変そうだなと分かっていた。でも、良い子でいようと思って過ごしていたら、精神的に参ってきて、「人が怖い」とか思うようになった。人前で緊張してうまくやっていけない。
高校2年のころ、母に、精神科に行って薬を飲みたいと話した。母は、精神科にいくのは「キチガイになったという事なんだよ」と応えた。「キチガイにしたのは誰だよ」と思った。凄い言い合いになって、平手打ちをされて、返して、怒りに怒った。「この人に何を言ってもダメだ」と思って、ドアをバンと閉じこもったが、これは何もならないから、出て、どうにか母を説得して病院に一緒に行った。医者とは私一人で会った。母は会わなかった。母は、医者との話の内容は聞かない。薬は自分で調べて、副作用が出ると分かり、実際にちょっと出たが、飲み続けた。薬で症状は安定はしていった。それまで学校の授業だけでなく、電車に乗るのも、人とご飯食べるのも、怖くなっていたが、だんだん大丈夫になったので、飲み続けた。ずっと飲み続けているのが5年くらいあった。
そのうち、おかしいぞと思うようになった。保育の仕事をはじめていたが、そこは心を育てる保育園で、園児の「自己肯定感」が大切だとかキーワードが出てきた。それがきっかけで、園児のことではなく、むしろ自分の事を考えるようになった。薬でなく、心と向き合って行こうと思った。
セラピーを始めた。少し進み、グループカウンセリング勉強会で人の前で話せたことが自信になった。職場では大勢の前で話す場面があると緊張するので、そんな時は事前に薬を飲んでいた。最近、同じような場面があったものの、薬を飲まずに済んだ。実は、飲むのを忘れていた。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

 

 

辛すぎた記憶ご飯を食べたら忘れた|赤ちゃんの時に首を絞められた|セラピーの現場から(531)


手掛かりになる重要なことを思い出した。赤ちゃんの時に母に首を絞められた記憶。それだけではない。そのほかにも似たことを思い出した。それらのことを忘れるために、日常の、私の記憶の機能そのものが損なわれているらしい。この状況はいやだ。逃げずにいつも思い出していたい。思い出したけれども、時間が経つと忘れる。(辛すぎて)すぐに忘れてしまう。思い出した後、ご飯作っている時はまだ(思い出した内容が頭の中に)あったが、ご飯を食べたら忘れた。今、自分の話をしようとして再び思い出した。
忘れるのは怖いところにいられないため。内容自体は思い出せても怖さの感覚が少ない。それが分かる。怖さと何とか向き合いたい。
1人では苦戦する。誰かに助けて欲しい。見限ったはずの母に助けを求めてしまった。困り果てて「どうして良いかわからない」と母に頼ってしまった。頼りにならないけど助けて欲しい。助ける力がなくても、助けてくれなくても、助けて欲しいと言いたい。助けてくれないのは分かっている。母は分かってくれないけど、分かって欲しかった。
必要なのは自分で自分のことを分かっていくことだけ。頭では分かっている。それでも助けを求めてしまう。

*****************************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

自分をダメにした母親への怒り|理想の母親との一体感が欲しい|セラピーの現場から(530)

自分をダメにした母親への怒りが強い。母親は、どうにもならないと頭では分かっている。それでも母親を何とかしたいと思う。怒りが掻き立てられる。ほとんど絶望的だ。子供のころ母親から本当の愛情をもらえなかった。寂しい。その寂しさには、耐えられない。いつも怒ってきた。怒りは出しやすい。怒ることには慣れている。でも、それだけでは物足りない。それだけでは自分の成長は望めないのではと感じている。このままでは、いつまでも子供のままいる感じがする。嫌だ。でも、そこのところで停滞している。つい先ごろのセッションで、自分の心の深いところにある本音に気が付いた。母親と一体になりたい。母親との一体感が本当に欲しいもの。それが本音。でも、どうしようもない現実の母親との一体はまっぴらごめん。多分、幼いころ味わった理想の母親との一体感。それが欲しい。
そこまでは分かっているのだが、それらの気づきがなかなかつながらず、堂々巡りの傾向がある。そこで、分かっている範囲でまとめてみる。
① 母親への怒りは出しやすい。
② 寂しいところにいなければならないと思う。
③ 理想の母親との一体感が本当に欲しいもの。
これらをつなげるために、①②③を使って、まとめてみた。
「自分の母親への怒りは、どうにもならないと頭では分かっている母親を、それでも何とかしたいと言う絶望的な怒りだ。母親から本当の愛情をもらえなかった寂しさにはいられないので、怒ることで自分を支えてきた。でも、それだけでは自分の成長は望めない。自分の心の深いところの本音は、母親との一体感が本当に欲しいというものだ。どうしようもない現実の母親ではなく、理想の母親との一体感だ。一人になり寂しさに耐えることができれば、人生の早期に得られていたように、その一体感が得られる感じがする。」

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

仲間と話しながら原因を探る|セラピーの現場から(529)

img_2050

傷つきながら生きてきた人は、大方、自分を抑え込む感じがあります。ベビーブレスで徐々に解放されて行くようです。押え込み、抵抗、癖・・・というようなもの(言い方はいろいろ)がなくなっていきます。そして、ベビーブレス仲間と自分の癖をオープンに話せるようになります。その癖が付くまでに、幼い自分がどれだけ傷ついてきたことかと。お互いに、各自の癖や傷を意識させられるから余計に自覚でき認識しやすい自分が出てきます。自覚や認識の機会が少ないまま毎日を過ごしてしまうことを避けられます。そして、何でこうするんだろうと、原因となっている子供時代へと繋げていける機会が多くなるようです。

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

自分がかわるときの予感|セラピー現場への報告(528)

 

セラピーを重ね、自分が徐々に変わっていくとともに、ある日、突然大きく変わることがある。そのある日の直前、自分が変わる予感のようなものがする。何か不思議なウキウキするような感じ。そわそわするような、怖いような、楽しみのような感じ。心の中に大切にしまいこまれていた愛(いと)しい何かから、待ちに待ったメールが来るような、そんな感じ。

自社施設紹介

 

望まれるままに自分の死を望む|セラピーの現場から(527)

img_2022

若い母親が、いろいろな理由で、子供に愛情が注げない。心の奥では、子供がいなくなればいい、死んでしまえばいいと思ってしまうこともある。子供の食べ物やおしめの世話は、何とか頑張って、する。しかし本心から生きてほしいなどとは思えない。思っていない。(彼女がそうなるには理由があるのだけれども・・。)

幼い子供は、自我が十分にできておらず、その母と一体。心が一体。母の思いを自分の思いとする。望まれるままに、いつしか自分の死を望む。自分自身の望みとして、望む。本心で望む。そうして、それでも肉体は生きていく。体は生きようとする。心は死を、身体は生を。葛藤(かっとう)が起きる。子供は大きくなるに従い、この葛藤を押し隠す。隠しても、しかし無くなることはない。肝心なところで顔を出す。そのようにして人生の苦しみの基盤がつくられる。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

 

自社施設紹介

 

どうして私がそんな心の傷を負わなければならないのか嫌だ!という「なぜだ!」|セラピーの現場から(526)

 

私たちは、心が辛すぎて「なぜだ!」と叫びたいことがあります。ベビーブレスでは、自分の心の傷に直面するときに、実際に経験することがあります。幼い頃から作られた切ないほどの傷に、心からの叫びが上がるのです。うまくいかない人生のカラクリも浮かび上がります。ところが、この「なぜだ」には二通りの種類があるように思われます。一つは傷の理由を知りたいという「なぜだ」です。もう一つは、私に何一つ落ち度はないのに、どうして私がそんな傷を負うひどい目に会わなければならないのか、帳消しにしてほしい、迷惑だ、嫌だ!という「なぜだ」です。

自分の心の中のことだけではありません。例えば、殺人犯に子供を殺された親御さんが「なぜだ」と死刑囚となった殺人犯に面会に行くことがあります。裁判で明らかになった内容には満足できないのです。何かが足りない。何かを理解したい。顔を見て心を覗きたい。そういう気持ちです。
もう一つ。殺人犯に子供を殺された親御さんが「なぜだ」と、死刑囚となった殺人犯を、一度の死刑では足りず、何度でも殺し続けてほしいと願う気持ちです。私の子供に私に何一つ落ち度はない。犯人を粉々にしてほしいと思う。恨んでも恨んでも恨み足りない。怒っても怒っても怒りたりない。そういう意味の「なぜだ」です。
子供を殺される体験は稀でしょうが、幼い自分自身の魂を殺された体験は、稀ではありません。それに気が付いたとき私たちの「なぜだ」はどっちになるのでしょうか。大きな岐路のように思えます。

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

 

 

 

涙が溢れて止まらない40年前の中学校を昨日卒業した|セラピーの休憩時間(525)

凄いことが起った!!昨日の息子が中学の卒業式だった。父親である私も出席した。でも、それは、まるで自分自身の卒業式だった!涙が溢れて止まらなかった。やっと自分が、この〇〇中学校を卒業できた。
40年近く前に、私がこの〇〇中学校を卒業したときのことを、その卒業式を、私はまるで覚えていなかった。当時、私は、シングルマザーで病弱な母に育てられ、進学する経済的な余裕はなく、母の不安定な心の状況をそのままもらって、心の余裕も全然なかった。ほとんど一人で社会へ出ていく心細さに、耐えられない気持ちだった。不安で怖くて、友達も先生も卒業式会場も何もかも全く覚えていなかった。ただただ真っ暗な空間に包み込まれて、おびえているひ弱な自分がいるだけだった。
その後、セラピーを重ね、自分の中に隠れていた怒り、恐怖、不安、母親への隠された心情を扱った。そして最近、徐々に、自分の本当の姿を味わうことができるようになってきた。感情が甦り(よみがえり)、家族への愛情が自然に湧くようになっていた。
そして昨日の卒業式の会場!!広々とした思い出の詰まっ体育館、一緒に過ごした友達の顔、優しい先生達、懐かしい学校の匂いなど、当時の感覚でよみがえってきた。不思議!当時の私がそこに居た。昨日、友達と楽しそうに絡む息子は、実は私だった。40年近く前にはできなかったが、本当の私は、まさに、そのようでした。それが本当の自分の姿でした。
今もまだ、思い出すと涙が溢れて止まらない。自分のこと(セラピーを通しての自分の探求)やっててよかった。本当にありがとう。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

 

つい人に慰めを求めそしてつい恨む|セラピーの現場から(524)

 

どうしても辛く苦しいときがあります。苦しさに追いつめられて、私たちは、その苦しさから逃れる助けとして、人に頼ることがあります。まるで、昔失った親を求めるように。しかし、そのことも、あまり長く続くと、本当の気づきや癒しから遠ざかることが多いようです。人からもらえる愛情が目的になってしまいます。一時的な慰めを追い求めるだけになってしまいます。慰めが一時的だと気づくと、今度はひるがえって、その人を怨み攻撃するようにもなります。本当に自分のことを観なければ、本当の癒しにはなりません。経験の事実としてそのようなのです。人に頼っているとご自身で思う人は、頼ることに飽きたら、その苦しみの奥に隠れている本当の問題を観ることをお勧めしたいと思います。ほんとうに納得するために。本当に始めるために。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

毒親の世代間連鎖|いつの時代から女性は子供を愛せなくなったのか|セラピーの休憩時間(522)

毒親に毒されて育てられた子供も、また長じて毒親になり、やがて自分自身の子供を毒するようになる、という世代間連鎖は、何を意味するのでしょうか。世代を下れば、親、子、孫、ひ孫・・・。どこまでも続くように思われます。自分は親から十分に愛情をもらえなかったので「自分の子供にだけはけっして同じ思いをさせない。」人生の中ではこう決心する瞬間もあるでしょう。でも気が付くと結局は親と同じことを子供にやってしまっている、というのが正直なとこのようです。セラピーの役割は、この強靭な世代間連鎖を断つことであるとも言えると思います。
世代をさかのぼれば、母親、祖母、宗祖母、・・・。どこまでさかのぼると「犯人」がいるのでしょうか。結局、いつの時代から女性は子供を愛せなくなったのでしょうか。女性が自分の妊娠や子育てを、自分のものにできなくなったのは、いつでしょうか。
大昔、人類は母系社会だったという説があります。母系社会では、女性が経済を握り、自分の妊娠は自分で選び、産まれた子供は、おばあちゃん(ボス)を中心とする大家族が手伝って子育てをするという社会だったという・・。女性にとっては少なくとも心理的には生きやすい社会であり、子供にも愛情が注がれやすかったでしょう。そうであるとすれば、母系社会から父系社会へ転換する時代に、少しずつ、女性にとって不本意な妊娠や子育てが増え、愛情をもらえない子供が増え、毒親の世代間連鎖が始まったのかもしれません。

*****************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

幼い頃に抱き閉じ込めた怒り(521)

自分の中に怒りがある。最近のことではない。普通に覚えているような頃の記憶でもない。かなり古い記憶。古い怒り。それしか「手がかりがない。」そうして、ベビーブレスをすると徐々に表れてくる。何か幼い頃の「象徴のようなものが出た」などと、断片的な記憶が、また一つ、また一つと増える。これらの記憶はやがて互いにつながり、はっきりした全体的なものになっていく。同時に怒りもはっきりした大きなものになっていく。怒りを「また強く出せた」とやや満足する。はっきりした怒りが、更に、隠されていた記憶を押し出す。そのようにして、隠されていた怒りと記憶が表れる。それに伴って、自分が怒りを抑えていることが認識できる。「我慢してたんだ」「出せなかったんだ」と。なぜ抑えているのかも、「知りたい」気持ちになり、おのずと分かってくる。「そういうことだったのか」となる。

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

毒親はいかにして毒親になったのか3つの原因?|毒親のこころ|セラピーの現場から(520)

毒親の親もまた毒親であったというのは、セラピーの現場ではほとんど、あたり前のことのように思えます。つまり、毒親に毒されて育てられた子供も、また長じて毒親になり自分自身の子供を毒するようになる、ということのようです。世代間連鎖とはそういうもの、と、ラベルを張っても、それだけでは何か腹の足しにはならないような気がします。毒親によって子供はどのようにして自分自身も毒親になっていくのでしょうか。納得できる原因は、仕組みは、どうなっているのでしょうか。いろいろのケースを思い浮かべて、推察します。
○愛情が分からない
親が毒親であるために、愛情をもらっていない人は、愛情の温かさなどの良さがわかりません。そのため、その良さを子供に伝えられない感じがします。愛情を伝える積極性が欠如するようです。興味がないように見えます。愛情そのものを持っていないのでは、などと不覚にも思ってしまいそうにもなります。子供に無関心な毒親になっていきます。意識しないネグレクトなども生じます。
〇復讐
親が毒親であるために、愛情をもらっていない人は、子供のとき、愛情をもらえなかったことから、親に対して攻撃性や殺意を抱きます。しかし、幼い子供にとって親は宇宙のようなもので反抗はできないので、我慢し、自分の中に内在させます。意識はできません。やがて、大人になり、自分の子供をもうけると、愛情を求めて自分に擦り寄ってくる弱い子供へ、その攻撃性や殺意が噴出するようです。「私は我慢してきたのに、どうしてあなたは我慢できないの!私がどうして与えなければならないの!」というわけです。愛情の反対物である攻撃性や殺意を伝えてしまう。復讐のようにも見えます。子供へ敵意がある毒親になっていきます。積極的な虐待も生じます。
〇依存
親が毒親であるために、愛情をもらっていない人は、未だに不足し続ける自分への愛情をなんとか補うために、自分の子供から愛情を吸い取ろうとするように思われます。親からもらえなかったものを、ついつい子供に求めてしまいます。依存です。一見するとやさしく見えます。でも、やはり本当の愛情ではないと言えます。なお、この状況では子供も本当は愛情不足であり、愛情をもらうために自分も、一見やさしい親に近づきます。しかし、近づいても本当には満たされないので、成長することができず、親から離れていけません。相互依存となります。子供を成長させない、巣立ちをさせない毒親になっていきます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

アニメ妖怪「顔なし」は自分であり母であり|解き放たれる寂しいという感情と満足|セラピーの現場から(519)

経営する店の従業員の人間関係が、なかなか、うまくいかない。経営者である自分自身の問題があって、本当の感情を抑えてしまい、これもうまくいかない感じがしていた。
ところが、自分のセラピーが知らないうちに心の奥で進んでいたのか、ある日、それは起きた。うまくいかない問題の中心の従業員に、ガンガンやった(怒った)。始めてというくらい自分の中にあった怒りを全部出した感じ。凄くすっきりした。帰宅したとき奥さんに「何か良いことあったの」と言われたくらい。次の日、人の話を聞いていても、全部出した後なので晴れやかに聞けた。
後日のベビーブレス
感情が出て泣けた。自分でも驚くくらい自由かもしれないと思う。
続いて、自分の正体を暴露するようなイメージが出てきた。
アニメ映画の「千(せん)と千尋(ちひろ)」の中で登場する妖怪の「顔なし」のイメージが出てきた。まるで自分だった。従業員を激しく怒ってしまったこと、自分が自由になる感じがすること、今まではできなかったということ、怒っていながら罪悪感のような恐怖があること。これら今起こっていることで寂しくて怖くて、顔なし(私)が千(お母さん)に求めるけど、(求めは満たされず)寂しくて(寂しさを紛らすために食物を)食べている。そして、苦(にが)団子を食べて、(諭(さと)されるように)シュッとして寂しくている。苦団子はベビーブレスで吐き出すこと。シュッとして寂しく(隠していた正体の)顔なしになっている。
寂しい自分が本当の自分だろうな。「お母ちゃん、お母ちゃん」とお母ちゃんを求めていた。ずっと泣いていた。恋しくて愛おしくてずっと泣いていた。凄くお母ちゃんを求めた。キチガイ(注:母は心を病み入院した)じゃない(本当の)お母ちゃんも(心を病むほどに)寂しかった。兄ちゃんも寂しい。みんな寂しい。ここに来て(自分の正体がわかるようになって来て)、求めていても(本当には)満たされない。でも求めているので満足。それでも(お母ちゃんは)いない。(昔は目の前のお母ちゃんを)求めることもしなかった。(今は求めるということを)声に出して吐き出してそれで満足っていう感じ。でも寂しい。お母ちゃんの寂しさをリアルに感じる。声を出せば出すほど寂しい。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

 

自社施設紹介

また、やってしまった(>_<)|子供との時間が宝物とわっと泣けたはずなのに|セラピーの現場から(518)

セラピーを続け、今まで気が付かずにいたことに、気が付きました。「子供との時間が宝物だった」ということ。それを思った時、家でもじーんときました。そのことをグループカウンセリングで話そうとしたら、話しながら、わっと泣けてしまいました。
グループカウンセリングのように、人がいて、その場所が安心出来る所だと、感情がどっと出るのだなと改めて思いました。そういえば、(私の)子供にとっては、安心できるはずの人と場所が母親(私)なのです。私は、子供にとって安心して話せる母親だったかな? また、自分の母親は私が安心して話せる人だったかな?と考えさせられます。<注:彼女は産後鬱(うつ)っぽくなったことをきっかけにセラピーを受け始めた>
それにもかかわらず、宝物であるはずの子供に対して、後から思うと、「また、やってしまった(>_<)」と思うことがちょくちょくあります。でも、セラピーを受ける前に比べると、家の中で子供との関わり方を工夫できること、伝えられること、がまだまだ沢山あるんだなと、改めて思うようになっています。これからの工夫の毎日…なんだか楽しみです。

*******************

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

 

 

 

自分にある健忘に気が付かない|背景に幼い時の辛いことか|セラピーの現場から(517)

人は色々のことを忘れます。便利でもあります。でも、重要なことを、思い出そうとしても思い出せないと生活や職場でに困ることになります。度々だととても困ります。何か原因があるかもしれません。その場合には、幼い時に対応できないほど辛いこと(例:虐待)があり、忘れるという作用を強めることで対処する癖を、身に付けてきたのかもしれません。大人になっても、その癖は続き、何かまずいことがあると、すぐに忘れてしまう。忘れたことに気がつかない。職場でも迷惑をかける。「誰がそんなヘマをしたんだろう、俺じゃない」なんてことになることもあります。

さらに、忘れるだけでは間に合わないこともあります。辛い出来事が大きすぎると、忘れたくても忘れられず、単に忘れるという作用は役に立たないことになります。すると、一人の人間でありながら、その出来事に別の人格を割り当てて、本来の人格との間では連絡が取れないようにすることで対応しようとします。なかなか自分で認識できることはできません。そうすることで、辛くても忘れられない出来事は、その別の人格Bが担当してくれるので、本来の人格Aが、思い出す必要はなくなります。人格Aの状態の人に、人格B担当の出来事をたずねても、雲をつかむような戸惑った表情を浮かべるだけ。鉄壁の忘却ともいえます。この忘却の方法がさらに強化されると、複数の辛い出来事ごとに、それぞれ人格を割り当て、人格ABCD・・・が一人の人間の中に存在する、ということにもなります。

グループカウンセリングなどに参加していると、日常では分からないことも分かることになりますが、前者(健忘)は珍しいことではなく、割に多く見られる作用のように思われます。後者(人格が複数)は、はっきり現れる例は少ないようですが、その人の心の深いところに入っていくと、これもまた、それほど珍しくないのではなかろうかと感じられます。前者のことを解離性健忘といい、後者のことを解離性同一性障害(多重人格)というようです。

忘れていることに気付くようにすること、原因となっている幼い頃のことを思い出してみること、これらの試みは普段の生活でもできます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

毒親は「毒親」とは気がつかない?|私は全部押し殺してきた|セラピーの現場から(516)

毒親をテーマにした本が増えています。「毒親」とは厳しい非難の響きのある言葉です。センセーショナルな言葉です。しかし、親から毒された子供の側からすれば、そんな言葉でも足りないほどの気持ちがあるでしょう。一生を台無しにされた場合もあるでしょう。
しかし、当の親からすると、心外であり、言いがかりであり、まったく心当たりがないことがほとんどです。自分の子供が苦しんでいても、まるで他人事です。子供がおかしくなっているのは、子供の問題であって、親(自分)の問題ではありません。
それでも、やがて、子供の状況が危機的になり、あるいは、親(自分)への攻撃が激しくなり、どうにもこうにもいかなくなって、カウンセリングにやってきます。当初はカウンセリングやセラピーもなかなか難航します。
突破口なるのは例えば次のことです。子供が親(自分)へ抱える不満や怒りと同じものを、どうやら自分も自分の親に対して持っている、ということです。「恵まれたお前がそんな不満を言うのか。苦労を重ねてきた私の不満は、とてもそんな程度のものじゃないぞ」「お前は親の悪口を自由に言えるが、私は言おうと思ってもまったく言えなかった」「お前は怒りや悲しさを出せるが、私は全部押し殺してきた」などなど。
そうして親は、自分自身の親に関するセラピーを開始します。心の傷の世代間連鎖を、言葉や理屈ではなく、体感します。
気がつくことは素晴らしいことです。気がつかないことは罪なことです。同じように子供を傷つけてきてしまった人でも、それに気づいている人は清々(すがすが)しい。気がつくためには、自分自身の中にある傷にこそ気がつかなければなりません。その自分の傷がどんなに大きいのか思い知った後で、初めて自分が子供に何をしたのかを理解します。自分が毒親であると気がついた親はもう毒親ではありません。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

自社施設紹介

「毒親」に気がつくのは軽傷の子供|セラピーの現場から(513)

自分の親が「毒親」だと気がつくのは、軽傷の子供の場合のようです。子供にとって毒親と気がつくのには大きな勇気がいるからです。子供にとって親はどんな親でも命の基盤です。自分を産み育ててくれた大きな宇宙です。それを否定することは、簡単には、できません。やっつけることは簡単にはできません。非難することは容易ではありません。なぜなら、それは「失う」ことになるからです。命の基盤を失い、宇宙を失い、心(幼いこころ)は生きてはいけません。大きな不安や恐怖に直面します。
だから気が付かないまま抑え込まなければなりません。しかし、抑え込んでも傷自体がが治るわけではないようです。かえって傷は膿み塞(ふさ)がれ重くなります。外出できず、動けず、表現できません。抑え込んで重篤になります。それでも「失う」不安や恐怖よりは増しなのです。
不安や恐怖への直面は、一人ではできなくても、カウンセラーや仲間と一緒にいることで可能になります。不安や恐怖は弱められます。直面することで徐々に傷は開放され癒されていきます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

 

私は2度捨てられた|母親は宗教に入信|心理セラピーの現場から(512)

母親は宗教に入信した。そのことで私は2度捨てられた。小さい時に私は母親から愛情を貰えずに捨てられた。大きな傷になった。大人になりその傷を修復する作業し始めた。始めは、その傷がどこから来るのか、はっきりしなかった。作業を続けるうちに、そこには母親がいた。原因としての母親がいた。原因が分かり、私は、母親にそのことを問い詰めたかった。しかし、母親は入信した宗教を守りとして、私の言い分には耳をかさない。そうやって、母親は私をもう一度捨てた。
母親には母親の傷があり、傷の原因があると、頭ではわかっている。でも、どうしても許す気にはなれない。遠くない時期に、私が母を看取る時期がやってくるだろう。許せないが、ことの全体をわかっている事はせめてもの救い。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

自社施設紹介

 

 

なぜ女性は禅寺の坊さんにはいないのか?|でも濃い関係性から温かい大きな理解へ|セラピーの現場から(510)

心理セッションやグループカウンセリングに立ち会わせていただいて、感じることがあります。男女の違いのことです。男性や女性がそれぞれ示す、人との関係性。
女性は、親や子供など人との関係性の中に、自分の問題の解決を見出そうとする傾向が強い。男性はその傾向は弱い。そう感じます。
人は、自分の問題が、人生早期の母子関係にあることが分かってくると、さらに、その理解を深めようとします。深めることができれば問題がひとりでに解消するようです。ところが、深めようとする際に、人との関係性の中にこそ問題解決があるとする気持ちがあまりにも強いと、どうにもならない母親をどうにかしようとして、大苦戦する傾向があります。ほとんど自滅の方へ向かおうとするのです。それほどの強い傾向は必ず女性が示します。男性はそれほど強くありません。
関係性があまりに強いと、一人になれません。そういえば、禅寺の坊さんは皆男性です。禅の修行は、個的な作業で、ほとんど一人ぼっち。しかも尼寺の数はとても少ないです。
なぜでしょうか?この男女の違いを見るにつけ、その原因を想像することがあります。以下、その想像です。

人類はたかだか数千年以前は母系社会でした。何万年も、ひょっとしてもっと何百万年もの間、女性は家を支配し、常に家族の中心にいました。人類へ進化する以前は、ハーレムなどのグループの中にいました。常にメスの周りには仲間がいました。
他方、男性は違います。父系社会は高々この数千年で、それ以前は母系社会の中で、冷や飯食いでした。家族の中心にはなれませんでした。人類へ進化する以前は、ハーレムなどのグループの中に居られたのはごく一部のオスであり、他のほとんどのオスは、離れオスとなって、グループの外で単独で暮らしました。オスの周りには仲間がいないのが常でした。一匹で死んでいくことがほとんどでした。
子づくりにおける男女の違いも、関係性の違いに、大きな影響があると想像されます。女性は、長い妊娠期間をすごし、お腹の中の胎児を感じながら暮らします。自分の血と肉で胎児を大きくする実感を持ちます。子が産まれた後も、自分の体の一部(乳という形で)を与えて、大きくします。何年もの間、自分の体に、子の温かさを感じ、子のあまい匂いを嗅ぎ、子のやわらかな動きを感じて過ごします。子の動きに応え、子の泣き声に応え、子の雰囲気に応えます。自分のこと以上の世話をして過ごします。時として子への完全な支配をつくります。ほとんど母子一体の長い期間を過ごします。子(人)との関係性は非常に濃いといえます。
男性は違います。極端に言えば、受胎期の一瞬だけしか関係しないこともあります。
ところが、そんな濃い関係性を持つ女性が、苦戦を乗り越えて、理解を深めると、男性には無いような、温かい大きな理解にたどり着くようです。周りの人を全て包み込むような温かさ、大きさがあります。女性が持つ関係性がゆえであろうと思われます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

頑張っても報われない職場への怒りが手がかり|実は心の中では母に認めてもらおうと頑張る|セラピーの現場から(509)

○職場へのいかり
自分が勤めている職場に不満があった。「何てブラックな職場なんだろう」と思っていた。実際忙しい。私の同僚は、その同じ不満から、爆発してしまい、上司からは不評を買ったらしい。私はその場にはいなかったが、溜飲を下げ、「別にいいんじゃない」と思いながらも、私の姿だと思った。
しかし、落ち着いて考えると私は、職場で、やりすぎるほど一生懸命に頑張ってしまう面もある。そして後で爆発しそうになる。良い子をやって報われないと不満を溜め込むのは、昔からの自分自身の癖でもある。良い子をやめないと潰れてしまう危機感を感じていた。
○実は母への怒り
その不満の奥には、もともと持っている自分自身の強い怒りがあった。実は、母への怒り。その怒りの中に、(母から)捨てられた寂しさもあったことに気づけた。母に認めてもらいたいから頑張る。でも認めてもらえない。怒りがイライラと燃え上がる。
気づく前は、訳がわからず、(職場などで)怒りに溢れていた。 次から次へと仕事の時間に追われ、立ち止まらないままに、訳がわからず、(怒りの)傷口が導火線になり、 爆発してしまう危険な状態だった。
少し冷静になると、周りの人をみる余裕が出来た。被害者になっている!だから爆発せざるを得ない!そんな状態だった。

○母にどうしてほしかったのか:娘にはできた。
娘は、小5の秋から不登校になり、あの時はこの世の終わりのように悲しくて仕方がなかった。その時に、今のカウンセラーにアドバイスをもらて、<不登校>と言うのは、お腹にいて10ヵ月間の満足を未だ得られない胎児のように、外に出れない状態だと聞いた。その胎児のような状態を積極的に満足させるために、いろいろ努力した。いっしょに寝たり、いっしょにお風呂に入り、洗ってあげたり、あちこちの公園に出かけたり、夜中に泣き叫ぶ彼女を受け止めたりした。
おかげで、その後に娘は、活発な自分を取り戻した。娘は、ここ最近、短期 留学の後、自分の住いの引越しを終え、私の家に立ち寄って、それから、友達と台湾旅行に行く。親(私)のスネを思いっきりかじっている。「ずるい、私がこんなに大変な思いをしているのに」と思いっきり嫉妬してしまいそう。僻んでる?嫉妬してる?と自問している。今までの私なら嫉妬するはずだと思えば思うほど、不思議とそういう感情がなく、素直に喜んでいる私がいる。さんざん、不登校だった娘の被害者になっていた私が、喜ぶなんて、不思議なくらい。
○自分にはしてもらえていない。
あの時に娘へいろいろ努力できた私は、自分では好きだ。辛かったけれど、一生懸命だった。あの時の自分をすぐそばにおいておこうと思っている。何に怒っているのか。娘にはできた。自分にはしてもらえていない。そのことだと思う。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

 

 

 

気持ちが通じない家族 |孤立して苦しむ|心理セラピーの現場から(508)

自分の気持ちが家族に通じないということがあります。そのため家族の中で孤立して苦しんできた人たちがいます。そういう人は、グループカウンセリングが役に立つと思われます。仲間が、同じような傷を持ち理解力を養ってきた人たちが、自分を理解してくれます。包み込んでもらえ分かってもらえます。普段の生活では手に入らないような雰囲気の中にいられます。そのこと自体が助けになるようです。癒しになり感情がほぐれます。そうして余裕ができ、はじめて、自分の傷を客観的に見られるようです。セラピーが本格的になります。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。

自社施設紹介

 

 

せっかくの大きな気づきからつい逃げてしまうのはなぜ?|心理セラピーの現場から(507)

心理カウンセリング等の心理セッションを続け、大切な気づきに次々と出会うと、実生活もいろいろな改善が起き、順調に進みます。それに伴い心理セッションへの意欲も出て、もっと進みたいと思います。そして、徐々に大きな気づきがあります。往々にして、心理的に生存にかかわるようなことです。いよいよです。
大きな気づきがあったときに、そこから逃げないことが大事です。長い間その気づきと一緒に居られれば、徐々に、自然に癒しが起き、大きな成長が起き、物事は進んでいきます。ところが、よくあることなのですが、いつの間にか、逃げてしまう。忘れたり、乖離(かいり)が働いたりします。大きな気づきは辛さを伴うためです。その辛さと一緒にいられないのです。
そして、前の大きな気づきはまるで無かったようにして、次の新しい気づきを求めるようです。ところが、また別の大きな気づきがあると、また逃げてしまう。そのようにして繰り返しが起きる。繰り返しているだけでなかなか前進しない。そんなことがよくあります。気づきはまるで漢方薬。苦い(辛い)けれど、徐々に効く。なんとか吐き出さないで。なんとか逃げないで。

*******************

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

 

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

 

阿闍世コンプレックスの妥当性をなぜ仏典に求めるの?|心理セラピーの現場から(506)

心理トラブルの深い部分を探ると、母親から出生を本当には歓迎されないのに産まれてきてしまった、という事情が隠れていることが多々あります。そのようにして生まれてきた人が抱える葛藤は、阿闍世コンプレックスと呼ばれます。この名称(名前)の由来となった阿闍世王の物語が、仏典にあります。しかし、阿闍世王の物語を載せる仏典は複数あり、物語の内容も少しずつ違うようです。そして必ずしも、阿闍世王の物語の中に、阿闍世コンプレックスと呼ばれるコンプレックスが正確に描かれていないのではと、妥当性が議論されます(例えば「阿闍世コンプレックス」小此木啓吾 創元社)。まるで、正確に描かれていないと、阿闍世コンプレックスという概念そのものが妥当でなくなるような勢いで、議論されます。
そのような議論は、心理セラピーの現場からいうと、無意味な感じがします。阿闍世コンプレックスは、あるコンプレックスの名称にしかすぎません。名前自体は何でもいいはずです。ABCコンプレックスでも、胎児コンプレックスでも、構わないはずです。母親から出生を歓迎されないのに産まれてきてしまったことが原因となって、深刻な葛藤が、実際に多くの人に共通して存在するのは事実です。多くの共通した事実があるので、この共通性に対して、一つ名称を付けましょうというのは、便宜上、当然のことです。
また名称を離れて、阿闍世コンプレックスという概念そのものの妥当性は、心理セラピーの現場で議論されるべきでしょう。そもそも仏典は、お釈迦様が亡くなって、かなり時代が下って伝承により書かれたものだそうで、しかも、その書かれたものも、さらに時代が下り人々に受け入れやすいように色々に書き直されていることが予想されるのですから、仏典の事実内容の正確さを云々するのが無理ではないでしょうか。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

実は分かっているけれど・・?|現実的トラブルの勃発と自分の問題を見るチャンス|心理セラピーの現場から(505)


心理セッションを受けて、短期の内に、当面の目標に到達する人もいます。しかし、当面の目標には到達したものの、更に深く自分の問題に着手する人も多くいます。ひと月に一回、あるいは数か月に1回の割合で、心理セッションを受けます。長い期間、続きます。
その長い期間の途中で、生活の中で突発的な現実的トラブルが発生してしまうことがあります。肉親の病気、事故、死。一時的に経済的負担のかかる事柄、などなどです。
これら現実的トラブルの解決を優先させるため、心理セッションを休もうとする人もいます。深い自分の問題に直面し続けるのにエネルギーが要り、さらに、現実的トラブルに対処するのにエネルギーが要るので、どちらか減らせるほうを減らしたい、と思うようなのです。他方で、それらの現実的トラブルを、自分の問題に向かうチャンスだと見る人もいます。現実的トラブルで自分に精神的な負荷がかかり、そのため自分の本音がはっきりしたり弱点が明確になったりするので、自分の問題がはっきりするからです。
興味深いのは次のことです。多くの場合、自分の現実的トラブルが発生したときは、前者をとり、他人のときには後者を勧める傾向が強いことです。
勇気は出しにくいものの、実は、現実的トラブルの勃発こそ、自分の問題を見るチャンスだと、本当は分かっているのです。外側のことによって内側の自分の問題がより鮮明になる。外側のことで、ゆり動かされる自分がよりはっきりとする。普段はわからない自分の問題が現れる。だからチャンス。そう、実は分かっているのです。

*******************

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

 

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

 

 

始めは好きだった相手をなぜ害しようとするのか?|心理トラブルの謎は解ける|心理セラピーの現場から(504)

一方的な恋愛感情を相手に抱き、思うようにならないと、相手を傷つけたり殺したりする事件が起きています。悲惨な事件です。しかし、同様の事件は、古今東西、珍しくないようです。
では、そもそも始めは好きだった相手を、害しようとする感情はどこから来るのでしょうか。謎です。犯人は事件を起こす前は、まともで、相手に出会って初めて原因が発生し、おかしくなるのでしょうか。そう考える人はほとんどいないだろうと思われます。犯人はもともとから自分自身の心理的トラブルを持っていると、皆が思うことでしょう。
犯人を長い間、刑務所に入れば、そのトラブルが治るのでしょうか。望み薄のようです。死刑にすればいいのでしょうか。そうしても同じような事件はまた起き続けるでしょう。出所後も、犯人はあまり変わらないまま人生を過ごすと思われます。いつものように。使い古された「心の闇」という言葉がまたつかわれるのかもしれません。それで事件は、また、いつの間にか忘れられるのでしょう。
ベビーブレスを経験していくと、その心理トラブルの謎は解けるようです。自分自身のセラピー体験として、謎を構成するカラクリを理解するようです。母子関係が隠れています。そうして、理解した人は、そのような事件を謎とは思わないでしょう。心理トラブルに支配されず、心理トラブルを越えていきます。

*******************

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

 

 

実は母の側の愛情飢餓だった?|依存としての母娘関係|心理セラピーの現場から(503)

「長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか」(第一章43ページ 大美賀直子 さくら舎)には、次のような箇所があります。娘に執着する母の心の底には「愛情欲求」がある。その欲求は、母が子供の頃に満たされなかったもので、次には、夫からもやがて疎ましく感じられたもので、結果として娘に向かった、と意味される箇所です。
弊社アコールのベビーブレスでも、娘との問題を抱える女性は、やがて、そのような自分自身の愛情飢餓の事実に気が付くことが多くあります。気が付くことでベビーブレスにより表現できるので癒されます。そうして、愛情飢餓は、娘との問題だけではなく、人生全体の根本的な問題と気が付くことになります。それを通して、何よりも大切な事柄に気が付いていくようです。それらのプロセスを通るからこそ魅力的な女性になるのだと思われます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

 

自分の問題を早く片付けたいと思ってしまう落とし穴|心理セラピーの現場から(502)

セラピーが進むと、やがて実力がつき、自分の真の問題が見えてくるようです。ところが、その問題の奥深さも見えてきてしまいます。そして、自分の問題を早く片付けたい、と思うようです。この「早く」が、実は、訳ありなのです。早く片付けたい時は何かを温存したい。早くやってその温存に手をつけさせないようにしたい。そして、その何かが温存されるが故に、結局は長引いてしまいます。それが温存されている限りは真の問題は解決しない、ということになるようです。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

自社施設紹介

 

 

お互いを失いたくない:それはなぜか?その背後にある何かをこそ|相互依存としての母娘関係(501)

「母を棄ててもいいですか?」(熊谷早智子 講談社)という本には、次のような意味の文章があります。母娘関係の相互依存から抜け出せない仕組みとして、母親側からは娘へ「あんなにしてやった」「こんなに面倒を見てやった」と刷り込みを行い、娘に「母に恩を返さなければならない」と思わせたい<娘を手放したくない>気持ちがある。他方、娘側には「母には自分<娘>への<本当の>愛情がないと認めてしまったら、<自分は>絶望するのではないか」と不安になってしまう<母を本当に失ってしまう>という気持ちがある。(なお< >書きはこのブログで追加)
お互いに、お互いを手放したくない、失いたくないという気持ちが背後にあるということだと思われます。このことは、弊社アコールの心理セッションでも常にテーマになるところです。では、さらにその背後には、何があるのでしょうか。手放し、失ったなら、何が起きるのでしょうか。言葉にならない領域です。ベビーブレスではその領域を味わうことができます。とても大切です。味わうことで大きな成長が起きてくるようです。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あり、また、ベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

 

 

「毒親」といって諦めたいのだろうか|心理セラピーの現場から(500)

スーザン・フォワードの「毒親」という著書から始まり、あちこちで「毒親」という言葉・概念が使われています。この言葉・概念は、< ひどい親のせいで自分は不幸な思いをしており将来もろくなことにはならない >という運命論だと批判され、そういう「アダルト・チルドレン」と呼ばれる人たちでも、たくさんの可能性があることに目を向けるべきだと論じられています(「毒親」のこどもたちへ 斉藤学  メタモル出版)。
確かに運命として諦めるのは早すぎると思われます。ひどい親だと攻撃するのは誠に無理もないことです。諦めてしまえば、辛いことに直面し続ける苦痛もいくらか減らすことができるでしょう。自分が「毒親」の世代間伝達(最近ではよく「世代間連鎖」と言われる)の伝達手になっている現実にも気が付かなくて済むかもしれません。しかし突破口も閉じてしまうのではないでしょうか。
ベビーブレスでは、そのような母子関係に強く気が付き、逆に、[今までは諦めて生きてきたけれど、気が付いた今は、絶対に諦めない]という心境になるようです。ひどい親のせいで、自分が不幸になり、今度は自分が自分の子供を不幸にするという世代間伝達(世代間連鎖)を、自分の世代で断ち切れる。そういう手ごたえを感じるからだと思われます。強烈な手法であるベビーブレスを手に入れることで、やれる、断ち切れると感じるようなのです。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

なぜ?死と背中合わせから温かい無条件の自分の命へ|体験談|心理セラピーの現場から(499)

東京の電車の中から富士山が見える場所がある。毎朝、通勤の途中に眺(なが)める。富士山のふもとの山中湖の近くにある研修施設。そこでの気づき。私の命は条件付きの命。役に立つことが生きていてもいいことの条件。そのように生きてきた。そのことに気がついた。さらに実は、役に立とうが立つまいが、本当はそもそもいらない子だった。それにも思いあったった。
その気付きから逃げないでいるうちに、今、条件なしの自分に居る。役に立たなくても自分自身だ。いらない子だけれど自分には温かいのがある。気がつけば、体がポカポカしている。富士山が見える度(たび)に、そのことを思い出す。毎朝そこで確認する。体が暖かい。
天気によっては富士山が見えない日もある。でもそこに富士山がある事は、見えなくても感じる。富士山が見えない日も、自分の事を感じられる。条件付きの命、いらない子、を通して、その先にまっすぐな死がある事を。そうして、その死と背中合わせに、温かい無条件の自分の命がある事を、感じられる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

いったいどうすれば母子関係を突破できるか|心理セラピーの現場から(498)

私たちは心のトラブルを解決するのに、母子関係は避けて通れないようです。そして自分の母子関係を理解すればするほど、母を許すことなどできなくなり、どうしようもない母親をどうにかしようとして、絶望的な葛藤をし、ホントに絶望してしまうこともあります。
その絶望の様子を見て、次のような連想をしてしまいました。
自分の車が動かない。前の車(母親)がじゃまになっている。後ろにも車がいる。周りの車のせいで運転がうまくいかない。動けない。立ち往生しているうちに、時が流れ、やがて自分の車が故障している。エンジンが故障している。ガソリンが切れてしまった。昔は、前の車にじゃまされていたため動けなかったのかもしれない。前の車のせいでだったのかもしれない。しかし、今は、長い時間を経て、自分の車自体が故障してしまった。
さて、そうであるなら、自分の車を路肩に止めて、自分の車を修理しよう。周りの車を押して動かすことはできない。周りの車はもう廃車になっている。自分を修理して別の道を行こう。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

自社施設紹介

 

ブレスワークの最中には考えるのか考えないのか|心理セラピーの基本(497)

沖縄の花

ベビーブレス(弊所で開発したブレスワーク)のセッションで、隠れていた過去の重要な記憶が手に入ることがあります。それらはジグゾーパズルのように断片的です。カウンセリングでそれらの断片を精神分析的につなげます。つながって初めてことの全体が観えます。全体が観えてその人が変わります。
ところで、ブレスワークの最中には、「なんとか記憶を出したい」「出てきたこれは記憶なのか」、などと考えるのか。あるいは、考えるとうまくいかない気がするのだが、というようなことがあります。
簡単に言えば、ベビーブレスの最中では何も考えないことをお勧めします。ただ一心に呼吸をする。そうして溜め込んでいた感覚を吐き出す。出てくるものを、もっとたくさん出すように、努める、ということです。考えると、心理操作が活発になり、それは防衛になってしまいます。溜め込んでいたものを何とか出さないようにする防衛が働いてしまうのです。だから考えない。感覚だけになる。それがコツです。
ベビーブレスが終了した後では、頭を使い、出てきたものの中から手掛かりを探すことをお勧めします。手掛かりの中に、人生早期の記憶の断片が隠れていることがよくあります。大事です。できれば、探偵シャーロックホームズのように、鋭く考えなければなりません。考えて、つなぎ合わせ、謎を解く。感覚を研ぎ澄まして考えることが役に立つと思われます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

自社施設紹介

 

496 女性は濃い関係性がゆえの温かい大きな理解にたどり着く

心理セッションやグループカウンセリングに立ち会わせていただいて、感じることがある。男女の違い。男性や女性がそれぞれ示す、人との関係性。
女性は、親や子供など人との関係性の中に、自分の問題の解決を見出そうとする傾向が強い。男性はその傾向は弱い。
自分の問題が、人生早期の母子関係にあることが分かってくると、さらに、その理解を深めようとする。深めることができれば問題がひとりでに解消する。ところが、人との関係性の中にこそ問題解決があるとする気持ちがあまりにも強いと、どうにもならない母親をどうにかしようとして、大苦戦する。ほとんど自滅の方へ向かおうとする。それほどの強い傾向は必ず女性が示す。男性はそれほど強くない。
関係性があまりに強いと、一人になれない。そういえば、禅寺の坊さんは皆男性だ。禅の修行は、個的な作業で、ほとんど一人ぼっち。尼寺の数はとても少ない。
なぜだろう?この男女の違いを見るにつけ、その原因を想像することがある。ほとんど確信に近い。人類はたかだか数千年以前は母系社会だった。何万年も、あるいはもっと何百万年もの間、女性は家を支配し、常に家族の中心にいた。人類へ進化する以前は、ハーレムなどのグループの中にいた。常にメスの周りには仲間がいた。
男性は違う。父系社会は高々この数千年で、それ以前は母系社会の中で、冷や飯食いだった。家族の中心にはなれなかった。人類へ進化する以前は、ハーレムなどのグループの中に居られたのはごく一部のオスであり、他のほとんどのオスは、離れオスとなって、グループの外で単独で暮らした。オスの周りには仲間がいないのが常だった。一匹で死んでいくことがほとんどだった。
子づくりにおける男女の違いも、関係性の違いに、大きな影響があると想像される。女性は、長い妊娠期間をすごし、お腹の中の胎児を感じながら暮らす。自分の血と肉で胎児を大きくする実感を持つ。子が産まれた後も、自分の体の一部(乳という形で)を与えて、大きくする。何年もの間、自分の体に、子の温かさを感じ、子のあまい匂いを嗅ぎ、子のやわらかな動きを感じて過ごす。子の動きに応え、子の泣き声に応え、子の雰囲気に応える。自分のこと以上の世話をして過ごす。子への支配を子は一身に受け取る。ほとんど母子一体の長い期間を過ごす。子(人)との関係性は非常に濃い。
男性は違う。極端に言えば、受胎期の一瞬だけしか関係しないこともある。
ところが、そんな濃い関係性を持つ女性が、苦戦を乗り越えて、理解を深めると、男性には無いような、温かい大きな理解にたどり着く。周りの人を全て包み込むような温かさ、大きさがある。関係性がゆえであろう。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

495 人から意識がなくなり「無視」になる、その原因

対人関係で「無視」してしまうクセがある。今は、かなり改善されたと思うのだが、知らないうちに、そうしているらしく、自分でもショックだ。根深い「無視」がなぜ起きるかという原因が不明だった。今回、その原因に迫ることができた。
私を出産する時、母親は「陣痛が来ると眠くなる」と言っていたそうだ。その上、私は帝王切開で産まれた。母は麻酔をかけられ、ほんとに意識がなくなってしまった。そのことで私には大きな恐怖がある。これが原因だと直感できた。
生まれたばかりの子羊は、母羊とのコミニュケーションが欠けると自閉的になる。同じように、人間の新生児は、母親とのコミニュケーションが健全な成長に必要である(ブログ479「他の仔羊と遊ばない子羊」)ということらしい。もう少し早い時期、つまり人が生まれる前後も、母親とのコミニュケーションは重要なことが容易に推測できる。通常は、母親の全意識は産まれ出る子供に向いているはずだ。
私の場合、出産の前後に、それがなかった。これは大きな傷となる。大きな恐怖になる。その傷が癒えないと、その傷によって、人をやっつける。虐待された人は他人を虐待してしまう。子供を虐待してしまう。それと同じ。人から意識がなくなり無視する。普通は「無視」というと、「積極的に」知らんぷりするという感じがある。私の場合、そうではない。自分の意識がなくなってしまう。意識なし。それが「無視」になる。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

494 お母さんだって人間なんだから

img_1744

ベビーブレスをした。(母親に)わかってくれない事に対して怒りが出てきた。言おうとする前に「怖い顔がくるから言えないんだ」という気持ち。その後、聞いてもくれないから、自分の気持ちをわからなくして泣く事しかできなくて「何で聞いてくれないんだよ」って泣いているのに、怖くてこの瞬間が「終わってくれないかな」と。
聞いてもくれないので(そのままでは)怒りが増えてくるから「なかったものにしよう」としていたと気がついた。気が付いてから「何で聞いてくれなかったんだよ」本当は「こう思っていたのに」「怒った顔が怖いから言えなくなるじゃないか」と出た。怒りと悲しみをボコボコとぶつけた。私が大声であまり泣くからその場から母が立ち去って、泣き止んだ頃に優しい顔でくるけど、私は疑う気持ちで母の気持ちが分からないまま。受け入れてくるから(母の近くへ)行くんだけど。わからないまま行く。その瞬間しか甘えられないから(行く)。その時はべったり行くが、心は疑わしくて、私の事を好きか嫌いかわからないし、私も分からなくて苦しい。「分からないままくるな」と怒りたいけど母の感情のまま(それに従って今まで)生きてきた。
ブレスをやって深く入っていく中で、だんだん、お母さんに求めても繋がれない感覚で(私は)泣いている。「分からない」と泣いている。お母さんもどうして良いか、(なぜ私が)こんなに怒っちゃうか分からない。私の気持ちを聞けないのか、分からないのか、お母さんも泣いている。母の泣いた顔を見ると私が安心する。(母の)感情をもっと出して欲しかった。
大人になって心理の学びをして、おかあさんのせいでこうなったんだよと(強く)は言わないけど、「母親がこうだと子供は荒れるよね」と言う。お母さんを傷つける事を言って、母親を試すようにいうんだろうと思っていたけど、(本当は母親に)泣いて欲しかった、気付いて欲しかった。お母さんだって「泣くのを辞めた」というけど人間なんだから泣いて良いのに。
静かな呼吸になって、かわいそうなお母さんを小さくしてお腹の中に乗っけて「穏やかになって良いよ」というイメージでいた。一緒に穏やかになったよう。
足は震えて、怖い。怖いけど繋がりたい。そんなイメージだったのかも。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

自社施設紹介

 

493 昔からの物語は人の心を深く打つ:エディプス王や阿闍世王の物語

jase

昔から伝わる物語は、人の心を深く打つから伝わるのであり、打たれる側の人に同じものがあることを意味する。
エディプスコンプレックスの語源は、ギリシャ悲劇のエディプス王の物語にある。この物語で、エディプス王は、それと知らないうちに父王を殺して母との間に子供を作っていたことに気が付き、深く葛藤し自らの目をつぶした。一般的にも、男の子には父親への殺意があり母を得たいと望む気持ちが隠れているとして、フロイトは、その葛藤をエディプスコンプレックスと名付けた。これは有名な話。自分、父、母の3者関係。
阿闍世(あじゃせ)コンプレックスの語源は、仏典の阿闍世王の物語にある。阿闍世王は母親が胎児の自分を殺そうとしたことから、長じて母親への殺意を持つ。一般的にも、母親が胎児を望まない時期があると、子は長じて母親への激しい怒りを持つとして、古澤平作は、この葛藤を阿闍世コンプレックスと名付けた。生まれる前からの怨(うら)みという意味で未生怨(みしょうおん)ともいう。自分、母の2者関係。
ところが前者の物語にも、後者の物語に相当する部分がある。前者のエディプス王の物語では、「産まれてくる子は父を殺し母を犯すであろう」との神託を信じた両親(父王とその妃)によって、エディプスは産まれてすぐに、殺すために捨てられてしまう。殺すために捨てられるシーンは色々あるらしい。一つには、エディプスの踵を矢で射ぬいて川に捨ててしまう(「阿闍世コンプレックス」小此木啓吾 他著 創元社 54ページ)。他には、外に放置して死なせるように、踵(かかと)から木に吊り下げた(「胎児は知っている母親のこころ」トマス・バーニー著 日本教文社 第4章81ページ)。エディプスとはギリシャ語で腫れた足の意味だそうである。
ベビーブレスでは、未生怨(阿闍世コンプレックス)がテーマになることは珍しくない。昔から私たちは同じテーマで葛藤してきたようだ。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

492 だってママは男の子を欲しがっていたんだもの

胎児は知っているimg_1776

「胎児は知っている母親のこころ」という本に、以下のような内容がある。ある母親が娘を産んだ時に、この新生児の娘が怒っているように感じたのを覚えていた。そこで娘が12歳の時にそのことを聞いてみた。すると娘は「だってママは男の子を欲しがっていたんだもの」と答えた(「胎児は知っている母親のこころ」トマス・バーニー著 日本教文社 第4章83ページ)。
娘は、胎児期の記憶があり、母親の質問を理解し、それに真っ直ぐに答えた。このことに圧倒される。ベビーブレスをしなくても、やってのける子供(娘)が居る。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

491 こういう風に子供の心に届いたのは嬉しい

img_1766-2

子供にかかわる仕事をしていて、向き合うのが難しい子供がいる。思い通りにならないと仲間から抜けていく子。私の幼少期と同じで自分の気持ちが言えない子。今まで、その子に関わるのが難しくて距離が遠かった。
最近、関係が近くなった。そのKちゃんといると苦しいんだけど面白さがある。心の動きが見える。Kちゃんは人間関係でぶつかると前は逃げていたが最近ぶつかって言い返してヒートアップして言い合いができるようになった。手が出そうになる。Kちゃんに本当はどう思っていたのと気持ちを聞いても、前は、喋ってくれなかったり、寄り添おうとすると反発されてどうしようもなかった。
この前は、(私にKちゃんが)「Uちゃんが怒って怖かった」と言った。私自身がちょっと前にカウンセリングで母が怖かったという気持ちに気づいた後だった。私は自分の怖かった気持ちに気付けず言えなかったが、「怒られると怖いんだ」と気づけるKちゃんは良いなと思った。その時、寄り添っていて手を握ったら握り返してくれた。
Kちゃんは作った(おもちゃの)家を壊していたので、Kちゃんに「壊したくなるくらい怖かったんだよね」と言いに行った。「怖い口調で言われてKちゃんの心が泣いているみたいだよ」と言ったらKちゃんもハッとして「それだ」という感じだった。みんなとの遊びにはKちゃんは入らなかったが私の側にきて「本読んで」と安心して繋がれた。前は難しく距離があったけど、今は、こんな風に心を委ねてくれたのが嬉しかった。Kちゃんがおしゃれ道具を持ってきたから、私が「髪の毛とかして欲しい」というと、といてくれた。感動した。
しばらくして夕方くらいにKちゃんが「怒られると心が泣いちゃうんだよね」と言ってきた。響いていたようでびっくり。嬉しかった。こういう風に(Kちゃんの心に)届いたのは嬉しい。Kちゃんから目線が送られたり微笑みかけられるのが多い。
難しい子は気持ちが痛くなるし近寄れなかったが、関係ができてきて嬉しい。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

490 胎児は知っている

胎児は知っている

「胎児は知っている母親のこころ」という本に、母親から胎児が受ける心理的な影響の物理的な根拠とし挙げられ得るものとして、以下のような意味の内容がある。母親のストレスホルモンであるノルアドレナリンの血中濃度が、高いと、胎児の血流も同じように、その値が高くなる(「胎児は知っている母親のこころ」トマス・バーニー著 日本教文社 60ページ)。
思うに、ノルアドレナリンに限らず、血液中の微量物質が、胎盤を介して、母子に共有されることは、無理なく予想される。その微量物質(ホルモン)が心理的な影響を伝えることがあることも、容易に想像される。
「胎児は知っている」というのは、ベビーブレスで自分の内を深く感じれば、むしろ当然と思う。実際、胎児は声や音を聞いているということらしい。昔から胎教の大切さも伝えられてきた。科学が進んで、物質的な裏付けも徐々になされてくると思われる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

489 自分自身が解放される

母は支配する2016-11-28-14-48-39

「母は娘の人生を支配する:なぜ「母殺し」は難しいのか」という本に、以下のような意味の内容がある。象徴的な意味で「父親殺し」は可能であるが「母親殺し」はそう簡単にはいかない。父親とは簡単に対立関係になれるが、母殺しはそのまま娘にとっての自傷行為になってしまうから、という内容(「母は娘の人生を支配する:なぜ「母殺し」は難しいのか」斉藤環 著 NHKBOOKS )。
これはベビーブレスの初期で多くの人が体感すること。人によっては、初回のベビーブレスの前半で、「父親殺し」を完了し、本当はこれではないとして後半では「母親殺し」に着手する。「母親殺し」に難渋する人も多い。人が持つ怒りのすべて、殺意のすべてが解放されて、はじめて人は自分を理解し、そうして自分自身が解放される。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

488 体感すれば溶ける

母は支配する

「母は娘の人生を支配する」という本に、以下のような意味の内容がある。母親は娘の生き方を支配して良いと言う思い込みがあるように思われる。この思い込みは非常に強固なもので本人(母親)にはどうしようもない「症状」のようなものだ。それは母親の母親によって植えつけられたものに違いない。(「母は娘の人生を支配する:なぜ「母殺し」は難しいのか」斉藤環 著 NHKBOOKS <症状の連鎖>という項目)
「強固」になるには、それだけの理由がある。母親自身の人生、母親自身の命に関する理由。その理由が体感されなければならない。ベビーブレスではそれが可能になる。「強固」さの理由が体感され理解されて、はじめて、強固さは緩み、溶けはじめる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

487 インターナルマザーとインナーマザー

毒母母が一番危ない

「毒になる母親」という本には、「インターナルマザー」と呼ばれる「自らの母性」によって「自分で自分を育てる」ことが大事とする意味の記事がある(キャリル・サラブライト著 飛鳥新社 第3部)が、ベビーブレスでは、少なからずの人が、体感しているように思われる。この「インターナルマザー」はベビーブレスで、深く自分の奥底に到達することで体感できる、いわば理想的な母性だ。
「「母」がいちばん危ない」という本には、似た「インナーマザー」という概念が使われる。これは、理想的なものではなく、母親の影響をうけて一体化したものというほどの意味で使用されている(「「母」がいちばん危ない」斉藤学 大和書房 185ページ)。奥底ではなく、より浅いところでは、母親からの傷をうけており、傷ついた自分の母性が自分を傷つけ続けてしまうということと思われる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

484 根源的な問題はアメリカも同じ

毒母

「毒になる母親」という本に次のような内容がある。[(母親の)生い立ちについて知れば知るほど、母親と言う人間と、母親がそのように振る舞う理由がわかってくる。母親自身が「愛されない子供」として、トラウマを抱えている可能性も高い。母親が自分の生い立ちや過去を否認することもあるだろう。](「毒になる母親」キャリル・サラブライト著 飛鳥新社 第3部232ページ)
著者はアメリカ人である。西洋は父権社会といわれ、心理的なことも父親の重要さが日本より大きいとされたりする。しかし、根源的な問題は、同じように、母親が大きなカギを握るようだ。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

 

 

483 不平を言わず、やさしく、良心的に義務を果たした

 

hittlar

ヒットラーの母親のこと。アドルフ・ヒットラーはあれだけ多くの人を殺し都市を破壊をしたのだから、幼少期の母親との関係はさぞかし悪かったのだろうと思われている。しかし、少ない記録を見る限り、母親はとてもいい人だということである。謎とされている。母親は叔父の女中として働き、24歳の時に倍も歳の離れた、この叔父の子を妊娠し、その妊娠中に、叔父の妻は亡くなり、そして叔父と結婚した。彼女の「結婚生活はあまり幸福ではなかったが、彼女は決して不平を言わなかった。彼女はやさしく、良心的に義務を果たした。」(「破壊 人間性の解剖」エーリッヒ・フロム 第13章)そうである。
母親は「やさしく良心的」だったので母親との関係はわるくなかったはずだ、という見方は常識的一般的かもしれない。しかし、ベビーブレスを通してわかる、胎児期を含めた早期の環境が人の心に大きな影響を与えるという事実からすると、そうは言えない。
母親は、妊娠期に女中であり、病床にあったであろう叔父の妻の面倒を、肌身を接するようにして、みていたであろう。であれば、叔父の妻の顔を間近に見ながら、自分の妊娠に罪悪感を抱き葛藤を起こしていた可能性は高い。増して「不平を言わ」ず「やさしく良心的」に「義務を果たす」ような性格だったのであれば、罪悪感は非常に高かったであろう。歳も24で、葛藤や不安も大きかったはずだ。堕胎を考えたかもしれない。

そのような胎児期を過ごした人(アドルフ・ヒットラー)は、自分の命を根源から脅かされる不安・恐怖があり、その反動から、外界に対して激しい殺意を抱く。
そうすると、ヒットラーのその激しい殺意が、その時代の戦争という道具を得て、あたかも世界全体に牙をむいたことは、「謎」とは言えない。あり得ることだと思われる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

 

 

482 満足と寂しさに包まれる:ずっとこうやって生きたい!

img_2037

最近、父が亡くなった。納得のいく看取りが出来た。父への憎悪が底をついていたからこそ、一方の愛情も溢れ出したのだ、と感じる。
だけど、そこから思う。私の母への憎悪は底をついてないのでは、、。それを観たい。そこに挑みたいとベビーブレスをスタートした。

呼吸がスムーズに出来た。丁寧に一つ一つ手で探るように感情を探した。言葉にならない 唸りのような腹の底から絞りでる怒り。怒りを感じながら何故かずっと落ち着いていた。今回は父の死が近くにあったので、最初から死を意識していた。父に比べ、母は遠すぎてリアルではなく、なかなかスムーズにはいかない。

転移(私からの感情転移)のある夫に対しての感情から探った。分かって欲しい。一人にしないで欲しい。背中を向ける夫を力づくでこちらに向け、憎悪をぶつける。怖い。殺したくない。死ぬなら一緒。一人は嫌だ。絶対に離れたくない。

突然強い恐怖がやってきた。怖い怖い怖い、、。死の恐怖、 一人の恐怖。お腹の中!お母さんから絶対に離れない。絶対に絶対に産まれないと決める。産まれる位なら死んだ方がまし。お母さんごめんなさい!何でもするから産まないで。離さないで捨てないで。

ふと「私は知っていた?」愛されない事も捨てられる事も人生に起こる全てを知っていたから、こんなにも産まれる事を拒否してるんじゃないかと感じた。

絶対に離れない 。このまましがみ付いたまま一緒に死んでいく事が自然。それが一番の望み。だが、、、。私がしがみ付いている母には何もない。生を感じないただの亡骸。だから私の存在が分からない。しがみ付かれている事も気づいてない。私が母の体にぶら下がって引っ付いているだけ。ただただ自分の気持ちだけがそこにあった。それだけだった。満足と寂しさに包まれながら、離れないと言いながら私は死に向かっていた。

その後の笑いのセッションでは少しずつテンションが上がってきた。みんなを輪にして 外から私が応援で包み込む。楽しい。ずっとこうやって生きたい!

瞑想もいつもより深さと静けさがあった。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

 

481 「いらない子」を受け入れたい

img_1970

私の根っこは「いらない子」なのだが、すぐに忘れる。忘れて頑張ろうとする。頑張って役に立って、いてもいい子に、昇格したい。「働けよ、役に立つために働け」と自分が自分自身にやられる。それだけでなく他人にもやる自分がいる。「いらない子」を受け入れられないのだ。
ベビーブレスの吐き出しのときに、凄く抑えている自分がいた。抑えている自分がいて、その自分が空っぽになる感じ。抑えて何もない感じ。しばらくそこにいたら、私自身に「お前なんかいらないのに」と言われた。それは知っている事でもあった。自分ができても(妊娠しても期待していたようには)何も変わらない母は、「お前なんかいらない」という。お前なんかいらないと言われて「そうだよね」と空っぽの中が受け入れて温かくなった。いらないけど、別に役にも立たないけど、ただただ温かい自分がそこにいた。条件付きの命を感じるのでなく、確かに親はいらないけど、私自身は温かかった。温かい私自身がいる。
役に立たなくても自分自身だった。いらない子だけど自分は温かいのがあるという感じ。今温かい。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

480 本来の父は人間でした、嬉しいです

img_1977

私の母は昔、父の女性問題や暴力で苦労しました。その後、私が14歳の頃に、父は母とは離婚し、私は父方祖父母に引き取られました。私は24歳の頃に父から理不尽な暴力を受けたのがきっかけで、その後縁遠くなっていました。
そんな父も今は年老い、私が看(み)取ることになりました。5日前から父の最期を看取るために病室に泊まり込んでいます。医者にいよいよ峠だと言われて泊まり込みましたが少し持ち直しました。
癌末期なので緩和ケアのホスピスです。病室は死に向かう穏やかな空間を作りだし、初めて、本来の父と出逢ってます。まるで(ベビーブレスの後で瞑想する時間がある)ブレスルームのような空間です。24時間が瞑想的です。窓からは光が差し込み 穏やかに時間が流れ、私の愛情が溢れでる、、かけがいのない時間とは こんな時間の事をいうのか、、そんな風に感じています。
父は、不安、1人ぼっちの恐怖、寂しさ、甘え、全てを出しています。赤ちゃん返りして、自由自在に甘えられています。父は私が片時も離れる事を許しません。ずーっと触ってあげてないと寂しがります。赤ちゃんのように敏感なセンサーが働いています。 15秒ごとに私が側に居るかどうか確認します。そして甘えます。
最期に本来の父に触れる事が出来ました。ベビーブレスで死に向かう体験をしてきて、経験があるのでどっしりと構えてられます。本来の父は人間でした。嬉しいです。穏やかに看とれる自分が居て本当に幸せです。
今日、父は、病室で68歳の誕生日を迎えました。本人はしんどくてもう無理だから今日死にたいと言ってますが、言葉とは裏腹に、まだ生へのしがみつきがある感じです。モルヒネと眠剤で今うとうとしてます。また報告します。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

 

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

479 他の子羊と遊ばない子羊

hituji

生まれたばかりの子羊を数時間の間だけ母羊から引き離すと、その後、見た目には健康に育っても、他の子羊と遊ばない、一人ぼっちの子羊になってしまうらしい。実は、本来ならば、その失われた数時間の間に、母羊が子羊の体中を舐めまわし続けるというコミニュケーションをとる。それができなくなってしまったことが原因らしい。
そして、似たことが人間にもあるという。生後平均32時間の新生児40人を観察したところ、母と子がその間に既に、口の動きなどの顔面運動を通してコミニュケーションをとっており、それが互いの共感を生み出し、その共感が言葉獲得の源泉となっている、らしい(「なぜ自閉症になるのか」花伝社 別府真琴 第1章」)
ベビーブレスを通した体験では、赤ん坊のときの非常に早期においての母親との関係性が自分に大きな影響を与えていることを、実感するので、以上の内容も、いわば当然と思われる。
新生児40人の中には生後42分の産まれた直後の赤ん坊もいたらしい。そこまで早期の影響が存在することがわかるならば、胎児期の影響も当然に研究されるべきである。ベビーブレスの体験では、胎児期の影響も決定的であることを、多くの人が体験している。胎児も外界の音や母親の声や振動を感知している。血液の酸素濃度の変化などで母親の感情を感知している。足をけって返事をする。

*******************

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

 

478 あー生きているなぁ

img_1715

今回のセッションは弾けた。仲間が話してくれた、お父さんを看取る話が響いていた。
初めからエネルギーを出せた。久々に気持ち良く笑えた。身体の痛みを感じたがそれも笑えた。あー、生きているなぁと実感。
ダンスは思い通りに出来て気持ち良かったー!最高に気持ち良かった。今までにも何度かフロアーを走り回りたい、スキップしたいと思ったことはあったが抑えてやらなかった。抑えた自覚もあった。今日はどうしてもやりたかった。やった。大満足!
死のセッションは呼吸が落ち着くのを待って深呼吸を2度して倒れた。あー、よく生きたなー、ほんと幸せだったなー、もう満足!これで、ちゃんと死ねると思った。
最後にまた2度深い呼吸をして死んだ。身体は重力でどんどん大地に吸収され溶け込んでいく。でも魂はスッーと抜け出て上にいった。これが死なんだと感じた。
瞑想は雑念も湧かず静かで穏やかだった。呼吸が深く長くできるようになったなぁと感じた。気持ち良かった。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

 

 

477 母にただ幸せになってもらいたいだけ

IMG_1610

ベビーブレス。最初に湧き出てきたのは母に対して、本来の自分で生きて欲しいという願いだった。母にただ幸せになってもらいたいだけ。
いい加減今までの生き方を止めて欲しい。いつもの不幸せな母の顔が浮かぶ。
「ちゃんと生きろー!」やっと声に出し何度も叫んだ。
叫んでいたらどんどん怒りが出てきて唸り声に変わってきた。
人のせい、環境のせい、そうするしか仕方なかった‥と自分がなく何かのせいにする母へ殺意が湧く。
私が許さん。逃がさん。段ボールをボッコボッコにして馬乗りになって捻りあげ息の根を止めた。小さくなった段ボールを股の間に挟み抱え込んだ。
このまま離さない。一体感。自分の子宮の中に母がいるイメージと、自分が子宮の中にいるイメージとが、重なる。
私は産まれたくなかった。もしかしたら母もだったのかと思った。
母自身が本来の母(自分自身)と繋がれない‥本当に孤独な母を思い泣けてきた。せつなかった。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

476 私は諦めない

IMG_2170

私は諦めない。ベビーブレスに出会う前は諦めようとしていた。人生を諦めようとしていた。でも今は違う。自分のエネルギーに目覚めた。諦めない。母親を諦めない。母親が自分へ愛情を与えないという理不尽さを諦めるわけにはいかない。母親は変わることを諦めてしまった。そのことへものすごい怒りが起きる。ものすごいエネルギー。生きようとするエネルギー。尊いエネルギー。失っていたが今は自分のものになったエネルギー。
しかし問題がやってくる。母親は変わらない。事実として変わらない(変わらないことがほとんど)。振り返える。自分は十分に変わったのか。自分の子供に対して愛情が湧くように自分自身は変わったのだろうか。母からの愛情がこない死の砂漠の真っただ中で、自分のエネルギーを背中に背負って、覚悟を決めることはできないのだろうか。死があるのであれば死はある。母親に要求しているように、自分が自分自身の要求を受けて立つことはできないのだろうか。人を変える事はできないが自分を変えることができるはず。諦めないで!。そのときエネルギーの方向が違う。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

 

 

475 ちゃんと人として向き合える感じ

IMG_22042

アコールのブログを読んでいる。「376 自分にはホントの部分がない」と「407 思い出し、表現、感情」が印象に残った。最近の自分と重なる。
前回のベビーブレスは正直何に向かって(隠れている自分の)感情を出していけば良いのか分からなかった。カウンセリングに行っているんだから(カウンセラーが付いているんだから)、大丈夫という考えが心の奥にあって、本気で探そうとしていない、その場しのぎの自分。薬に頼っている時と何も変わらない。そんな自分を心のどこかで、受け入れている。真面目に向き合いたいのに「疲れた」がやってくる。苦しいも辛いも「いやー」というような気持ちでセッションに臨んで、変わることを抵抗していたように思う。
だけど(その後の)日常で、他人を気にして発言出来なくなってしまう自分や、人の話を(その人の気持ちまで)感じるように聞けない自分、不快な思いにさせるんじゃないかと思って質問していくことが怖い自分に出会うたび、再び、自然と自分の過去を振り返るようになった。
この振り返りが起きる中、アコールのブログが心に響き、それまでカウンセリングで意識したことがなかった感情が出てきた。それは母を怖いと思う気持ち。
思うに、わたしの話[意見]は、(母が基準となった)正解か不正解かで聞き分けられていた。母の中で、不正解だと‘わたし’は受け止めてもらえなかった。受け止めてもらえなかったわたしは怒りを感じるが、(母の)怒りで返されたりする。(わたしの)本当の気持ちは、どんどん言えなくなってしまっていた。
母の怒りは、時として身体が震えるほど怖い。そのことに思い当たって「そうか」と思ったら、喉の奥が詰まるような感じだけど、泣けた。(よかった。でも本当はもっと)怖いよー!と思いっきり泣きたかった。
次の日の仕事はずっと穏やかな気持ちでいられた。ちゃんと人として向き合える感じ。人と接することが苦でない感じ。毎日こんな自分でいられたら、いいのにな~。
(自分のことが)分かると、嬉しい。私は、本当の私で生きることを諦めたくない。心の奥深くで閉じた蓋を、開きたい。そう感じている。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

474 理解しようとしている

hana13

職場には一緒に組んでいる男の人がいる。去年も組んでいた。この頃、その人をそのまま受け取るようになった。
前は「ここは何でできないんだよ」と思ったりしていた。転職してきた人で色んな人から「プライドが高くていい加減なところがある」と言われていた。ビシッとしない。なんとなく嫌だった。
この頃、私の見方が変わってきた。そういえば私も似たようなところがある。彼なりに頑張っているというのも見えやすくなった。自分も、緊張しやすいし自分の事を話すのも苦手でいるが、頑張ったとか成長したとか感じられるようになってきて、その経験もあって、彼のことを今は嫌でない。彼の弟の話を聞いた事がある。弟が「大学に行かない」というので…困っていると。母親の心配もして彼は「調整役」をしている。長男で大変なんだなと思った。中学のころは荒れたともいう。彼をそのまま理解しようとしている感じがする。

 

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

472 ブログの感想 私もある宝物

35

○ ブログの感想 私もある宝物
ブログ「自分を表現出来ないという謎がとけた」は自分の体験と同じだってすごく共感しながら読みました。
このブログへの共感によって呼び起されるように思い出すことがあります。そう、私自身のベビーブレスの体験の中には、今でも度々思い出し感動したり、涙がでるなどぐっと記憶に濃く残る衝撃を受けたものがあります。その中のひとつが<大地に溶け込む死の体験>でした。この体験は私にとっては宝物です。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

471 いつになく笑いあう事が多かった

hana24

実家に時々帰る。あるとき、帰る時に「今日は何時頃帰るね」とメールで連絡をしていたが返事がなかなかなかった。電話すれば良かったが、せずに、そのまま心配になった。帰ってくる事をあまり嬉しくないのか、何ですぐに返事がないのか、だんだんイライラしてその日に帰る気がなくなってきた。母は早めに予定を分かっていたい人だから帰る時間が遅くなって怒ったのかなと思った。動けなくなった。「今日は帰らないです」と出した。母は「寒いからね」とはぐらかした・・気がした。私の気持ちは伝わらなかった。
これに限らず、毎回、実家に帰って嫌な思いをする。些細なところで噛み合わなさにイラっとする。<ここで返事が欲しい>のに貰えなかったり。話しかけて欲しくない時に側に来られると嫌悪する気持ちもある。いつも心の動きをモヤモヤとして帰るというのがある。だから帰るときは、また嫌な思いをするかもしれないと、腰が重い。
今回はエイと帰ってみたら、いつになく「帰って良かったな」と思った。何をする訳でもないがダラダラしていたのに充実した感じがあった。この充実感はどっから来たのかと思った。祖父母がいつも口喧嘩していたが、今回はそんなに口喧嘩なく笑いあう事が多かったから安心した気持ちでいられたのかも。
なぜ、こんな変化があったのか、色々考えた。昔、祖母も忙しかったし母も愛されないなら、私が求めるのは難しいのかと思った。前なら「何で愛してくれないんだ」と憎んでいたが、どこかで「仕方ないんだな」と思えて。そしたら、エイと帰れる気持ちになって次の日の昼には帰れた。母たちと一緒にお昼ご飯を食べて普通の会話ができた。イライラしていなかった。いつも会話しているとイライラしていたが。イライラせずに話せただけで凄く良かった。帰ってみて、帰る前は気持ちが重かったが、帰ってからは、明日から東京へ戻って仕事を「頑張るぞ」という気持ちになれた。良かったなと思った。

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

470 心柱(しんばしら)

hana12

せっかく大きな手掛かりが、いくつかつかめても、なかなか繋(つな)がらず、うまく話せないことがある。多くのことを話そうとして支離滅裂ぎみになる。小さなころから話をうまくまとめて話すことをやってこなかったのかもしれない。自分自身が何を話していいのか分からなくなる傾向もある。
そんなときやってみて欲しい。一言で言えばどんなことを話をしたいのか。自分に聞いてみる。「つまり何が言いたいの。」要約して核心の一言にしてみる。「辛いわけが分かったよ」or「ある出来事が背後に隠れていたぞ」or「実は生きたかった」or「あの感覚だったな」などなど・・・・。そうして一言にできたら、それを心に持って、忘れないようにしながら話す。その一言の周りで、つかめたいくつかの大きな手掛かりを、一つずつ話す。その一言との関連を話しながら(その一言とどんな関係にあるのかを心に浮かべながら)次の手掛かりを話す。その一言の周りに色々な言葉(つかめた手掛かり)が集まり、全体として、まとまる。まとまれば自分の気持ちを込めやすい。この話し方を練習すれば、往々にして、長い話であっても言いたいことはたった一言であることが分かる。
このことで連想することがある。五重塔などの高い建物を建てる方法。建設重機などを使わずに建てる昔の方法。まずはじめに、真ん中に一本、心柱(しんばしら)という高い太い柱を立てる。背の高い木の枝を払ったもの。ロープや棒を使って人力で立てる。これが大事。立てたならば、その心柱の周りに、各階の梁や柱が取り付けられ、床や壁や天井が取り付けられ、全体として、しっかりとした一つの高い建物になる。

話す時は、たった一言、心柱がはっきりしているかどうか。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

468 いいぞいいぞ

31

ベビーブレスの後はすっきりして、仕事で接する子供たちにも、穏やかに接せられる(もっとも時間が1ヶ月あるとそろそろ切れてくるが・・・)。穏やかなとき、子供たちの子供らしい振る舞いが、ベビーブレスの私のように思えて、「いいぞいいぞ」となる。子供たちを見ていると、子供らしく自由なことも分かれば、2歳くらいから我慢する子は凄く我慢しているのも分かる。本当の気持ちがあるのに違う表現をしていると、自分自身と重なる。もっと素直になると良いのにと思うが、その子にとっては簡単な事でないんだろうなと思う。子供が寝起きや寝る時、寂しい感じの時は、抱きしめるとしっくりくる。子供はこれを待っていたんだと思うくらい落ち着く。 私自身が穏やかでなく強がっている時は、しっくりこない。私自身がものごとを表面的に見たり、(気持ちではなく)仕事に向いたりすると、怒りたくなるような事を子供たちはドンドンやってくる。子供たちの表情がきつくなる。

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

467 怒りのおかげで仕事も家事も暴走するようにできる

IMG_1589

私はこの怒りのおかげで仕事も家事も暴走するようにできる。この底知れない怒りには、私自身の母親に対する怒り、そして、母親自身の母(私の祖母)に対しての怒り、またまたその上の母に対する怒りが、連なる底知れない怒りが、重なっている。それらの怒りが生きる糧として私の中にあるのかもしれない。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

466 怪談番町皿屋敷のお菊さん

33

私たちは悩みがあるときに同じ思考過程でぐるぐると回ってしまうことがある。グループカウンセリングでも同じようなことがしばしば起きる。止めどなく同じ思考過程で円を描いてぐるぐると考えが回り、なかなか先に進まない。何か重要なことが抜けていることが多い。それは(その時は)絶対に思い出したくないことでもある。
そのことで思い出す話に、怪談話の「番町皿屋敷」がある。絶対に欠けてはならないはずの皿の1枚が欠けてしまったために非業の死を遂げたお菊が、幽霊となって、残りの9枚の皿を、何かの間違いであってほしいと、恨めしく、飽くことなく「1枚・・2枚・・・」と数える。9枚まで行くと元に戻って1枚から数え始める。ぐるぐる回る。
さて、割れてしまった10枚目は、いったい、どこに行ったのだろうか。多分、縁の下にでも隠されてしまったのであろう。バラバラになった10枚目の皿を探し出し、透明なビニールの袋に包んで、数を数えている最中のお菊さんの目の前に差し出せば、お菊さんは悲鳴をあげ、きっと、二度と幽霊になって出る事は無いのかもしれない。(もっとも実際の番町皿屋敷の話ではお坊さんが「十」と声をかけるとお菊さんは「あら、うれしや」といって消える。)
「皿屋敷」の怪談話は日本中のあちこちにあり、ストーリーは色々らしい。何か人間の思考には、欠けたものを観ないままぐるぐる回ってしまう機能があり、長い間、広く共感を得られるのだと思う。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

461 病院の匂い

hana 11

職場でトラブルが起きると、責任上、トラブルに向かい合わなければならない立場にいる。トラブルはほとんど従業員のこと。人間関係。その時に、自分の内面が影響する感じがある。良い面と悪い面と両方。自分の内面としては、シングルマザーとして私一人を育ててくれた優しい母親が、精神を病んで病院で亡くなっていったことが半消化のまま残り、苦戦していることだと思う。
トラブルに対して、従業員の個人的内面の状況はよくわかるようになった。そして、それに対して自分が、尻込みして隠れるような感じはない。前とは違う。前は問題をぼやかして見えないようにしていた。十分ではないがある程度対応できるようになっている。自分自身も変に頑張らずに済む状況になっている。それは良い面。
悪い面が困っている。自分自身が緩んできているせいか、人(従業員)と当たれば当たるほど不安や恐怖が来る。次に何なんだよとグワーッと来るのは怒り。怒りがきているなと思うとまたワーッと恐怖がやって来る。自分の内面が出ている。この自分の感情を職場で表に出すわけにはいかない。それを家庭に出している。奥さんに出している。
ベビーブレスをした。まさにそこに触る。最初、呼吸してちょっとしたら怒りが出てきた。怒りがきていて、そしたら怖くなった。怖さがきて、深く泣けた。泣けたのが良かった。一人ぽっちという感覚がやってきてより怖くなってきて、病院の匂いが感じた。病院の映像はないが臭いがした。病院の匂いが今でも怖い。そんだけ怖い状況に、(現状に至る今まで)ずっと怖い状態に怒ってもいる。その匂いで余計怖くて真っ暗になって、怖い怖いと泣いていた。寂しいというより、怖かった。そうして、一山超えて、一人ぽっち。一人が怖い。暗黒の中に一人。今まではそれをないことにしていた。その感覚に触れられた。良かった。

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

459 事実と伴に居れる自分でありたい

hana22

私の中には私自身に対する「役にたたなければいらない」という感覚がある。役にたたなければいらないという条件付きの死…見方を変えると、役にたてば、生きても良い可能性がある。その可能性にしがみついて生きてきた。条件付きの生だ。
もっと奥を観ると、最初からいらないという本当の死がある。本当の死…最初からいらないと言うことを分からなくする為に、何をしても何も役にもたたないのに、本当の死の事実は変わらないのに、条件付きの死と条件付きの生に挟まれた間の所にいた。これを以前、サンドイッチと言ってはいたが、なかなか、そこにいられなかった。
なぜ、いられないのか、それは本当の死が怖く、そのため条件付き・・・の「条件」を受け入れて、すぐ生きやすい方(役に立とうとする方)にいってしまうからである。本当の死…この事が、どれだけ自分にとって、知ってはいけない事実だったのかという事が分かった。でも、最初からいらなかったんだ…という事実はとても安心する。居心地が良い。
その居心地の良さがある反面、昔の癖も消えない。何かあるとすぐに、本当の死を感じないように、萎縮して、役に立とうとニコニコ仮面をする自分、役にたたなければいらないよと(自分にだけではなく)周囲にもしてしまう自分がいる。そのことが今はよく解る。きっと、この癖はずっと自分から消えないのかもしれないと思う。
そして同時に、今を生きたいと思うようになってきた。それは、最初からいらないという本当の死と、役にたたなければいらないという条件付きの死があるということ、つまり自分の中に死があること、そして、今まで生きる為にしてきた根深い癖があること、これらの事実と伴に居れる自分でありたいということ。それが今の私。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

453 やっかいな仕事と成長

IMG_1457

私たちにとって仕事は重要です。ときとして、弱い自分が仕事のじゃまになっていると、感じてしまうこともあります。この弱ささえなければ、もっと仕事はうまくいくのに、というものです。あるいは仕事が自分に無理難題を要求するように思えることもあります。絶望するかもしれません。
しかし、このやっかいな仕事と、自分の心の成長とは、実は車の両輪なのです。仕事で真剣に悩むことで、私たちは立ち止まり、振り返り、自分に何が起きているのかを探ろうとします。遠く忘れてしまった幼い子供のころのこと・・・。あなたは本当は知っているのです。自分の成長のチャンスが訪れます。助けは必要ですが、このチャンスを生かすことができれば、仕事への能力も高まります。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

451 ブログ「犬はずっとこっちを見ていた」を読んで

クリップボード03
1月7日の朝、出かける支度をしながらブログを読み始めた。「犬はずっとこっちを見ていた」。・・元旦の晩・・「家には誰もいないのか」「よしよし」「さびしいな」と読んでいたら涙が止まらなくて、一頻(しき)り泣いた。支度途中だったので、顔をもう一度洗い、今度は支度を終えてからまた読み返した。やっぱり同じところで泣けた。そして、最後の「心がある」というところで再び泣けた。
私の現状は、自分の傷の全体が観れずに苦労している。部分部分はその時はつかめるのだが、つなげていくのが難しい。記憶や感情も心もとない。毎日の瞑想で思い出しながら座っている。瞑想の中で少しでも感情が回復するといい感じがする。しかし、ここ二日ほど感情が出ないでいた。そんな中、朝、ブログを読んでいたら感情が出てびっくりした。ブログの「さびしい」と自分の中のさびしいが重なった感じ。傷ついた私が現在の私に気持ち(感情)を教えてくれている気がする。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

450 知らないうちに与える

クリップボード02

乞食でさえ金持ちを選ぶ。持たない人(母)から無理にもらおうとするのは暴力。そうとわかっていても奪おうとする。どうしようもなく、また、やってしまう。やってしまう根源的な欲求がある。自分ではどうしようもない。
やってしまうときに、その最中に、観てほしい。自分の中で何が起きているのか。何に狂気しているのか。何に震え上がっているのか。全意識を集中して観てほしい。
要(い)らなくなれば、もらうのではなく、知らないうちに与えるようになる。与えると言うのも偽善的で恥ずかしいほど。それもまた、どうしようもないもの。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

445 ブログの シェアお願い

いつもアコールのブログを閲覧いただきありがとうございます。

よろしければ気に入ったブログをフェイスブックなどでシェアしていただければ、と思います。

たとえばアイフォンでフェイスブックできる場合の手順は下のとおりです。

拡散手順1 拡散手順2 拡散手順3

 

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

431 周りの刺激と応援と安心

img_2039

グループセッションは助けになる。周りの(セッション仲間の)刺激と応援と安心があってなんとか、この1年やれてこれた。大きい。集団の力やたくさんの人の関わりがあることが有難いし、嬉しかった。今年はグループセッションに母が何回か来てくれてことも大きかった。人のお陰だと感じた。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

427 育児放棄した子供を再び受け入れる

2016-11-28-14-40-21

オラウータンの話の続き。赤ん坊に乳を与えられないオラウータンは、赤ん坊を引き離される。赤ん坊の命を救うために、飼育員が育てる。飼育員に育てられたオラウータンは、将来、仲間のオラウータンとやっていけなくなる。だから、成長し乳が必要でなかったなくなったときに、ただちにオランタンの群れに返す。母親に返す。ところが、その時に、育児を放棄したはずの母親とは、子供とかろうじて再会を受け入れ、スキンシップを果たすことがある。育児放棄と母性の間で母オラウータンが揺れる・・。人間なら揺れるのは当たり前・・?。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

426 宇宙背景放射?

img_2033

アコールのセミナーのセッションでは、記憶が焦点になることが多い。遠い昔の記憶、特に胎児期や乳幼児期の記憶。昔のことなのでなかなか思い出せない?。だいたい乳幼児期以前の記憶が残っているはずがない?。
そうではない。記憶と言っても、はっきりした光景をともなう記憶や言葉表現できる記憶だけを言うのではない。映像はないし、はっきりとは説明できない場合も、漠然としているが、強く残っている。
昔の重要な記憶の影響は、実は、今ひしひしと感じとられている。昔、辛い思いをして乗り切った(今生きている)のであれば、今もその辛い感じは強く残っている。乗り切るために得た自分の心の傾向をはっきりと感じているはずである。そうでなければ苦しまない。
そのことを感じる度に思い出す例がある。宇宙背景放射(コスミック・バックグラウンド・ラディエーション:cosmic background radiation:CBR)と呼ばれる現象。宇宙はビッグバンから誕生したと言われている。子供でも知っている。ところが誰もビッグバンを見た人はいない。しかし宇宙全体から、夜空全体から、均一で弱い謎の電波(ラディエーション:放射)が今もやってくる。宇宙の一番深いところからやってくる。ビッグバンの名残である。証拠である。その電波は今も確かにはっきり受信され、宇宙の誕生(ビッグバン)を強く裏付ける。

言ってみれば、私たちの胎児期や乳幼児期のCBRは、認識しにくい辛い思いや心の傾向である。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

416 自分自身が知っている

img_2045

セミナーで、いよいよ、自分の核心のところにたどり着く。すると、うまくいかない。迷う。どうなっているのか戸惑う。苦痛に思う。逃げているのだろうか。逃げているかどうかは本当は自分が知っている。どうすれば逃げずに、向かっていけるか、自分自身が知っている。誰からか聞かなくてもいい。言葉で何をどう言おうと、あまり関係ない。望み続ければ、恋しい人を望み続けるように続ければ、自分自身は必ず応(こた)える。必要なのは望む気持ち。それだけは間違いない。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ