投稿

インスタグラムも見てください|アコールセラピーの休憩(735)

アコールのブログ投稿(更新)が遅くなっています。

アコール林貞子のインスタグラムはほぼ毎日投稿しています。そちらの方も見ていただけると幸いです。上の部分をクリックしてください。この時点で最新のインスタグラム投稿へ飛びます。

飛んだ先のインスタグラムの画面で、下記の写真部分を見つけてクリックすると、過去の投稿も見られます。

*******************

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

母親に対する依存と殺意の一体構造はあなたの大切な人に対しても|アコールセラピーの現場から(734)

[母親に対する依存と殺意の一体構造]
小さな子供が健康な母親に育てられるとき、完全な一体感を伴う依存を味わうでしょう。母の懐で何不自由なく天国の時間をたっぷり過ごすでしょう。そして満足した後で依存から卒業し健康な発達を遂げることでしょう。
しかし、なかなか、そうはうまくいかない。健康な母親はめったにいない。そのため十分な依存が手にいらずに、大人になっても依存的な人たちがいる。

依存と殺意は、一体のものとして、小さい子供が人生のはじめに、母親に対して形成するもの。母親から十分な愛情をもらえなかった子供の感覚として、母親の中に良い母親と悪い母親がいる。悪い母親への殺意をあらわにすると母親全体を失ってしまう。母親に嫌われる。母親を失った子供を待っているのは、一人ぼっちの死である。耐えられない。そこで悪い母親への殺意を隠し、良い母親への依存を失わないようにする。しかし殺意を隠し持っているので、一体性のある本当の愛情を獲得することはできない。依存しながら殺意を隠して付き合うことの不満足さは、母親に対してのみならず、その後の他の人間に対しても、受け継がれる。

[他の人間に対する受け継ぎ]
依存と殺意の一体構造は、大人になったのちも、持ち続ける。どうしようもない母親には見切りをつけて、新しい、より好ましい人間関係をつくろうとしても、他の人間に対して、依存と殺意の一体構造は、気が付かないうちに維持され、それに伴う不満足さは受け継がれる。
すなわち大人になっても、奥深くでうごめく一人ぼっちの死を避けるために、最も好ましいと思われる誰かに依存する。母親の代わり(依存対象)だ。会社の上役、夫、カウンセラー、子供。しかし依存によって満足するのは、感受性を失っていない小さな子供が、健康で好ましい母親との関係で、完全な一体感を伴う場合であって、大人になった今となっては、相手にとっては迷惑な限りであろう。あるいは病的な相互依存をなす。不満足はどこまでも続く。
その人の感覚が鋭く、運が良ければ、あるとき追い詰められる。何か(殺意)を隠したようなそんな生き方は嫌だ、という気持ちが強まる。殺意は依存対象へ向かう。もともと母親へ向かうべきものが、せき止められており、現在の依存対象を襲う。
その時、殺意を放出する本人が、内面の一人ぼっちの死を恐れないほどに勇敢であれば、依存から抜ける。ブレスの中で殺意を表現し「一人ぼっちの死」に入っていくことができて「これで初めて生きていける感じがする」というのは、ニュアンスは異なるけれども、よく聞く感想である。
「生と死のエネルギー」
依存的な人たちは、昔、十分には手に入らなかった愛情(依存)を、今、何とか手に入れて生きていこうとする、生のエネルギーを中心とする人たちのように思えます。ある人は自分を見抜いて自嘲的に「愛情乞食」と言っていました。一方で、一人ぼっちの死を拒否し、そのために殺意という大きなエネルギー(死のエネルギー)を隠さなければなりません。それが、一人ぼっちの死を受け入れたときに、それまでの生のエネルギーに死のエネルギーが補われ、生と死のエネルギーが統合され、自分の本当のエネルギーを手に入れるのだと理解できます。

 

*******************

他のブログもどうぞ

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ヒナを守って犬にも向かって行く白鳥(白鳥の話2)|アコールセラピーの休憩時間(732)

白鳥の話2(つづき)

[4.守る親白鳥]

白鳥の両親は、いつもヒナを守っていた。

私が、一家へ必要以上に近づくと・・・3メートルくらいかなあ・・、父白鳥がこちらに向かってくる。真っ白い両羽根を、肩を怒らす様に持ち上げる。ノッシのっしと歩いてくる。別に、パンが欲しいわけではない。歯がない口ばししか持っていないのに、・・やってくる。ごめん、ごめん。あわてて後ろへ下がるしかない。

あるとき、白鳥が子育て中であるという事情が分かっていない人が、飼い犬を連れて散歩にやってきた。犬が20メートルくらい近くになったときに、父白鳥が無言のまま動き出した。犬に向かってノッシのっしと歩いていく。犬は、・・・逃げた。本気の戦いなら、白鳥は勝てるはずはない。首が細い。口ばしが小さい。歯がない。でも気迫勝ち。

人や飼い犬は、ヒナを襲わない。でも野生の肉食の生き物は、違う。襲って食べる。生きるために食べる。人が見ても、小さなヒナはかわいらしく、おいしそうである。ときどき白鳥の両親がともに、急に、首を上げて動きを止めることがある。上空にトビがいる。カラスがいるときである。

[5.生存の厳しさ]

私たちが初めて、一家に会ったときは、ヒナは3羽だった。地元の人によると、ヒナは、はじめは6羽くらいいたらしい。「狐ではないか」ということだった。ある朝さらに、2羽に減っていた。周りを見ると、近くの木に複数のカラスがいた。木の近くの屋根の上に、何かがある。屋根に近づいてよく見ると、はっきりしないものの、大きさや色が、それらしかった。湖畔には、白鳥が隠れる適当なものがない。上空から襲われたら防ぐのは楽ではない。あの父白鳥がいても、守り切れるのは2羽くらいかもしれない。それで湖の白鳥の数は、そこそこに維持される。

意外なことがある。犬にさえ向かって行く白鳥が、さっさと退散することがある。一家が急に目の前から移動しはめるので、何事かと思い、よく観察すると、遠くから、他のつがいの白鳥がやってきていた。距離は100メートルもあるかと思うほど遠かった。白鳥同士なので仲よくすればいいのに、と思うけれど、違う。ほかの動物でも同じようなことがある。同じ種の群れ同士が出会うと激しい争いになることがある。草食、肉食を問わない。多分、食べ物や生きるために必要な環境が重なるので、他の群れを追っ払う必要がある。あるいは追っ払われてしまう。子供(ヒナ)がいるときには、子供が殺されないように、さっさと退散するに越したことはないのであろう。

[6.ヒナの成長と家族の終了]

私たちが出会ったのは、6月ころだった。片手の平に乗るくらい小さかった。一口サイズ。かわいかった。会うたびに大きくなっていった。片手では難しそうになり、近くのカルガモを超える大きさになり、両手でやっとだろうなと思えるくらいになり、あれよアレヨと、大きくなった。

ヒナは増々かわいくなり、4羽家族の居る風景は、しみじみ愛おしかった。あるとき、4羽家族は、ワカサギ釣りの屋形船がつながれている木の下に、いた。木の周りは、柔らかそうな緑の草が、芝生のようにふわふわと生えていた。その上に、4羽家族は幸せそうにうずくまっていた。ヒナはもうカラスには簡単には襲われない大きさになっていた。親白鳥の安心が伝わってきた。就学前くらいの男の子が走ってきた。白鳥家族を見つけ、赤ん坊を抱っこしたお母さんの手を振り切って、木のところまで来た。白鳥家族のすぐ近くに来て、「天国みたい!」と大声で言った。そう、まるで天国みたいだった。

親白鳥の半分くらいの大きさになっても、羽根の色が薄い茶色なので、遠くからでもヒナだとわかった。このころ、両親白鳥は、ヒナに遠慮せずに食パンを食べた。

親白鳥とほぼ同じ大きさになっても、色は、茶色と白のマダラ模様なので、ヒナだとわかる。

マダラ模様になる少し前あたりから、父白鳥はいなくなっていた。母白鳥はその後もかなり一緒にいた。近くにいるので、母白鳥だろうな、と思うだけで、母白鳥らしいしぐさをするわけではない。他の白鳥かもしれなかった。そのうち、マダラ模様の二羽のヒナだけで堂々としているようになった。母白鳥が近くにいるのかどうか、わからなかった。私には見分けがつかない。どこかへ行ってしまったかもしれない。11月になっていた。マダラ模様が完全に消えて、真っ白になるころ、この二羽の兄弟も、互いに独立して、他の白鳥とつがいになるのかもしれない。

[7.健全さの違いは何?]

成長したヒナだけで堂々としている様子は、自然界の親離れを感じさせますね。ヒナを守るために犬にも向かって行っていた父白鳥が、いつの間にかいなくなり、エサをヒナに譲っていた母白鳥も、やがていなくなる様は、寂しいようで、健全な子離れを感じさせます。この健全さはどこから来るのでしょうか。本能に過ぎないと言えばそうでしょうが、人間だって本能は持っています。違いは何なのでしょうか。

推測します。

白鳥は人間よりも自由に生きています。つがいになる相手も自分で選ぶでしょう。自分の気持ちを感じ相手を感じ、感じるままにつがいになります。誰にも強制されません。誰へも忖度しません。生まれてきたヒナは、だから、「とてもかわいい」と親白鳥は感じるでしょう。かわいいヒナには、命をかけ、エサも譲って、後悔はないでしょう。気の進まない結婚をして、いやいやながら子育てをする人間を、白鳥はなんと思うでしょう。

(おわり)

親白鳥は食べずにヒナに譲る(白鳥の話1)|アコールセラピーの休憩時間(731)

白鳥の話1/2

 

[1.白鳥一家]

山中湖の湖畔に白鳥たちが住みついている。2021年には、ある白鳥の一家が、私たちのセミナーハウスの近くに住んでいた。両親の白鳥と数羽のヒナだった。ヒナは淡い茶色でフワフワしていた。カステラをくりぬいたお菓子のようだった。ヒナのあまりのかわいらしさに、私たちは毎朝、湖畔を散歩するたびにその一家を探した。

湖畔には、春になると、小さいおいしいサクランボをつける、背の低い富士桜の並木があった。その並木が両側を囲む小道を抜けると、目の前に湖が大きく広がり、一家が居る地域になる。片道20分くらい歩く距離で、日によって、居る場所が違った。彼らも朝は食事であちこち水草をもとめて移動するらしい。私たちは食パンをポケットに忍ばせて、ちぎって白鳥に投げ与え、ときどき私たちも食べた。

[2.白鳥の食欲]

白鳥は食パンを好んで食べる。透明な湖水に白く浮かんだパンを、口ばしでほぐしながら、水と一緒に飲み下す。たいていの白鳥はお腹を空かしていて、あっという間に食べ尽くす。そして、もっと寄こせと、水から上がる。恐竜のような大きな水かきが現れ、ノッシのっしと、歩いて、こちらへ近づいてくる。堂々としている。小さな二つの眼が正面からこちらを見据えて、やってくる。野生の白鳥だ。零下20度の山中湖の冬を、白く雪をかぶりながら身一つで過ごして生き抜く、凄さがある。

そして、パンをちぎるのに手間取っていると、すぐそこへ来た白鳥に、必ず手をかまれる。口ばしには歯がないので痛くない。でも、あまりの迫力に誰もが、小さな悲鳴を上げてしまい、手からパンを落としてしまう。落ちたパンはたちまち白鳥が食べる。思わず後ずさりしてのろのろしていると、あっという間に食べ終わった白鳥が、再び、ノッシのっしと迫ってくる。あんなに美しくてかわいいと思っていた白鳥へのイメージは変わってしまう。怖い・・・。白鳥の食欲はすごい。

[3.食べない親白鳥]

しかし、一家の親白鳥は、ほとんどパンを食べない。自分は食べずにヒナに譲る。親鳥のすぐ近くにパンを投げても、ヒナがそばに居れば、食べない。食べようか食べるまいか迷う様子はなかった。ヒナが、当然のように食べてしまう。多分、子育て中は、親白鳥は食欲そのものがなくなるのではないかと思える。

仮に、食欲が自動的になくなるとしても、人間にも同じような感覚はあるのだから、ついつい想像してしまう。親白鳥はヒナが可愛くてしょうがなくて、あまりの可愛さに、ヒナが食べるのを見ていると自分の食欲さえ失ってしまうのだ・・と。あの本来持っているすごい食欲を失うのだから、どれほど可愛いと感じているのだろうか、と。

(つづく)

あけましておめでとうございます|アコールセラピーの現場から(730)

あけましておめでとうございます。

コロナ禍のため、山中湖のグループセッションがなかなか再開できませんが、今年こそ再開可能になることを祈っています。

 

*******************

他のブログもどうぞ

セラピーを受けた人々からのgoogleの口コミを見る→iphoneは画面中央の「クチコミ」をクリック

 

殺すなら殺せ|アコールセラピーの現場から(726)

<W>

今日はj君のまとめですね。

<H>

彼は、上手な絵で、回顧録をまとめてくれました。ありがとうございます。以下<j>の部分はj君の回顧録の部分です。絵は10枚です。絵を中心にまとめています。

<W>

彼のきっかけは、一言で言うと、何になるのでしょう。生きづらさとでも言えばいいのでしょうか。

<H>

そうですね。彼はあるチェーン店の店長を務めており、初めのころは上司や部下との関係などが話題に上がりました。以下、彼の回顧録を見ていきます。

1枚目

<j>

「周りの目を極度に気にする自分」

周りの評価を極度に気にする自分。

生きづらさに苦しむ。

集団の中にいるのが苦手。小人数もダメ。

話すことが見つからないと異常に焦る。

早く1人になりたい。

人との関係の中でいつもそう思っていた。

そして当時の上司との関係に苦しんでいた私。

これがセッションを始めるきっかけとなる。

<H>

j君は、はじめは、こんなふうにはっきり自分のことを語ったわけではなかったような気がします。もう少しぼんやり「自分のことを知りたい」とかなんとかいうことだったと思います。

<W>

今、まとめができる段階になって、よりはっきり自分のことを語れるようになったんでしょうね。

2枚目

<j>

「悲しみの母」

私がセッションを始めた当初。

まずこんな家族の様子を感覚的に思い出しました。

母はいつも悲しい顔をしている。

祖母(父の母親)はいつも母を攻撃している。悪辣。嫌味ったらしい。

父は扉の向こう。何処かに行っている。家にはいない。

私は暗い気持ち。

他に兄と姉もいたが、家族の誰も私には関心が無い。

誰の心の中にも私はいない。

という感覚がずっとある。

当時は家族がいない所で、寂しさや怒りを訴える。

こんなセッションを何度も何度も、繰り返していました。

<H>

兄弟を含め人間関係が薄い感じがしました。実家に帰ってもあまりお兄ちゃんなどと話をしなかったようです。

<W>

一時期は、お兄ちゃんの悪口などを言っていましたね。

<H>

この回顧録では一切触れてないです。セッションが大きく進んで、もう、どうでもよくなっていってしまったのに違いない、と思います。自分のことをやらないと、外側(例:お兄ちゃん)に問題を求めてしまう。

<W>

そういうものですね。

3枚目

<j>

「「苦しみ死に」の恐怖」

ある日のセッションで私に起こった、とてつもない恐怖の体験。

圧倒的な力で押し寄せる死の恐怖。

全く抵抗できない。

死を受け入れる心の準備などできずに、

苦しんで、苦しんで死んでいく。

それが胎児期の恐怖である事は当時から分かっていたが、

具体的な事が分かったのは、

もっと後になってからであった。

父には私が生まれる前から浮気相手がいた。

母はそれを知っており、

父を自分に繋ぎ止めるために私を妊娠した。

しかし母は私を妊娠している時に、

父の浮気が続いている事を知ってしまう。

私を妊娠した事は全くの無駄であった。

母の強い怒りが私に向きます。

母の殺意。

とてつもない身体的な苦痛を伴って

殺される恐怖。

このセッションで体験したこの「苦しみ死に」の恐怖は、

その後長く私を停滞させる事になる。

<W>

それまで彼が希望していたのは「心の傷に触れずに、感情豊かで、魅力的な人間になりたい」辛いところには触れたくない、というようなことだったと思います。

<H>

お土産だけが欲しい人だった、ようです。

<W>

今は見事に、心の傷のおおもとに届きました。対峙すべき心の傷がはっきりしました。

<H>

生きにくさの原因には、親の意向を汲んで生きていくと言う、同じグループカウンセリングの仲間の話なども参考になっていると思われます。

<W>

親に利用され、自分から利用されようとする切ない気持ちですね。

<H>

切ないです。

<W>

彼は「「苦しみ死に」の恐怖は、その後長く私を停滞させる事になる。」と言いますが、なぜ、「停滞」してしまうのかが、人が悩むということのカラクリのような気がします。

<H>

傷を目の前にして、引き返そうとする気持ちが働くのですね。

<W>

引き返しを言うのであれば、傷を目の前にする以前から、傷に無意識なときから、何とかして引き返そうとしていた、とも言えます。事実を否認することで何とかしようと苦戦する。

4枚目。

<j>

「グレーにする自分」

父を自分に繋ぎ止める為に私を妊娠した母。

私はその役目を果たせれば、

母からの愛情を得られる。

と思うようになります。

本当は愛情あって私を産んだわけではない事は知っているが、

それを直視しない。

正しく認識する事を避ける。

ぼかしてグレーにしてしまう。

この心の癖は、

この後の私の対人面にしばしば影響を

及ぼす事になります。

<W>

今でこそ、そのようにはっきり言えますが、白黒はっきりさせないグレーな場所にいるときには、ひたすら、ただグレーだったのでしょう。

<H>

なんとかすれば(自分に対する母親の)愛情はあるはずだと思い込んで、ギリギリのところで生きていこうとするのは、トラブルに悩んでいる人の共通の部分かもしれません。本当の母親の姿、本当の自分の姿、を見ることができない。

5枚目

<j>

「全てを閉ざして石になる」

母は私に、

父を自分に繋ぎ止める役目を与えて、

私を出産します。

しかし私が4歳くらいのとき。

両親は離婚。

役目を果たせなかった私は、

一人洞窟の中で石になって、

全てを閉ざして死んでいく。

家族の誰も私の事など意識がなく、

私は誰にも知られない所で、

一人死んでいきます。

一度死んでしまえば

案外そこは居心地が良く、

私は自分をその場所に居続けさせる事になります。

閉ざして生きていけば、嬉しい事は少ないが、

辛い思いをすること事も無くてすむ。

 

何も無い人生を私は選んだ。

しかし、私は覚えていました。

閉ざすとき、

凄く凄く悔しかった。

悔しかったが、閉ざす事しか出来なかった。

無理難題をおしつける母への怒り。

母の愛情を得るために頑張ってきたが、

それが叶わない絶望感。

母と私は両思い。

という暗示を自分にかけて、

他の事は閉ざしてしまった。

そうするしか無かった。

<H>

母親にはほんとに愛情がないんだということがわかって、石のように閉じてしまう、ということですね。

<W>

そこのところです。彼の回顧録では、あくまで「離婚」がきっかけです。しかし、「父を繋ぎ止める役目を」うまく果たし「離婚」がなければ、母から本当に愛情を得られたのでしょうか。離婚がなくても本当の愛情は無理だったのかもしれません。そもそも条件付きの愛情ではj君自身が納得しないでしょう。彼は、実は知っていたのかもしれません。「母親にはほんとに愛情がないんだ」と無意識には始めから。

6枚目

<j>

「殺すなら殺せ」

グレーにする自分から脱却するきっかけになったのは、

「殺すなら殺せ」をやった事であった。

愛情の無い両親から生まれた私が、

自分の存在にどれだけ戸惑って生きてきたか。

愛情が無いなら俺を殺せ。

俺はおまえの役には立たない。

そんな事はしたくも無い。

だから殺せ。

キズだらけ血まみれの私の、

渾身の怒りであった。

 

しかしいざ殺されるとなると、

母を思う気持ち。慕う気持ちが溢れる。

大好きで死を受け入れる。

母を殺すセッションも繰り返し行なってきた。

怒りで始める母殺しですが、

大好きで大好きで殺しきる。

母への怒りをやればやるほど、

母を慕う気持ちを思い出していく事になる。

 

この、「殺すなら殺せ」をやって以降、

私に色々な変化が起こっていった。

 

<W>

大きな突破が、転機が起きました。大迫力の絵です。

<H>

この転機が訪れるきっかけになったことの一つが、セッションを中止するかどうかのカウンセラーとの話し合いだったかもしれません。グレーにして石のようになりセッションが進まない。このままやっていても、時間とお金が無駄なので、中止したほうがいいのではというふうに相談をしました。

<W>

カウンセラーも、彼の心情と一体になって、決断が迫られたのですね。

<H>

彼が辛いようにカウンセラーも辛い。グレーにして石のような状態には、だんだんカウンセラーも耐えられなくなる。本当に同じような内的な経験をするのだと思います。

<W>

そして彼は前に進む決断をするのですが、その結果の「殺すなら殺せ」はカウンセラーにも向けられていたのかもしれません。「見放すのなら見放せ」と。陰には依存がありますから。カウンセラーはいつの間にか母親役です。辛いときに依存は慰めになります。ところが依存を頼りにして前には進みたくない。依存できなければ自分で立つしかない。その時、前に進むも見放されるも同じようなもので自分の目の前にある。

<H>

そういう意味ではカウンセラー自身が健康でなければならない。ぎりぎりのところまで。

<W>

「いろんな変化が起こっていった」とあります。

<H>

「停滞がなくなってきた」ということですね。

<W>

その変化の原因が回顧録のここに書かれています。母親への愛憎の統合から生死の統合が起きています。

<H>

母親への愛憎の統合は、自分自身の生死の統合に通じているというあれですね。

<W>

あれです。大切なところですから、見ていきます。

「殺すなら殺せ」は母親への究極の怒りです。憎悪です。「母への怒りをやればやるほど、母を慕う気持ちを思い出していく」とあり母親への愛憎のエネルギーが実は同じであることを彼は体感しています。愛憎の統合です。

そして「殺すなら殺せ」は、また同時に、自分自身の死の受け入れです。

グレーにして石のようになって何とか生を守ろうとしますが、その守りの彼岸は死です。自分にとって宇宙のように大切な母親から、あろうことか自分自身の死が望まれている、その死です。

その死を受け入れることで「渾身の怒り」つまり激しい「生」が出ます。何とか守ろうとする弱々しい生ではありません。死を受け入れて本当の生が出る。生死の統合の兆しです。この辺りは、この後の8枚目の絵でも描かれています。

7枚目。

<j>

「靄に包まれて死ぬ」

胎児期に母に殺されそうになった感覚は、

身体的苦痛として私の心に刻まれ、

私はその記憶にずっと苦しめられてきた。

一切の抵抗は許されず、

死を受け入れる心の準備も出来ず、

胎内いう狭い場所で暑さからも逃れられず、

窒息死するという、「苦しみ死に」の恐怖。

 

しかしある日のセッションで気づくことになる。

本当に怖いのは一人ぼっち。

母も。誰も彼も。私の事など意識に無いと知ること。

そしてこの世界の、

厳しさ。冷たさ。無慈悲さを知る事。

それが本当の恐怖。

一人ぼっちを自覚したくないが為に、

私は「苦しみ死に」の恐怖を利用していた。

「苦しみ死に」に囚われていれば、

一人ぼっちを自覚しなくて済むので。

恐怖で恐怖を隠す。

私はそんな生き方をしていたのだ。

この7枚目の絵に描いた黒い靄は「苦しみ死に」を表現しています。

 

「苦しみ死に」の正体(一人ぼっち)を知った私は、

抵抗する事なく安心して、靄に包まれて死んでいく。

“やっと死ねた。”

私の中からしみじみとそういう気持ちが湧いて来た。

 

<H>

「本当に怖いのは」「一人ぼっち」。母親から殺される「苦しみ死に」の恐怖ではなく、さらに、その奥にあった。

<W>

はい。6枚目の絵のところで母親からの死を受け入れたら、その奥の本当の恐怖である「一人ぼっち」を受け入れることができ、「やっと死ねた」という境地になったのですね。

<H>

大亀の水底に足が着いた。「安心」ですね。

<W>

死の受け入れが深まった。

8枚目

<j>

「恐怖と共に生きていく」

私は恐怖を克服したいと思って、セッションを続けてきました。

日常的に感じている、対人面での恐怖が辛くて辛くて。

しかしそれ(辛い辛いと言うこと)は心を閉ざして生きていく、

と言っているのと同じことだと、ある時、気づかされます。

本当の自分の人生を歩んでいくために、恐怖と共に生きて行こう。

と思うようになりました。

 

幼いころの恐怖がどんな物であったか。

日常の中で感じながら生活していると、

不思議と恐怖は和らぎ、

恐怖の中にいる事に心地良さを感じることも多いほどです。

 

どんなに惨めな思いをしてきたか。

本当に死んでしまいたかった。

消えて無くなってしまいたかった。

そんな事も少しづつ思い出していきました。

 

8枚目の絵には3人の自分を描いています。

その中の一番小さい自分は恐怖している自分。傷ついた小さい自分。可愛い、可愛い自分。

真ん中はそれを包む今の自分。恐怖と共に生きて行く。

一番大きい自分は、本当の自分のようなものだと思われる。いつも私(真ん中の自分)に、”大丈夫。オレがついてるから大丈夫。落ち着いて!”と声をかけてくれる。

 

<H>

「どんなに惨めな思いをしてきたか。本当に死んでしまいたかった。消えて無くなってしまいたかった。」と過去形で話せるようになりました。よかった。「不思議と恐怖は和らぎ」とあります。「和ら」がせるセッションもありますが、自然と起きてくることが本物ですね。

<W>

はい。この絵がいいですね。

<H>

見るだけで暖かい「安心」が伝わってきますね。「3人の自分」が成長を表現しているようにも見えます。

<W>

生と死の統合を見ます。6枚目の絵のところで「殺すなら殺せ」と死を受け入れて本当の生「渾身の怒り」が出た後で、7枚目の絵でさらにその奥の「一人ぼっち」を自覚して死の受け入れがより深まり、この8枚目の絵で、その深まった死(真ん中の自分)に応ずるように暖かい生(外側二人の黄色とオレンジの自分)が現れ、生と死の統合がより明確に描かれているように思います。

9枚目

<j>

「やっと甘えられた」

ある日のセッション。

母を慕う気持ちを感じながら母を殺す。

愛おしくて愛おしくて殺す。

 

その後、死んだ母に抱きついて

心から甘える。

思いがけず甘えを出せた私でした。

甘えたいと強く望んでいる自分を、

さほど意識いてはいなかったのだが、

 

“やっと甘えられた”

“やっと甘えられた”

何度も何度もそう思いました。

本当に嬉しかった。

<H>

「思いがけず、やっと甘えられた」いいですね。甘えると言うのは難しいことです。甘えたふりはできるけどほんとに甘えるのは難しい。

<W>

努力して甘えられるものではないのかもしれません。恐怖の正体を知り受け入れ「安心」できたのが大きいのでしょう。

<H>

母親はいまだ石のような色に描かれています。母は石であっても甘えるのは自分、自分は甘えられる。母の事情に左右されないということなのかもしれません。

10枚目。

<j>

「心から自分を抱きしめる」

またある日のセッションで。

恐怖でオロオロする自分を思い出した。

父を母に繋ぎ止めるなんて出来ない。

でも母は私にそれを求めて私を生んだ。

どうしたらいいか分からず。

どうにも出来ず。

焦り、恐怖し、オロオロするしか無かった。

 

そんな自分がかわいそうで。かわいそうで。

幼い自分を抱きしめて安心させてあげたい。

大丈夫だよ。と言ってあげたい。

そんな事は出来なくていいんだよ、と。

 

“心から自分を抱きしめてあげて‼️”

私の内側からこんな声が

湧き上がってきました。

 

嬉しさやら。切なさやら。

悲しさやら。愛おしさやら。

幼い自分を抱きしめて泣きました。

幼い自分も感情的のままに泣いていました。

<W>

いいですねー。

<H>

いいですねー。

これらの絵には出てきていませんが、彼は、本当に生きていくエネルギーが出てきて、宇宙に向かって吠えるような、歌うような表現ができたということです。

<W>

いいですねー。

*******************

他のブログもどうぞ

セラピーを受けた人々からのgoogleの口コミを見る→iphoneは画面中央の「クチコミ」をクリック

自社施設紹介

新型コロナウィルス災害についてのご挨拶|アコールセラピーの現場から(714)

新型コロナウィルス災害についてのご挨拶

新型コロナウィルスが猛威をふるっています。ご自身やご家族の生命健康を守っていただきたい、皆さんと力を合わせて乗り切っていきたいと思っています。以下のことお伝えします。

○弊社のグループカウンセリングなどの集団のセッションは自粛していますが、オンラインカウンセリングや個人セッションなどは新しく工夫し行っております。

◯失業や倒産の危機にさらされることもあると思います。命の危機にさらされることもあると思います。それらの危機が心の奥の傷に響くこともあると思います。心理的に大きな危機を迎えて、心は遠い昔に戻り、未だ解決されていない心の傷(固着点)に戻ってしまうことがあるからです。
○仮に、心の傷に響くことがあったとき、そのことは、ご自身の心の傷に気づき振り返るチャンスでもあります。目をそらさずに、そのチャンスをものにすれば、このような大きな災害の中でも自分の人生を生きやすくなります。災害が過ぎ去った後にも、取り戻した自分の人生をより楽しむことができます。

◯なにとぞ、気をしっかり保って、慌てずに最善の対処をされることを願っています。

アコール有限会社 代表 林 貞子

*******************

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

役に立たなければいらない3/3|無条件の死から無条件の生へ|アコールセラピーの現場から(713)

(続き)3/3


絵7
<無条件の死と無条件の生、二つの間に血が通う>
<W>
この絵がすごいですね。前回の話(役に立たなければいらない2/3)からさらに進んだことが分かります。
<H>
絵6の変形としての絵7が描かれています。下方の小さな球は、地球です。
<W>
ずいぶん小さいですね。自分が大きいんだね。その感覚がね・・すごいね。
<H>
その上に、大きな私が乗っかっています。上方に二つの手が描かれ、かろうじて人だとわかります。私の地球に乗っかっている部分は、無条件の生です。上方は、果てしなく一人ぼっちの無条件の死です。無条件の生と無条件の死の間には、虹色のたくさんの線が描かれます。血管ということです。死と生は、もはや分かたれていません。たくさんの血管でつながれ、一つであることが強調されます。
<W>
血が通って一つに・・。
<H>
彼女は言う。「自分が愛おしかった。跳ねた。(堕胎という生命を絶つことを)やらかした自分も愛おしいという感じだった。(母を)大好きはダメだった。(母を)恨んで生きるのもダメだった。(母を)かばう、躊躇する感じが日常でもある。かばう気持ちは罪悪感。勝手にかばう、迷う。(母を)好きな事を攻撃しなくても良いと思った。大好きをやって良いと思った。カラフルな毛細血管が通ったみたい。良いことだけじゃなくて殺される気持ちもあって良い。カラフルで良い。真っ黒もあるし、暖かい黄色もある」
<W>
上の彼女の記録(「 」書き)中に、(母を)という言葉を何か所も入れさせてもらいました。しかし、彼女が「母を」と言わなかったのは、母であって、もはや母ではないのかもしれません。「母を」好きだったり恨んだり・・というのは「母を・・自分を、世の中全体を、宇宙を・・」ということなのかもしれません。
<H>
母は小さな子供にとっては宇宙ですから・・・。
<W>
この絵7は、まさに生と死の統合の確立という感じです。

絵8
<死と生のサンドイッチ、自分の原点>
<H>
絵6や絵7と同じようなニュアンスの絵(絵8)を彼女は描いています。絵の上半分では、暖かそうな地球のような上(生のイメージか)で大の字になって、何もない世界(死のイメージか)を見ながら、ブレスワークをしています。お腹がぱっかーと開いて、自分は暖かい生と、冷たい死のサンドイッチになっていることを知ります(絵の下半分の左)。それが自分の生の原点であると気づきます(絵の下半分の右)。
<W>
生と死が、絵7よりも、近い感じがします。より一体になる感じか・・・。
<H>
彼女は言う。「自分のお腹が怒りを出したらパカーと開いた感じ。その後、傷ついていない胎児を感じている途中に、物凄い冷たいものと温かい物のサンドイッチになった。(絵の中の)イクラのオレンジの美味しい所が自分の原点みたいな所。」
<W>
まるで胎児の元になる受精卵のような・・・。


絵9
<穏やかな生 暖かすぎてびっくりして泣いた>
<W>
この絵はまるで絵8の「オレンジのイクラ」の受精卵が成長して大きくなったような感じを受けます。
<H>
彼女は言う。「お腹の中であったかく浮かんでいる感じだった。(今までは)お腹の中はいつも冷たかった。あったかくてびっくりした。暖かくて浮かんでいる感じで、そんなのあるんだと。そのままいようと。自然と出てきたのが、そのまま暖かいままで死にたいと思った。そのままいたら、あったかい感じで死んだ。苦しくもないし、怖くもないし。その暖かさに委ねている。暖かいというところにずっといて、凄いあったかいしかない。自分の世界の全てが暖かい。暖かすぎてびっくりして泣いた。信じられない暖かさ。無条件に暖かい感じにいた。・・・今までにない暖かさをずっと感じるようにしていた。」
<W>
「暖かすぎてびっくりして泣いた」んですね。よかった。
<H>
彼女は生と死のサンドイッチをていねいにやった、納得するまでやった、それがよかったと思います。


絵10
<マーライオンのよう 自分の気持ちを吐き出せる>
<W>
絵1の不全感に、我慢するばかりで何も言わせない(言えない)というのがありましたが、ここでは、大いに言えるようになった自分が描かれます。このころ、見ていて、彼女はますます魅力的な女性になっていきました。
<H>
彼女は言う。「(ブレスで)呼吸をして吐き出した時にマーライオンみたいに、ヘドロのような自分の我慢していたものがドァーっと出た。全部出そうと思った。・・・発酵しているものはこれだと思い出した。ヘドロが段々柔らかい物になった。最後の方は暖かい黄色いものが出て来た。黄色いものが出るマーライオンになった。」
<W>
絵10の左の絵は、ヘドロの感じがよくでています。我慢していたんですね。
<H>
ニコニコ仮面で本当には自分の気持ちを言えなかったのが、実際の生活でも驚くほど言えるようになって改善された、ということを、彼女から聞いています。
<W>
改善は全体に及んでいると思います。

(終わり)

*******************

らのgoogleの口コミを見る→iphoneは画面中央の「クチコミ」をクリック

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

役に立たなければいらない1/3|早く消えてしまいたい|アコールセラピーの現場から(711)

1/3

<W>
今回はある女性の話です。彼女も抜けていきましたね。
<H>
ほんとにうれしいです。とても魅力的な女性になりました。
彼女は、初めは周りばかりが気になり、笑顔で居ないと嫌われると思っていました。
<W>
問題を忘れないように、ニコニコ仮面という名前を付けてもらいました。
<H>
後で話題になりますが、ニコニコ仮面の裏には、「早く消えてしまいたい」というような辛い心境が隠れていました。
<W>
では、その種明かしを、彼女の絵と記録(以下「 」書きの部分)にしてもらいましょう。彼女が描いた絵を見てきましょう。

絵1
<我慢してニコニコ仮面>
<H>
絵1は彼女の当初の不全感を表したものです。上のほうには、①「何も言わせない」「世間の目」から見られ「怖がって遠慮している私」がいて、②誰かに「守って」「助けて」と訴えますが、③④ 父という壁や母の呪縛があって苦しみます。
<W>
絵1の中の「エ エ」は人の目ですね。いくつかのシンプルな人型は彼女自身でしょうか。
<H>
はい。もっとも、その中の3つ目の人型は母親かもしれません・・・。
<W>
この時代は母親と自分の区別があいまいなのかもしれません。
<H>
彼女自身の説明です。「我慢する。周りにばかり気にする。笑顔で居ないと嫌われると思う。ニコニコ仮面をしていないといられない。寂しいということを自覚するのが怖い。」
「環境は悪かったと思う。親は笑っていない。自分は笑っていた。贅沢はいらないから明るくいたいと思っていた。ご機嫌を伺っていた。」と説明します。
<W>
今だから「ご機嫌を伺って」などと言えますが当時は大変だったことでしょう。

絵2
<役に立たなくてごめんなさい>
<H>
母という呪縛は、母からの怨みツラミを聞かされてつくられます。絵2には、右上の母親が、左下の彼女に向かって、怨みツラミを放っています。
<W>
小さな彼女が、黄色の丸いバリアで自分を守っている様子は、痛々しいです。
<H>
母親と父方の祖母(おばあちゃん)には確執があり、彼女はその板挟みになります。
彼女は言います「子供の時は、母は「早く死にたい」と言っていた。愚痴を言っていた。「あんたはおばあちゃんに可愛がられていいわよね」」と。小さな彼女は「役に立たなくてごめんなさい」と思うしかありませんでした。
<W>
そもそも母親に「早く死にたい」があったわけですね。
<H>
世代間伝達が暗示されます。

絵3
<役に立たないならいらない>
<W>
この絵(絵3)は絵2をさらに詳しく描いたものですね。自分の気持ちを言ってはいけないと、押し殺し、閉じ込めています。
<H>
母から怨みツラミの中には、お母さん自身が「死にたい」と言うことと、お母さんのヒステリックが多く含まれていました。
彼女は「お母さんがかわいそう。お母さんごめんなさい。役に立たなければ(自分は)いらない」と思います。
<W>
そうなんですね。小さな子供(彼女)は、母の気持ちを自分の気持ちとして受け入れます。ある意味では母と自分の区別がつきません。絵を見ると、彼女は、怨みツラミを放つ母親を抱きかかえています。
<H>
他方では、後で思い起こすと、「自分の気持ちを言ってはいけない、押し殺していた」と言います。また、「小学生の時に母親に「もう殺して」と言った覚えがある。生きている心地がしなかったと思う。家(うち)は何で(こんな辛い雰囲気なんだ)という話をしていたと思う。「お母さん死んで」じゃなくて、「私を殺して」だった。・・・言った自分が申し訳ないと思った。困らせたと。今なら(母親は)子供にそんなことを言わせるなよと思う。」と言います。
<W>
「言わせるなよ」というのは自分が回復してきたから、自分自身が出てきたから、言えることですね。
<H>
自我がしっかりしてきた。
でもそのころは、自分というもの(自我)は頼りなく、母親にしがみつくしかなかった。
彼女は言います。「漠然と母の殺意が怖いというのがあって、(母に)凄くしがみ付いている。小さくて怖くて泣いていて。私に取って母の殺意は「役に立たないならいらない」だった。「いらない」ってやられるのが怖くてしがみ付いていた。」と。
<W>
この「役に立たないならいらない」というのは大きかったですね。長い間彼女を支配していた大きなものです。そのことに彼女は気が付き、カウンセリングのたびに自分のテーマにしていました。彼女の中がずんずん進んでいったような記憶があります。
<H>
大人になり彼女自身も、そのことの加害者になったという事件があります。ある時お付き合いしていた人との結婚を望んでいました。妊娠しましたが、その人は結婚に同意しませんでした。彼女は堕胎しました。結婚という目的に役に立たない子供を堕胎したんだと、彼女は言います。同じことをしてしまったと。
<W>
彼女はそれまでにも増して真剣になりました。進んでいきました。

(続く)

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

大きな壁を突破して絶好調の毎日|絶望を手に入れたとき「私、解った!」|セラピーの現場から(695)

<W>
今日はYさんのインタビューをしたいと思います。
<H>
Yさんは大きな壁を突破して、絶好調の毎日を過ごしています。
<Y>
(笑)
<H>
ご自分でも、今まで経験した自分史のまとめを書き始めているということです。しかし、絶好調のせいで、新しい仕事も始めたということもあり、日常もいろいろ忙しいようで、自分史の完成は時間がかかるかもしれません。とりあえず、皆さんにご報告したいので、今日、インタビューさせていただきます。
<Y>
毎日が気力に満ちて充実していて、夜はコテッと寝てしまうんです。
<W>
(笑)
<H>
ベビーブレスを始めた頃のあなたは、全くやる気がなかったですね。
<Y>
最初のベビーブレスは、高校生の頃です。そのころ、朝起きる事が出来ず学校も遅刻するようになり、夜になったらバイトに行く…また朝が起きられないの繰り返しの私にうんざりしてました。母親に勧められて、嫌々ベビーブレスをしました。「やりゃ良いんでしょ、あなたが満足するんでしょ」とやった。呼吸もせずにただ寝ていたんです。
<W>
始めたきっかけは子育てがうまくいかないということでしたね。
<Y>
子育てでオッパイが出すぎたということもあり、オッパイを上手く吸ってくれない娘のせい‼︎とイライラして、4階から子供を放り投げるイメージが出ていました。それを思いとどまったのは私の愛情だ、と自分に言っていました。子供の大事な成長期にネグレクトが続いたことも、思いとどまった愛情の結果だったんです。
<H>
ベビーブレスなどのセッションを続けて「絶対嫌」というのが手がかりでした。重要なところで口癖のように「絶対嫌」と言っていました。何が絶対嫌なのかはっきりしないところがありましたね。
<Y>
心の傷の奥底を「絶対嫌」と言っていた。今思えば絶望だった。心の谷底へ通じる淵。とてつもなく怖かった。愛情や殺意がバラバラに存在していた。そのことが話題になっても、せっかくバラバラにしたのに何故一つにしないとダメなのと、いう感じで、ピンとこなかった。
<W>
なるほど。
<Y>
バラバラになっていることこそが、自分の存在意義の感じなんです。うまくは言えないけれど・・。いろいろの心痛やトラブルを、バラバラになったそれぞれのせいにできる。ある心痛は愛情のせい。あるトラブルは殺意のせい。傷の奥底に絶望があってバラバラにした。愛情や殺意は、本当は自分の中にあって、自分という一つのものなのだけれども、バラバラにしておくことで、全部周りのせいにできる。この私の愛情があってそうなったの!私は悪くない。私に向けられた(母からの)殺意に対して、殺意でやり返して生き抜くことが私のすべてだった。怒りでやり返すことが自分の存在意義だったんです。
<H>
激しい怒り(殺意)がありました。絶望を怒りで追い払うというか・・・。
<Y>
ところが、絶望を手に入れたら怖くない。絶望を手に入れたとき「私、解った!」と叫んだ。何度も叫んだ。その感覚を説明するのは難しい。これこそが本当の私の存在。生きていても存在がある。死んで体が無くなっても私の存在がある。
<W>
バラバラのものが一つになることが、谷底淵の絶望だったんですね。
<H>
Yさんの描いた絵はそう言っているようにみえますが・・。
<Y>
そこのところは未だによく言葉にできないんです。「解った!」という感覚ははっきりしていますが、感覚のままなんです。
<H>
「解っ」てみると、生きることも死ぬことも私だ、という感覚なんですね。
<W>
言葉による説明を越えていますね。絶望が嫌だったのでバラバラにした。絶望を手に入れたから怖くない。そういうことになりますね。
<H>
今のYさんは以前にくらべ堂々とした美人で別人のようという人もいます。美人の度合いがますますパワフルになって、そばにいると、こちらも元気になります。
ご自分で意識するのは難しいかもしれませんが、どう変わったか、教えてください。
<Y>
私は、死や病気に対して人並み以上の恐怖があったんですが、最近の乳がんの検診でビクビクしない自分がいました。それまででは、あり得ない感じです。今までだったらパニックになっていました。持病の足爪の治療も怖くなくてできた。
仕事も新しく二倍にしました。やりたいんです。新しい仕事の指導を受ける時も「緊張していないね」と言われました。古い仕事の仕事場でも、自分は楽になっている、と感じています。そのせいか、同僚に「やっと心が開いたのね」と言われてしまいました。
<W>
子供さんへの気持ちはどうですか。
<Y>
子供を憎たらしいと感じるのは消えてきました。でも全て消えたというのではなく、突発的に子供へ怒りを感じることもあります。そのときも「私の殺意だ」と分かる。認識できるので楽です。今までと違います。そのため自分にも子供にも隠さなくて良い状況になっています。今までは子供への殺意を隠していたので後悔したり、子供の事を思うと切なくなり、辛かったです。

*******************

他のブログもどうぞ

セラピーを受けた人々からのgoogleの口コミを見る→iphoneは画面中央の「クチコミ」をクリック

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

母は父をつなぎとめるために自分を妊娠したが離婚し自分にはとてつもない恐怖|セラピーの現場から(654)

○自分の中にすごい恐怖があることが分かってきている。この恐怖が私の人生に存在する不具合の原因になっているようだ。その自分の恐怖の出所が今まで謎だった。それがうすうすわかってきたような気がしている。私の出生前、母と父の仲は破たんしかかっていた。母は父をつなぎとめるために妊娠した。しかし父の浮気があり結局は離婚した。そうであれば自分のとてつもない恐怖が説明できる。
○自分の中にすごい恐怖がある。とてつもない恐怖。言葉にすると全く抵抗ができない状態で、身動き取れない状態で、急に殺される。受け入れる準備もない。その状況で死んで行かなくてはいけない。窒息されるような感じ、否応無しに。
○この恐怖は、胎児が感じていたのではないか。そう思うと母が父の浮気を知った時のことが、当てはまるのではないかと思っている。その恐怖というのは、急に命が奪われる(堕胎の)恐怖だが、そのほかに絶望感がある。(愛情を貰えないまま)生きなきゃいけない絶望感。怖い思いをしなながら生きる生き辛さ、周りに疎まれながら、苦しいことが何度もあるのに生き続けなければならない絶望感だ。
○妊娠中に(浮気)相手がいるという時の母の絶望感があったのではないか。母の絶望感を自分が取り込んでいたのか。母が感じる絶望感なのか、自分が感じる絶望感なのか。区別はつかない。母と一体的で自我の無い(あるいは弱い)胎児には同じことかもしれない。
○今回のセッションではそこをやりたかった。最初、恐怖は出て来た。でも、それ以上は、上手く入れなかった。考える癖が出て来て、それで苛立っていた。逆方向への表現が起きた。楽しくなった。楽しさはエネルギーが出てワクワクしている感じ。それが本当の自分に近いんだろうなと思う。セッションで使われる音楽で楽しくなったのか。最初の恐怖を少しだけだけれども味わうことができたからか。恐怖の理解が進めば自分がこういう(楽しい)自分だろうなと少し納得できた。それが自分だろうな。苦しいこと、辛いことが多いけれども、本来は楽しい自分なのだろうな。
○恐怖をやりたい(深く入りたい)気持ちはあっても、意図的にやると上手く行かない。やはり怖くて嫌なんだと思う。胎児期の恐怖が絶望感になりエネルギーが湧かない、それが今までの自分だったんだ。そのことが分かってきた。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

自社施設紹介

 

赤ん坊(私)は「荷物じゃない人間なんだ」|セラピーの現場から(648)

○私が胎児のとき母親が重い荷物を不用意に持って、予定よりもはるか前に、破水してしまった。助産院では手に生えない状態になり、病院に入った。もう助からないだろうと思われていた節がある。そうして生まれてすぐ保育器に入り50日近く一人ぼっちにされた。その傷をようやく直視することをはじめた。でもなかなか乗り越えきれなくている。乗り越えられるのかどうか自信がない。不安だ。
○セッションを始めたきっかけが、産後鬱(うつ)だった時のことを思い出す。自分を見たくて始めたというより、鬱々しているのを取りたくて(排除したくて)いたんだな、と思う。その後もセッションを続けようとすると、胸が苦しい妄想が湧いてきたり、風邪をひいたり、遅刻したり、身体に色々な反応が出た。続けるのが嫌なんだなと思ってきた。それだけ怖がっているんだなと分かってきた。そういえば、私の中学生の息子が学校に遅刻するのと似ているのかもしれない。
○今の自分の状況を絵に描いてみた。描かけたのは黒い小さな「点」。悲しみ、絶望、の涙を流している「点」の私。存在が薄い私、消えそう。その点を、消えそうな私を、拡大して描いて見た。体育座りしている私。背中や胸にたくさんの矢や槍のようなものが刺さっている。抜けない。身体中刺さっている。横たわってどす黒い血を吐いている。生きるエネルギーがない保育器の中にいる自分だ。
○この絵をイメージしてセッションを行った。絵は傷ついた恐怖の絵だと思った。横たわった時に湧いてきた感情は怒り。保育器に長い間入れられ見舞いにも来てもらえなかった。赤ん坊は「荷物じゃない人間なんだ」と。怒りの後は悔しいが出てきた。傷を直視しようとするには覚悟がいる。覚悟すること自体が怖い。怖い怖いと泣いていた。時々絵を思い出すと恐怖が引き締まる。怖い怖いと泣いていた。
○実は、もっと怖い事実がその先にあるのではないか。そもそも胎児期から自分の命は軽んじられていたのではないかという漠然とした恐怖がある。その恐怖を思う時、1歩も足が前へ進まなくなってしまうのではないか。
○その後の瞑想では、無の中に時々いられて、じわじわ、良かったなと思う。いつも泣けないのに、今回、泣けてよかった。
○セッションの後、自分という入れ物の中に自分が入っているのが少し感じられた。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

遠吠えのように泣けた|激しい怒りを担当する人格Kに近づけた|セラピーの現場から(644)

やまなかや

Kと呼ばれる人格を扱っている。Kは、皆殺しや自分殺し母親殺しを一挙に担当する、破壊的な人格。その人格Kが隠れていて、隠れているのに時々、顔を出して、問題を起こす。これが実生活上の問題となっている。しかも顔を出したことを本人が意識できない。Kがどういう理由で存在するのか、存在しなければならないのか、どのようなことがきっかけで顔を出すのか、詳しいことが意識できない。言葉で説明できない。
最近、その人格Kを絵にすることで、意識できるようになった。そして描いた絵をヒントにしてセッションをおこない、人格Kを中心とした自分の闇の部分を解明している。
***************
○セッションで母から首を絞められるのが出てきた。とともに、優しいお母さんが抱っこしてくれる場面が出てきた。抱っこしてくれるお母さんのところに行けなくて、泣くことしかできなくて泣いて終わった。次に母が幼い私に向かって、私のことは「やっつけられないでしょ」と言う。私は動けないしやっつけられない。自分の中の怒りは出てくるが母には出せなくて自分をやっつけるしかできなかった。お母さんはやっつけられない。Kのようには怒りを出すことができない。だから私の代わりに、Kは、怒りを担当してくれるのだ。
○次のセッションで、「抱っこ」(赤ん坊のように抱っこしてほしいと表現すること)をやった。Kが出て来た。他方でKが出ないように引き止める人(別の気持ち)がいる。せめぎあいの中でやった。引き止められながらも前より自分の怒りを出せた。終わったら悲しくなって寂しくなって来て、セッションルームの端の隅の方で泣くのが一人ぽっちでぴったり来た。怒りの奥には寂しさがあった。
○さらに次のセッションでは、近くにKが怒っている絵を置いていて、やった。
寂しくて泣いた。泣き終わったら、お母さんをやっつけた。寂しさの奥にも怒りがあった。怒りと寂しさは重なり合っていた。Kがやる絵のように、母をやっつけられた。母の上に乗って、若いワンピースをつけたお母さんに乗って、(刃物で)胸を突き続ける。感情もない。ワンピースも(血で)赤黒い。手も(血で)ねっとりしている。刺しても刺しても怒りは止まることがない。刺し続けても疲れない。ずっと刺していた。お母さんの表情が、最初は怖い若いお母さんで、そのあとは今のお母さんが出て来て、(その母には)感情がない。もう一つは私を産んだ頃のお母さん。ただ刺し殺している。こんな母親殺しのような激しい怒りを、今まで、出せなかったのを、代わりにKが担当してくれていた。母親殺しの近くには、皆殺しや自分殺しもある。
○そしたら、再び、寂しくて悲しくて泣いた。最初は少しずつ泣いていたが、そのうち遠吠えのように泣けて来た。泣きながら体を動かして、終わりの頃に「抱っこして」と言いながら泣いている。凄く寂しかった。
○その後、自然な感じで、肩はなで肩になったように力が抜けた。静かな中にいた。寂しいけど気分は良い。今まで引き止めていてせめぎあっていたので出しづらかったが、今回のセッションは、引き止めるものがなく気持ちよかった。今までぼんやりしていたお母さんの顔が、しっかり出て来た。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

 

自社施設紹介

 

子供達への虐待は母からの虐待|物凄く怖い母自身の恨み|セラピーの現場から(643)

○セッションを始めたのは、私の子供達への虐待が、止まらなかったからだ。今は、かなり改善された。私の職場での人間関係もやや改善された。それでも私の問題は残っている。奥の方では母との関係だ。表面的には、自分の感情が出にくい。怒りや悲しみが出にくい。感情を出そうとすると恐怖がやってきて邪魔をする。他の人がセッションで本気で怒っているのを見てショックを受けた。自分に足りないのは、あの「本気」だと思った。
○何とか本気になりたい。今回のセッションに参加する準備として、絵を書いた。真っ暗な中にぽつんと小さな子供(自分自身)の絵。弱々しく線だけでできた小さな子供。この絵は、(母に)置いていかれた恐怖だ。背後には母の怖さがある。小さな頃の母のイメージはとにかく怖い。どんなに怖いかを表現できないほど怖い。怖いときの母の顔を思い出せない。感じられるのは心配と不安。絵は、私が3歳の時に、妹が生まれて両親が離婚し、私が置いていかれている恐怖だ。
母に置いていかれた、無視された、そこが一番傷ついている。真っ暗な中に一人ぽっち。母が怒っているのも、真っ暗で一人になっているのも、怖い。置いていかれたのは覚えている。意識がある。わがまま言って置いていかれた。「言うこと聞かない」とお尻叩かれた。多分、母の思い通りにしなかったから怒られた。きちんとやらなかったから。それでもいうことを聞かないと母は「勝手にしなさい」と、行っちゃう。歩いている道の真ん中で。自分が子供達へやっているのと同じ虐待だ。
そのことをグループカウンセリングで話していたら悲しみが出て泣けた。昔のその状況の時には泣けたなかったのではないかと思う。
○セッションで、母から怖い目にあわされたことへ、恨みを込め、怒りを出した。ところが本気で怒れない。恐怖を本当には感じたくないから本気で殺意を出せない。母から傷ついたことを何となくそうだったとは思えるものの、本当は物凄く傷ついたから、怖くて怒れない。怒りを止める。アクセルとブレーキを同時に踏んでいる。怒れないで弱々しく泣いてしまう。怖さを感じないようにしているから踏み込みない。感じられない、感じたくない恐怖がある。本気になれない。ストップさせている。へなちょこな気持ちになって、最後まで行かれないと思った。
○恐怖にドップリ浸かれない。もし浸かったら本当の殺意(怒り)が出てくると思う。本当の殺意(怒り)に行くまで距離がある。
○母への理解もほんの少し進んだかもしれない。母は、怒った時に物凄く怖い。怒って母自身の恨みを出していた。恨みも殺意も全部出して、きちがいになって私を怒っていた。それが怖い。お母さん自身の恨み。親に愛されなかった恨み、夫とも離婚して一人になった恨み、全てへの恨み。お母さんを抱きしめた。怖さの正体がほんの少し見えてきた。
○母に実際に聞いてみたことがある。私のことを「可愛いと思ったことがあったのか」と聞いたら「(あなたは私の)言うことを聞かなかったから」と応えた。「妹は生まれた時は天使のようで可愛かった」という。私は差別され虐められたようだ。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

絶対嫌だ|でも知りたい|セラピーの現場から(642)

○グループセッションでは、自分の中に大きなエネルギーが湧き起る体験をしている。その時は強く満足する。しかし後になると、なにか、満足しない部分がある。「絶対一人は嫌だ」という気持ちが強くある。頭にこびりついている。絶対嫌の中身は何なのか、自分でもうまく説明できない。そこを知りたい。
○そこで久しぶりに個人セッションを受けた。私は生後8か月のときに、両親において行かれた経験がある。個人セッションの準備として、置いていかれた時の赤ちゃんの絵を「描いて来て」と言われた。描いてみた。どうしても表情がない。顔が描けない。描くのも嫌で苦しくなった。体と頭だけを描いて持って行った。
○個人セッションの当日では、やはり、「絶対一人は嫌だ」というのが出て、自分に向かってくる殺意や自傷がでる。自分が描いた顔のない赤ちゃんを目の前にして、気持ち悪くて、可哀想でもあり、見ていられなくて、絵をグシャグシャにした。
そのうち、(自分を置いて行った)母に対する恨みと呪い殺す感じが出た。しかし、足りない。殺しても殺してもビクともしない。母を呼んでも泣いて呼んでもそこにはいない。震えるくらい恨んで呪い殺した。私自身とこんな私を作り出したみんなを殺した。隠してきた殺意が表現できたのは前進だ。
○この殺意は娘にも向いた。娘だからと言って手加減はない。昔、私は、産まれた娘に対してのオムツを変えなかった。育児放棄だ。娘は今、自閉的だ。当時は娘なんかいなくなれば良いと思っていた。娘に触れないことで、娘を、私の恨みと呪い殺しから守っていたのだ。赤ん坊の自分と、赤ん坊の娘は重なる。赤ん坊の娘と、自分の顔なしの絵がダブル。苦しい。
○恨みや呪いは表現できたのに「絶対一人は嫌だ」はまだ存在する。まだ満足しない部分がある。死を拒否しているのがあるし、生きるのも苦しいというのもあるし。もがいている感じがある。
○呪い殺す時の気持ちを絵に描いた。暗い背景に二つの赤い目だけを描いた。個人セッションから帰って、その後、その絵を全然見れなかった。しまって置いた。呪い殺す、真っ黒な背景に赤い目だった。何でこんなに純粋な(母を求めても得られずに呪い殺すほどの)気持ちを、訴えてはいけないのか、何で求めたらいけないのか、私はどうしたいいのか、本当に生きることも死ぬこともできずに、もがいて苦しくて苦しくて。瞑想でずっとそこにいる。
○そうしていると、母が彼女のセッションで口にする「何で、何で」が出てくる。母もまた母(祖母)に私と同じような思いがあるのか。それと、寝たきりになってしまった祖母の硬直した手とが出てくる。祖母とも微かに会話が成立するときがあり「どうせ私なんか」という気持ちがあるようだ。あの祖母の姿は自分を見ているようで辛い。(おそらく私と同じような辛さの)思いを出してあげたいが、しかし、そうすればきっと今度は自分が耐えられない。手を伸ばそうとしても(私のその手も)硬い。ドキドキする。親子3代にわたって続くものがある。
○私の気持ちを自分ではどうしようもできない。(母を求める)純粋な気持ちなのに(そんな気持ちをぶつけても受け取ってもらえないことも分かっているのに、引っ込めることなどできず)自分でどうしようもできない。もどかしい。だから(母とは関係のない仕事先の)上司や仲間に、(彼らに失態や)何かある度に、物凄く怒ることがある。何としてもひん曲げてやりたいという気持ちが出てしまう。
○描いた自分の顔の赤い目は何を意味しているか。私が純粋に求めているのに受け取れない母を恨み呪い殺す、何もできない無力な自分も恨み呪い殺す、生まれてこなければいい、何で産んだんだというのもある。死を拒否する気持ちがある。一人で死ぬくらいなら巻き込んでやるというのがある。
○「絶対一人は嫌だ」の中身が少し変わった。それまでは、一人ぼっちの死は、自分が弱くなることなので、受け入れられなかった。弱いのが嫌いだった。だから死が嫌いだった。だから一人ぼっちになるのは嫌いだった。でも今回は少し違った。隠していた殺意を表現できたことで、強くなった。正面切って、少しだけれど、死を受け入れることが起きた。

*******************

 

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

 

閉じこもりだった子供の回復は続いている|でも母との関係は怖くて・・|セラピーの現場から(641)

○[閉じこもりだった子供は好調。でも・・]
閉じこもりだった子供の回復は続いている。子供は好調だ。問題は私だ。
私が自分の問題に取り組み始めたことで、子供の回復が起きて来ているようだ。しかし本格的に問題に取り組めるのか。全然自信がない。「やりたくない、今が良ければ良いじゃん。」となってしまいそうになる。
子供の閉じこもりの原因を私が作ったらしいことは、おおよそ、了解している。そして、その原因の中へ、さらに一歩を踏み出すのが、とても難しい。原因が作られた幼い頃の自分(私)の事をちゃんと解ってあげたい。そう、頭では思う。だけれど、なんとも心がついていかない。
○ [・・「ありません」と嘘ついて来た]
それは私と母のことだ。
私は自分に嘘をついて来た。(母へ)いろんな気持ちがあったはずなのに、求める気持ちも、辛かったことも、「ありません」と嘘ついて来た。分かってくれる旦那と子供で埋め合わせていた。でも本当には上手くいかなくて、本当に求めているのは、夫や子供でなくて…(母だ)。この部分をどうしても言いたくない。あまりにも嘘ついて来て、そんな自分が可哀想になる。言えない。(母は)頼りになれない。(本当のことを言わせまいと)自分が自分を縛るのが強い。そんな気持ちはダメ、こんなのはダメとか、ぽろぽろ(弱気になって本音を)出すんじゃないとか、心の声が言う。だから本音は言えない(私と母の関係を認められない)。
<少しでもいいから言ってみてくれませんか>「(母に)もうちょっと側にいて欲しい」「遠くを見てないで近くにいてくれないかな」って。「何も言わなくて良いから近くにいてくれたら」「「何もできなくて良いよ」って言って欲しい」・・・。
この本音を、場所を変えたセッションで、改めて言うことになった。
○[・・引っ張ろうとする気持ちが物凄く強い]
その場所になると、なかなか決心がつかなくて、「言ってもいいかな」と言うと、みんなが答えてくれて心強かった。おっかなびっくりだった。慣れない。本当になれない。まんじりとしない。少し言葉に出すと、(出させまいと後ろへ)引っ張ろうとする気持ちが物凄く強い。出すと引っ張られる。他の兄弟より「私を見て」と(母へ)言おうとすると、罪悪感が出る。小さく言った。ちょっとは言えたけど、もっと力を抜いて言いたかった。どうしてもあーなっちゃう。終わった後、頭がくらくらした。みんなが声かけてくれて嬉しかった。一人では無理だろう。大変だった。
原因となったであろう母と私の関係。わかってはいるけど認められない。認められない認められないと言いつつ、今回のセッションで、でも、ほんの少し認められた。怖くて怖くてしょうがなかったが、ほんの少しは、言えた。

*******************

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

 

大きなエネルギーが出るようになった|それでも納得できなかった謎の答え|セラピーの現場から(640)

納得できなかった謎の答え。
○幼い頃から抑えていた自分自身を解放するセッションを重ね、ようやく心が開いて、大きなエネルギーが出るようになった。嬉しかった。
○しかし、心底から喜べない気持ちがあった。何かどうしても納得できないことがあったからだ。それが何かは説明できないけれど、納得できないことがあるのは確かだった。謎だった。
そこで今度は、セッションで自分を、再び抑える作業をし始めた。抑えたエネルギーが凄いことを今更のように体験した。そしたら昔と同じように、具合が悪くなり、以前のような恐怖が来るようになった。痺れがきて、身体が重くなって動かない。以前味わった抜け殻のような感じだ。そのようにして、自分を閉じる作業をして、そして閉じた。でも、やはり納得がいかなかった。何に納得がいかないのかもはっきり分からないままだった。
○やがて気がついた。親戚の人の母子関係で、子供を「親が勝手に抑え込む」という話を聞くことがあって、そのことが自分の心に響いた。自分は、自分のことばかりやって、自分の子供への加害性に、意識があまりなかったのだ。子供を抑え込んで自閉的な子にしてしまった。セッションで子供への「ごめんなさい」を言った。止まらなかった。いくら言っても言っても言ってもどんなに言っても許されないような、言っても言っても足らない感じだった。はじめて自分が「親」になった。
「抑えた」ということが、自分で自分を抑えていながら、子供にも抑えることをやってしまったという、そこがなかったなと思った。どっちも怖かった。自分を抑えたという被害者も、やってしまったという加害者も、怖かった。今までは被害者だけだった。それが分かった。そして、再び開いて、再び大きなエネルギーが、わき出した。嬉しかった。納得感があった。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

自分を知られたくなくビクビク|気持ちが湧かない|会話を続けるため質問と相槌|セラピーの現場(613)

会話のときに緊張感がある。自由に自分の他愛もない話をしていいはずの場で緊張する。自分の話なんてつまんないし誰が興味あるのか、と思ってしまう。自分の心の中にある考えや感じ方を知られたくないとビクビクする。それで、場の雰囲気をこわさないために、なんとか会話を続けるための手段が必要になる。相手へ質問と相槌をする。自分の番が回ってこないように工夫する。でも、時々自分のことを話すことができる時もある。話せた時は自分を知ってもらえて嬉しい気持ちでいっぱいになる。
そうなることも知っているのに、自分の語れる話題を探すと焦って、見つからず、・・・空っぽ?無?となることが多い。会話が盛り上がっていくことも、いつ、つまらない人間ってバレるかと、怖い。
幼い頃から母親との会話で、深く質問されたことがなかった。気持ちを掘っていくように聞かれたことがなかった。仮に、深く質問されたり聞かれたりしたら、自分がどういう気持ちになるのか?(母だけでなく)わたしも、感動や楽しい気持ちが心に保存されていかれない。それどころか、すぐに出来事を忘れてしまう。語りたいほどの感動が、誰かと共有したい気持ちが、あるはずなのに、湧いてこない。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

自分は何かが腑に落ちない何かが気に入らない|セッションの羅針盤|セラピーの現場から(582)

ベビーブレス(弊社で開発したブレスワーク)のようなセッションに臨むときには、自分自身が強く望むことが重要のようです。自分自身の欲求不満を大切にしてほしいと思います。自分の生き方は何かが腑に落ちない。自分は何かが満足していない。自分の人生を何かが気に入らない。そういう感じが、セッションの中で進むときの羅針盤になります。
強く強く望んで欲しいのです。どのように変わるかはイメージがつかないはずなので、「どのように」を考えることは無意味だと思われます。方向を固定してしまうのは害にもなると思われます。自分自身がどのように変わるかは、変わる前には分からないもののようです。わからないけど、本当の自分をどこかで知っているので、現状に腑に落ちない、満足できない、となります。だから、ただ強く望むことが全てだとも言えるようです。

*******************

いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

仕事でクレームがあってエンドレスに繰り返して考えてしまう|セラピーの現場から(548)

 

いろいろなことに拘(こだわ)ってしまう。自分でも変だと思うほど。例えば、仕事で客先からクレームがあった時に、エンドレスに同じことを考えてしまう。そのことを絶対に人に言えなかった。とても辛かった。ベビーブレスで、そのことをオープンにできた。大きな衝撃だった。
後日、自分が変化していることに驚いた。それまでの自分とは違った。久しぶりに会った仲間を懐かしく感じた。今までにないほどだった。思わず仲間の肩を揺さぶってしまった。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

出てきた!4つ目の人格|セラピーの現場から(544)

クリップボード02

心の中がいくつかに分かれていると考えた方が話がよくわかることがあります。セラピーの初期には特に、それぞれの人格に名前をつけてもらうということが、よく、あります。その上でベビーブレスの内容を聞かせてもらいます。
登場人格
K  :私が名付けた私の中の小さな子供       (傷ついている幼い自分)
私  :Kやお母さんがいないと存在できない人    (今の自分)
白け :私の中の一部でもあり、母や父の一部でもある人(超自我的な存在)
「私」:Kやお母さんから離れ自立した人       (治療者的存在、本当の自分)
最初は、前回のベビーブレスのときとと同じに、Kが「寂しい」と泣いた。「お母さんがいない、どこにもいない、置いていっちゃ嫌だ」という。すると、お母さんが出てきた。悲しいような嫌なような顔、下をむいている。その顔をみてKが「嫌だ」と、私をみて「悲しいのは嫌だ」という。前回は、お母さんは悲しい顔をすぐに引っ込めたが、今日はそのままいた。ずっといて「悲しい顔をしないで」とKが言っていた。ふとした瞬間に、Kもお母さんも二人ともいなくなった。私は不安で不安で、Kがいなくなったら私もいなくなる、お母さんもいなくなると私もいなくなる。私が私でなくなっちゃうと。突然二人が再び現れた。お母さんとKが手を繋いでいた。お母さんは笑っていた。前は笑った顔が怖かったが、今回は笑っている顔が嬉しかった。今の私が「一人じゃないね、良かったね」と。
一度、母が悲しい顔でKの手を払ったが、Kが握り返した。また、母はどこかにいなくなった。母のイメージは私が3歳くらいのときで黒い髪とメガネ。真っ白な空間に遠くに遠くに行った。そしたら、白けが出てきた。白けはお母さんだった。白けの顔のイメージで写真を思い出すと母が白けていたのが分かった。
白けは敵対するものかと思ったら、全身が刃で、Kを外から守っていた。外を守ったけど白けの刃でKや私はボロボロになったんだよと私が言った。ボロボロになったけど守ってくれたのはありがとう、邪険にしてごめんねと言った。言った瞬間に胸のあたりから何かが出てきた。モワッと出てきた。「私」だ。Kでも白けでもお母さんでもない「私」。嬉しい。嬉しくて泣いた。

(始めの3つの人格への理解、洞察が進んだ時点で、隠れていた4つ目の健康な人格が認識された)

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

仲間と話しながら原因を探る|セラピーの現場から(529)

img_2050

傷つきながら生きてきた人は、大方、自分を抑え込む感じがあります。ベビーブレスで徐々に解放されて行くようです。押え込み、抵抗、癖・・・というようなもの(言い方はいろいろ)がなくなっていきます。そして、ベビーブレス仲間と自分の癖をオープンに話せるようになります。その癖が付くまでに、幼い自分がどれだけ傷ついてきたことかと。お互いに、各自の癖や傷を意識させられるから余計に自覚でき認識しやすい自分が出てきます。自覚や認識の機会が少ないまま毎日を過ごしてしまうことを避けられます。そして、何でこうするんだろうと、原因となっている子供時代へと繋げていける機会が多くなるようです。

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

実は母の側の愛情飢餓だった?|依存としての母娘関係|心理セラピーの現場から(503)

「長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか」(第一章43ページ 大美賀直子 さくら舎)には、次のような箇所があります。娘に執着する母の心の底には「愛情欲求」がある。その欲求は、母が子供の頃に満たされなかったもので、次には、夫からもやがて疎ましく感じられたもので、結果として娘に向かった、と意味される箇所です。
弊社アコールのベビーブレスでも、娘との問題を抱える女性は、やがて、そのような自分自身の愛情飢餓の事実に気が付くことが多くあります。気が付くことでベビーブレスにより表現できるので癒されます。そうして、愛情飢餓は、娘との問題だけではなく、人生全体の根本的な問題と気が付くことになります。それを通して、何よりも大切な事柄に気が付いていくようです。それらのプロセスを通るからこそ魅力的な女性になるのだと思われます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

 

「毒親」といって諦めたいのだろうか|心理セラピーの現場から(500)

スーザン・フォワードの「毒親」という著書から始まり、あちこちで「毒親」という言葉・概念が使われています。この言葉・概念は、< ひどい親のせいで自分は不幸な思いをしており将来もろくなことにはならない >という運命論だと批判され、そういう「アダルト・チルドレン」と呼ばれる人たちでも、たくさんの可能性があることに目を向けるべきだと論じられています(「毒親」のこどもたちへ 斉藤学  メタモル出版)。
確かに運命として諦めるのは早すぎると思われます。ひどい親だと攻撃するのは誠に無理もないことです。諦めてしまえば、辛いことに直面し続ける苦痛もいくらか減らすことができるでしょう。自分が「毒親」の世代間伝達(最近ではよく「世代間連鎖」と言われる)の伝達手になっている現実にも気が付かなくて済むかもしれません。しかし突破口も閉じてしまうのではないでしょうか。
ベビーブレスでは、そのような母子関係に強く気が付き、逆に、[今までは諦めて生きてきたけれど、気が付いた今は、絶対に諦めない]という心境になるようです。ひどい親のせいで、自分が不幸になり、今度は自分が自分の子供を不幸にするという世代間伝達(世代間連鎖)を、自分の世代で断ち切れる。そういう手ごたえを感じるからだと思われます。強烈な手法であるベビーブレスを手に入れることで、やれる、断ち切れると感じるようなのです。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,またはブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

いったいどうすれば母子関係を突破できるか|心理セラピーの現場から(498)

私たちは心のトラブルを解決するのに、母子関係は避けて通れないようです。そして自分の母子関係を理解すればするほど、母を許すことなどできなくなり、どうしようもない母親をどうにかしようとして、絶望的な葛藤をし、ホントに絶望してしまうこともあります。
その絶望の様子を見て、次のような連想をしてしまいました。
自分の車が動かない。前の車(母親)がじゃまになっている。後ろにも車がいる。周りの車のせいで運転がうまくいかない。動けない。立ち往生しているうちに、時が流れ、やがて自分の車が故障している。エンジンが故障している。ガソリンが切れてしまった。昔は、前の車にじゃまされていたため動けなかったのかもしれない。前の車のせいでだったのかもしれない。しかし、今は、長い時間を経て、自分の車自体が故障してしまった。
さて、そうであるなら、自分の車を路肩に止めて、自分の車を修理しよう。周りの車を押して動かすことはできない。周りの車はもう廃車になっている。自分を修理して別の道を行こう。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

自社施設紹介

 

ブレスワークの最中には考えるのか考えないのか|心理セラピーの基本(497)

沖縄の花

ベビーブレス(弊所で開発したブレスワーク)のセッションで、隠れていた過去の重要な記憶が手に入ることがあります。それらはジグゾーパズルのように断片的です。カウンセリングでそれらの断片を精神分析的につなげます。つながって初めてことの全体が観えます。全体が観えてその人が変わります。
ところで、ブレスワークの最中には、「なんとか記憶を出したい」「出てきたこれは記憶なのか」、などと考えるのか。あるいは、考えるとうまくいかない気がするのだが、というようなことがあります。
簡単に言えば、ベビーブレスの最中では何も考えないことをお勧めします。ただ一心に呼吸をする。そうして溜め込んでいた感覚を吐き出す。出てくるものを、もっとたくさん出すように、努める、ということです。考えると、心理操作が活発になり、それは防衛になってしまいます。溜め込んでいたものを何とか出さないようにする防衛が働いてしまうのです。だから考えない。感覚だけになる。それがコツです。
ベビーブレスが終了した後では、頭を使い、出てきたものの中から手掛かりを探すことをお勧めします。手掛かりの中に、人生早期の記憶の断片が隠れていることがよくあります。大事です。できれば、探偵シャーロックホームズのように、鋭く考えなければなりません。考えて、つなぎ合わせ、謎を解く。感覚を研ぎ澄まして考えることが役に立つと思われます。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブレスワーク,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

自社施設紹介

 

495 人から意識がなくなり「無視」になる、その原因

対人関係で「無視」してしまうクセがある。今は、かなり改善されたと思うのだが、知らないうちに、そうしているらしく、自分でもショックだ。根深い「無視」がなぜ起きるかという原因が不明だった。今回、その原因に迫ることができた。
私を出産する時、母親は「陣痛が来ると眠くなる」と言っていたそうだ。その上、私は帝王切開で産まれた。母は麻酔をかけられ、ほんとに意識がなくなってしまった。そのことで私には大きな恐怖がある。これが原因だと直感できた。
生まれたばかりの子羊は、母羊とのコミニュケーションが欠けると自閉的になる。同じように、人間の新生児は、母親とのコミニュケーションが健全な成長に必要である(ブログ479「他の仔羊と遊ばない子羊」)ということらしい。もう少し早い時期、つまり人が生まれる前後も、母親とのコミニュケーションは重要なことが容易に推測できる。通常は、母親の全意識は産まれ出る子供に向いているはずだ。
私の場合、出産の前後に、それがなかった。これは大きな傷となる。大きな恐怖になる。その傷が癒えないと、その傷によって、人をやっつける。虐待された人は他人を虐待してしまう。子供を虐待してしまう。それと同じ。人から意識がなくなり無視する。普通は「無視」というと、「積極的に」知らんぷりするという感じがある。私の場合、そうではない。自分の意識がなくなってしまう。意識なし。それが「無視」になる。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

493 昔からの物語は人の心を深く打つ:エディプス王や阿闍世王の物語

jase

昔から伝わる物語は、人の心を深く打つから伝わるのであり、打たれる側の人に同じものがあることを意味する。
エディプスコンプレックスの語源は、ギリシャ悲劇のエディプス王の物語にある。この物語で、エディプス王は、それと知らないうちに父王を殺して母との間に子供を作っていたことに気が付き、深く葛藤し自らの目をつぶした。一般的にも、男の子には父親への殺意があり母を得たいと望む気持ちが隠れているとして、フロイトは、その葛藤をエディプスコンプレックスと名付けた。これは有名な話。自分、父、母の3者関係。
阿闍世(あじゃせ)コンプレックスの語源は、仏典の阿闍世王の物語にある。阿闍世王は母親が胎児の自分を殺そうとしたことから、長じて母親への殺意を持つ。一般的にも、母親が胎児を望まない時期があると、子は長じて母親への激しい怒りを持つとして、古澤平作は、この葛藤を阿闍世コンプレックスと名付けた。生まれる前からの怨(うら)みという意味で未生怨(みしょうおん)ともいう。自分、母の2者関係。
ところが前者の物語にも、後者の物語に相当する部分がある。前者のエディプス王の物語では、「産まれてくる子は父を殺し母を犯すであろう」との神託を信じた両親(父王とその妃)によって、エディプスは産まれてすぐに、殺すために捨てられてしまう。殺すために捨てられるシーンは色々あるらしい。一つには、エディプスの踵を矢で射ぬいて川に捨ててしまう(「阿闍世コンプレックス」小此木啓吾 他著 創元社 54ページ)。他には、外に放置して死なせるように、踵(かかと)から木に吊り下げた(「胎児は知っている母親のこころ」トマス・バーニー著 日本教文社 第4章81ページ)。エディプスとはギリシャ語で腫れた足の意味だそうである。
ベビーブレスでは、未生怨(阿闍世コンプレックス)がテーマになることは珍しくない。昔から私たちは同じテーマで葛藤してきたようだ。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

492 だってママは男の子を欲しがっていたんだもの

胎児は知っているimg_1776

「胎児は知っている母親のこころ」という本に、以下のような内容がある。ある母親が娘を産んだ時に、この新生児の娘が怒っているように感じたのを覚えていた。そこで娘が12歳の時にそのことを聞いてみた。すると娘は「だってママは男の子を欲しがっていたんだもの」と答えた(「胎児は知っている母親のこころ」トマス・バーニー著 日本教文社 第4章83ページ)。
娘は、胎児期の記憶があり、母親の質問を理解し、それに真っ直ぐに答えた。このことに圧倒される。ベビーブレスをしなくても、やってのける子供(娘)が居る。

*******************

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

491 こういう風に子供の心に届いたのは嬉しい

img_1766-2

子供にかかわる仕事をしていて、向き合うのが難しい子供がいる。思い通りにならないと仲間から抜けていく子。私の幼少期と同じで自分の気持ちが言えない子。今まで、その子に関わるのが難しくて距離が遠かった。
最近、関係が近くなった。そのKちゃんといると苦しいんだけど面白さがある。心の動きが見える。Kちゃんは人間関係でぶつかると前は逃げていたが最近ぶつかって言い返してヒートアップして言い合いができるようになった。手が出そうになる。Kちゃんに本当はどう思っていたのと気持ちを聞いても、前は、喋ってくれなかったり、寄り添おうとすると反発されてどうしようもなかった。
この前は、(私にKちゃんが)「Uちゃんが怒って怖かった」と言った。私自身がちょっと前にカウンセリングで母が怖かったという気持ちに気づいた後だった。私は自分の怖かった気持ちに気付けず言えなかったが、「怒られると怖いんだ」と気づけるKちゃんは良いなと思った。その時、寄り添っていて手を握ったら握り返してくれた。
Kちゃんは作った(おもちゃの)家を壊していたので、Kちゃんに「壊したくなるくらい怖かったんだよね」と言いに行った。「怖い口調で言われてKちゃんの心が泣いているみたいだよ」と言ったらKちゃんもハッとして「それだ」という感じだった。みんなとの遊びにはKちゃんは入らなかったが私の側にきて「本読んで」と安心して繋がれた。前は難しく距離があったけど、今は、こんな風に心を委ねてくれたのが嬉しかった。Kちゃんがおしゃれ道具を持ってきたから、私が「髪の毛とかして欲しい」というと、といてくれた。感動した。
しばらくして夕方くらいにKちゃんが「怒られると心が泣いちゃうんだよね」と言ってきた。響いていたようでびっくり。嬉しかった。こういう風に(Kちゃんの心に)届いたのは嬉しい。Kちゃんから目線が送られたり微笑みかけられるのが多い。
難しい子は気持ちが痛くなるし近寄れなかったが、関係ができてきて嬉しい。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

490 胎児は知っている

胎児は知っている

「胎児は知っている母親のこころ」という本に、母親から胎児が受ける心理的な影響の物理的な根拠とし挙げられ得るものとして、以下のような意味の内容がある。母親のストレスホルモンであるノルアドレナリンの血中濃度が、高いと、胎児の血流も同じように、その値が高くなる(「胎児は知っている母親のこころ」トマス・バーニー著 日本教文社 60ページ)。
思うに、ノルアドレナリンに限らず、血液中の微量物質が、胎盤を介して、母子に共有されることは、無理なく予想される。その微量物質(ホルモン)が心理的な影響を伝えることがあることも、容易に想像される。
「胎児は知っている」というのは、ベビーブレスで自分の内を深く感じれば、むしろ当然と思う。実際、胎児は声や音を聞いているということらしい。昔から胎教の大切さも伝えられてきた。科学が進んで、物質的な裏付けも徐々になされてくると思われる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

489 自分自身が解放される

母は支配する2016-11-28-14-48-39

「母は娘の人生を支配する:なぜ「母殺し」は難しいのか」という本に、以下のような意味の内容がある。象徴的な意味で「父親殺し」は可能であるが「母親殺し」はそう簡単にはいかない。父親とは簡単に対立関係になれるが、母殺しはそのまま娘にとっての自傷行為になってしまうから、という内容(「母は娘の人生を支配する:なぜ「母殺し」は難しいのか」斉藤環 著 NHKBOOKS )。
これはベビーブレスの初期で多くの人が体感すること。人によっては、初回のベビーブレスの前半で、「父親殺し」を完了し、本当はこれではないとして後半では「母親殺し」に着手する。「母親殺し」に難渋する人も多い。人が持つ怒りのすべて、殺意のすべてが解放されて、はじめて人は自分を理解し、そうして自分自身が解放される。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

488 体感すれば溶ける

母は支配する

「母は娘の人生を支配する」という本に、以下のような意味の内容がある。母親は娘の生き方を支配して良いと言う思い込みがあるように思われる。この思い込みは非常に強固なもので本人(母親)にはどうしようもない「症状」のようなものだ。それは母親の母親によって植えつけられたものに違いない。(「母は娘の人生を支配する:なぜ「母殺し」は難しいのか」斉藤環 著 NHKBOOKS <症状の連鎖>という項目)
「強固」になるには、それだけの理由がある。母親自身の人生、母親自身の命に関する理由。その理由が体感されなければならない。ベビーブレスではそれが可能になる。「強固」さの理由が体感され理解されて、はじめて、強固さは緩み、溶けはじめる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

487 インターナルマザーとインナーマザー

毒母母が一番危ない

「毒になる母親」という本には、「インターナルマザー」と呼ばれる「自らの母性」によって「自分で自分を育てる」ことが大事とする意味の記事がある(キャリル・サラブライト著 飛鳥新社 第3部)が、ベビーブレスでは、少なからずの人が、体感しているように思われる。この「インターナルマザー」はベビーブレスで、深く自分の奥底に到達することで体感できる、いわば理想的な母性だ。
「「母」がいちばん危ない」という本には、似た「インナーマザー」という概念が使われる。これは、理想的なものではなく、母親の影響をうけて一体化したものというほどの意味で使用されている(「「母」がいちばん危ない」斉藤学 大和書房 185ページ)。奥底ではなく、より浅いところでは、母親からの傷をうけており、傷ついた自分の母性が自分を傷つけ続けてしまうということと思われる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

485 心のこもった「ごめんね」

クリップボード014

子供にかかわる仕事をしている。前より子供の気持ちが分かるようになってきた。自分の対応を客観視できるようになってきた。
この前、雪が降りそうな日、庭に出ないでお部屋にいる日にした。お庭が好きな男の子が着替える時「お庭が良かった」と泣いた。説明しても分からないのでイライラしてきたが、思い直して、お庭に行きたいと言っていたなと思って、「ごめんね」というと、男の子はスッと気持ちが変わって抱きついてきて「ご飯食べよう」となった。今までならカチンとしてイライラしていたと思う。今は自分も悪かったなと思える。ゆっくり向き合えたのが良かったなと思う。自分も時間もかかるし、食事の準備や着替えもあるしやることがあるし、他のクラスで外に出ていた子がいたから余計だった。凄く寒かったから体調が下降気味の子がいたし週末だしという思いで外に出さなかった。だから「ごめんね」というのに時間がかかった。・・・心のこもった「ごめんね」は経験がない。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

 

 

 

483 不平を言わず、やさしく、良心的に義務を果たした

 

hittlar

ヒットラーの母親のこと。アドルフ・ヒットラーはあれだけ多くの人を殺し都市を破壊をしたのだから、幼少期の母親との関係はさぞかし悪かったのだろうと思われている。しかし、少ない記録を見る限り、母親はとてもいい人だということである。謎とされている。母親は叔父の女中として働き、24歳の時に倍も歳の離れた、この叔父の子を妊娠し、その妊娠中に、叔父の妻は亡くなり、そして叔父と結婚した。彼女の「結婚生活はあまり幸福ではなかったが、彼女は決して不平を言わなかった。彼女はやさしく、良心的に義務を果たした。」(「破壊 人間性の解剖」エーリッヒ・フロム 第13章)そうである。
母親は「やさしく良心的」だったので母親との関係はわるくなかったはずだ、という見方は常識的一般的かもしれない。しかし、ベビーブレスを通してわかる、胎児期を含めた早期の環境が人の心に大きな影響を与えるという事実からすると、そうは言えない。
母親は、妊娠期に女中であり、病床にあったであろう叔父の妻の面倒を、肌身を接するようにして、みていたであろう。であれば、叔父の妻の顔を間近に見ながら、自分の妊娠に罪悪感を抱き葛藤を起こしていた可能性は高い。増して「不平を言わ」ず「やさしく良心的」に「義務を果たす」ような性格だったのであれば、罪悪感は非常に高かったであろう。歳も24で、葛藤や不安も大きかったはずだ。堕胎を考えたかもしれない。

そのような胎児期を過ごした人(アドルフ・ヒットラー)は、自分の命を根源から脅かされる不安・恐怖があり、その反動から、外界に対して激しい殺意を抱く。
そうすると、ヒットラーのその激しい殺意が、その時代の戦争という道具を得て、あたかも世界全体に牙をむいたことは、「謎」とは言えない。あり得ることだと思われる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

 

 

482 満足と寂しさに包まれる:ずっとこうやって生きたい!

img_2037

最近、父が亡くなった。納得のいく看取りが出来た。父への憎悪が底をついていたからこそ、一方の愛情も溢れ出したのだ、と感じる。
だけど、そこから思う。私の母への憎悪は底をついてないのでは、、。それを観たい。そこに挑みたいとベビーブレスをスタートした。

呼吸がスムーズに出来た。丁寧に一つ一つ手で探るように感情を探した。言葉にならない 唸りのような腹の底から絞りでる怒り。怒りを感じながら何故かずっと落ち着いていた。今回は父の死が近くにあったので、最初から死を意識していた。父に比べ、母は遠すぎてリアルではなく、なかなかスムーズにはいかない。

転移(私からの感情転移)のある夫に対しての感情から探った。分かって欲しい。一人にしないで欲しい。背中を向ける夫を力づくでこちらに向け、憎悪をぶつける。怖い。殺したくない。死ぬなら一緒。一人は嫌だ。絶対に離れたくない。

突然強い恐怖がやってきた。怖い怖い怖い、、。死の恐怖、 一人の恐怖。お腹の中!お母さんから絶対に離れない。絶対に絶対に産まれないと決める。産まれる位なら死んだ方がまし。お母さんごめんなさい!何でもするから産まないで。離さないで捨てないで。

ふと「私は知っていた?」愛されない事も捨てられる事も人生に起こる全てを知っていたから、こんなにも産まれる事を拒否してるんじゃないかと感じた。

絶対に離れない 。このまましがみ付いたまま一緒に死んでいく事が自然。それが一番の望み。だが、、、。私がしがみ付いている母には何もない。生を感じないただの亡骸。だから私の存在が分からない。しがみ付かれている事も気づいてない。私が母の体にぶら下がって引っ付いているだけ。ただただ自分の気持ちだけがそこにあった。それだけだった。満足と寂しさに包まれながら、離れないと言いながら私は死に向かっていた。

その後の笑いのセッションでは少しずつテンションが上がってきた。みんなを輪にして 外から私が応援で包み込む。楽しい。ずっとこうやって生きたい!

瞑想もいつもより深さと静けさがあった。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

 

481 「いらない子」を受け入れたい

img_1970

私の根っこは「いらない子」なのだが、すぐに忘れる。忘れて頑張ろうとする。頑張って役に立って、いてもいい子に、昇格したい。「働けよ、役に立つために働け」と自分が自分自身にやられる。それだけでなく他人にもやる自分がいる。「いらない子」を受け入れられないのだ。
ベビーブレスの吐き出しのときに、凄く抑えている自分がいた。抑えている自分がいて、その自分が空っぽになる感じ。抑えて何もない感じ。しばらくそこにいたら、私自身に「お前なんかいらないのに」と言われた。それは知っている事でもあった。自分ができても(妊娠しても期待していたようには)何も変わらない母は、「お前なんかいらない」という。お前なんかいらないと言われて「そうだよね」と空っぽの中が受け入れて温かくなった。いらないけど、別に役にも立たないけど、ただただ温かい自分がそこにいた。条件付きの命を感じるのでなく、確かに親はいらないけど、私自身は温かかった。温かい私自身がいる。
役に立たなくても自分自身だった。いらない子だけど自分は温かいのがあるという感じ。今温かい。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

 

479 他の子羊と遊ばない子羊

hituji

生まれたばかりの子羊を数時間の間だけ母羊から引き離すと、その後、見た目には健康に育っても、他の子羊と遊ばない、一人ぼっちの子羊になってしまうらしい。実は、本来ならば、その失われた数時間の間に、母羊が子羊の体中を舐めまわし続けるというコミニュケーションをとる。それができなくなってしまったことが原因らしい。
そして、似たことが人間にもあるという。生後平均32時間の新生児40人を観察したところ、母と子がその間に既に、口の動きなどの顔面運動を通してコミニュケーションをとっており、それが互いの共感を生み出し、その共感が言葉獲得の源泉となっている、らしい(「なぜ自閉症になるのか」花伝社 別府真琴 第1章」)
ベビーブレスを通した体験では、赤ん坊のときの非常に早期においての母親との関係性が自分に大きな影響を与えていることを、実感するので、以上の内容も、いわば当然と思われる。
新生児40人の中には生後42分の産まれた直後の赤ん坊もいたらしい。そこまで早期の影響が存在することがわかるならば、胎児期の影響も当然に研究されるべきである。ベビーブレスの体験では、胎児期の影響も決定的であることを、多くの人が体験している。胎児も外界の音や母親の声や振動を感知している。血液の酸素濃度の変化などで母親の感情を感知している。足をけって返事をする。

*******************

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

 

 

469 ブログの感想  私も底をみたい

34

○ブログの感想  私も底をみたい
ブログで印象に残ってるのは「寂しい底なしの沼はピンクの底が見え美しく輝いた」と「何もないという感じを初めてオープンにできた」です。
「寂しい底なしの沼」はまずタイトルからグッときました。「寂しい底なしの沼」は私もいつも思うことなので、ひびきました。その「寂しい底なしの沼」を美しいと思う体験をしてみたい。底をみたいと思いました。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

468 いいぞいいぞ

31

ベビーブレスの後はすっきりして、仕事で接する子供たちにも、穏やかに接せられる(もっとも時間が1ヶ月あるとそろそろ切れてくるが・・・)。穏やかなとき、子供たちの子供らしい振る舞いが、ベビーブレスの私のように思えて、「いいぞいいぞ」となる。子供たちを見ていると、子供らしく自由なことも分かれば、2歳くらいから我慢する子は凄く我慢しているのも分かる。本当の気持ちがあるのに違う表現をしていると、自分自身と重なる。もっと素直になると良いのにと思うが、その子にとっては簡単な事でないんだろうなと思う。子供が寝起きや寝る時、寂しい感じの時は、抱きしめるとしっくりくる。子供はこれを待っていたんだと思うくらい落ち着く。 私自身が穏やかでなく強がっている時は、しっくりこない。私自身がものごとを表面的に見たり、(気持ちではなく)仕事に向いたりすると、怒りたくなるような事を子供たちはドンドンやってくる。子供たちの表情がきつくなる。

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

455 ジグゾーパズルのピース

クリップボード07

ベビーブレスなどのセッションで、隠れていた過去の重要な記憶が手に入る。それらはジグゾーパズルのピースのように断片的。複数の記憶の断片がつながって初めて全体が観える。つなげる作業が必要になる。つながって全体が観えてその人が変わる。
しかし、重要な断片がいくつも手に入っているのに、どうしてもつながらないことがある。これだけ重要な断片が揃(そろ)ったのであれば、もう、つながって構わないと思うのだけれども、つながらない。何かある。隠れたもう一つの断片。これだけは出したくないという大きなピースがあるに違いない。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

432 あけましておめでとう

あけましておめでとうございます。

今年もよい年をすごしましょう。

2017.1.1

 

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

431 周りの刺激と応援と安心

img_2039

グループセッションは助けになる。周りの(セッション仲間の)刺激と応援と安心があってなんとか、この1年やれてこれた。大きい。集団の力やたくさんの人の関わりがあることが有難いし、嬉しかった。今年はグループセッションに母が何回か来てくれてことも大きかった。人のお陰だと感じた。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

420 あーこんな毎日を過ごしたい

img_2053

ベビーブレスから帰ってきて嬉しいのは、自分が気持ち良いだけではなく、子ども達がとても可愛いと思えることです。帰ってきて、自分の子どもを一目見ただけで、小さい赤ちゃんを見るように可愛いと思いました。子どもたちもブレスから帰って来た母は、優しいことをよく知っています。
中学生の子どもが期末試験で、勉強が間に合わなくて成績の悪い学科があったという。「理由がわかっているなら三学期は頑張って」というと「ママどうしたのぉー。怒らないなんて」と言っていました。それからずーと御機嫌で、いつもの反抗なし。私のうるさくいう態度に反抗していたのがよくわかりました。
翌日の朝。いつもなら、朝起きると、追い込まれたように朝ご飯や弁当の準備に取りかかり、余裕なく、思いのままに怒りちらした態度で、早く早くと子ども達をせかせて、毎日過ごしていました。朝だけではありません。晩も。そして職場でも。
ところが今日の朝は、その早く早くと追い込まれる感じがない。なんて楽なのか!子どもを起こす時、いつもなら「早く起きて 。なぜ自分で起きないの。早く」と何度も怒り散らして起こしています。だけど、今日は三回だけ「起きて」と優しく言えました。
起こす時だけではありません。他のことでも、一つ一つ声をかけるとき、言う前にどう言うか(と思う)余裕がある。しかも子どもの気持ちを考えて。
あーこんな毎日を過ごしたい!継続したい。ベビーブレスの次の日だけではなく。
思えば、夫にも同じような態度をとってきました。いちいち怒った態度でした。全然大事にできる余裕もありませんでした。
自分が認めてほしいがために、自分の職場の昇進試験の勉強と、仕事を優先にしてきました。本当はそんな試験勉強よりも家族のことを考えたら、ベビーブレスの時間を優先にすべきだったとは思います。そうしたらもっともっと家族を大事にできただろうに。
もう昇進試験も合格したので給料も立場も少しレベルアップしたから、安心して、ただただ目の前の気持ちのわかった、気持ちのこもった一言、声かけを家庭でも職場でも、やってみたい。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

417 始めから知っていた:その3求める気持ちを出していい

img_2025

私の命は人生の初めに母に利用された。そのことを話せる母はいなかった。私の中に母がいないことは知っていた。委縮しながら感じないようにしていた。
セッションをした。萎縮しているのが取れていくよう。「お母さん」と言葉に出した。いないのは知っているが「お母さん」って求めている自分が出てきて。出てきたけど、すごく凄く小さくて・・・。小さいまま、ずっとやっていた。求めていた。
その時の自分は3重になっていた。真ん中で押し込めている自分。そこから外へちょっと解放されて求めている気持ちを出している小さい自分。その二つを今の自分が包んでいる。あったかく包んでいる。
3重の(3人の)自分の共通点は、(母は)いないのを知っているけど、(求める気持ちを)出して良い、求めている自分はいる、と感じていること。背中がぽかぽかと包まれている感じがした。
そのまま空気に溶けていく感じ。無くなっていくのではなく、溶けていく。その溶けていくというのは、死んでいくというより、馴染んでいく感じ、空気に馴染んでいく感じ。いないけど求めて良いんだというのが空気に馴染む感じになったのだと思う。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

411 あったかい。求めるとはこういうことか。

img_2028

この1年で良かったことは、産まれてすぐに入れられた保育器の中にいる自分の(心の)様子が明らかになってきたこと。それは自分が知りたいと思っていたこと。また、自分が正直になることが体験的にわかってきたこと。
セッションでは言葉でなく「マー」(ママの意味)と言いながら、心に浮かぶ気持ちを出した。喉が渇いた、おっぱいが飲みたいと思った。そうしたら涙が出てきた。あったかい。思いを持って泣くってこういうことか。求めるとはこういうことか。
(保育器の中では)お母さんも来ない。物のように連れて行かれて箱(保育器)の中に入れられて過ごした。手足も動けないからどうしようもできない。あの(保育器に入れられた)50日がなかったら、どんな人生だったのかと思う……。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

403 初めて開くときの匂い

%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%8910

テレビで「スニッファー(嗅覚捜査官)」とドラマを見た。人間離れした嗅覚の鋭い捜査官が、匂いを嗅いで犯人を当てる、犯人の感情が匂いでわかる、という内容だった。このドラマに限らず、人は幸せだったり恐怖を感じたりすると発する体臭が異なるという科学的研究があるらしい。
ベビーブレスでも、長い間人生で閉じていた人の感情が初めて開くとき、独特の強烈な匂いが出る。その強烈さは、嗅覚の鈍い人でも、おなじ部屋の中に居たくないほどだ。体の中で強い化学変化が起きているのに違いない、と思える。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

384 1年半ぶりのセミナーでした

img_1976

1年半ぶりのセミナーでした。何とも充実の1泊2日でした。
今は仕事も充実し、子どもとの関係も落ち着いています。
しかし、自分自身の心の傷や、子どもに与えてしまった傷を想うと、今できることを精一杯ベビーブレスで集中してやっていこうと思います。
次回、なんとしてもセミナー中の、自分の苦手な部分を、力強くやってみたいです。
子どもは今、受験勉強に集中してるのでなんの問題もありません。
この先、恋愛や大学入試、就職や子育てなどいろいろな経験をすることでしょう。娘が何か困った時にいつでも受けとめて支えてあげられるよう、今は自分自身の気持ちを受けとめ、実力を蓄えておきたいと思います。
しかし、気持ちの良いベビーブレスでした。ベビーブレスの後で眺めた富士山も、サンドイッチも、お仲間も。
では、また、よろしくお願いします。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

371 生きる事の一つひとつを味わう

img_1796

ご無沙汰をしております。
ベイビーブレスがきっかけとなって、生きる事の一つひとつを味わう事が出来る様になって11、12年位経ちました。素晴らしい療法、カウンセラーとも、私にとってはベストマッチでした。お身体におきをつけて。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

369 繋がり(つながり)たいと言う気持ちが子宮の中のイメージ

img_1767

ベビーブレス。自分の子宮の中に両親を入れるイメージと、自分が子宮の中にいるイメージと、自分の子宮の中に息子がいるイメージと、重なって体験された。一体になって繋がり(つながり)たいと言う気持ちが、子宮の中に入る、すなわち妊娠と言うイメージで表されているように思われる。
今回は呼吸がスムーズに出来た。父、母と繋がっていたい。私は求めているのに、繋がれず悲しく泣く。父母の口癖「仕方ない」が出てきた。なんでもそれで諦める2人。自分がなく、いつもそうやって逃げる2人を許せない。今度は怒り。ダンボールを殴りつけたが、呆気なく2発で潰れ、物足りない。潰れたダンボールをギュウギュウ捻り、最後は息の根を止めるために、折った。それを抱きしめ離れたくない、離れないと股の間に挟み丸くなる。
そうしたら、子宮の中。胎児の私と息子が出てきた。思えば息子を、意識なく産んだ。破水させてもらい産んだ。息子はまだ生まれる準備は出来ていなかったはずで、私は後悔している。お産をやり直したい気持ちがあった。息子へ「出たくなったら出たら良いよ。出たくないのならそのままで良いんだよ」と思う。
胎児の私はこのままが良い。母と一体のままずーっと一緒が良い、このまま離れたくない。とても温かく静かで安心する場所、落ち着く。
<笑い>のセッションでは、泣きながらダンスした。ヘロヘロになった。<死>のセッションでは、倒れ、鼓動が激しく生きているなぁと実感する。段々落ち着いてきて、そのまま身を任せていた。静か。死の感じ。大地に吸い込まれ一体になる感じ。スッキリし気持ちが良い。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

364 わかった事が喜びになり嗚咽した

img_1765

ベビーブレス。呼吸を意識すると寂しさが出てきた。泣いて母を求める。一、二才の赤ちゃんの自分。泣いても一人ぼっち。お母さんと言ってみる。自分で自分を抱いて慰める。再度呼吸をすると母やミルクをくれた祖母が出てきた。私の存在が鼻についている。目障りで嫌われている感じ。

怒りが湧いた。産まれたくなかった。それを、せっかく産まれて来てやったのになんでだ!なんでだ!愛されない事をそんなに簡単に諦めきれるか!諦めきれるか!と怒り。それでも求め続ける諦めない自分が凄いと思いながら、自分の気持ちに圧倒されながら 、怒りながら求め続けた。諦めない自分に満足だった。

イメージで再婚相手の連れ子のGとダンスをした。Gも私もお互い気を使って生活している。でも、このときはダンスができた。

突然 、産んでない子、私のGに対する気持ちと、母の私に対する気持ちが、同じだったとわかった。母は私を産でいるのに同じようによその子と同じ気持ちだった事がわかった。

私はそこまで愛されていなかったのかと。愕然(がくぜん)としながらもわかった事が喜びになり嗚咽(おえつ)した。ダンスはそれから更に自由にやれた。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

360 新しく気づいた肯定的な感情

img_1779

3日間のセミナーお世話になり、ありがとうございました。今、バスの中で今回のセッションの送ってもらった記録を読み、気付いたことや感じたことを自分でノートに書いてみました。母に対する新しく気づいた肯定的な感情やそのときの想いが今の自分の感じ方の基礎になっていることに気付きました。大きな発見をすることができました。この思いを生かし、今後に生かしていきたいです。ベビーブレスや寸劇を行い、みんなで話し合うのは、どこにもない素晴らしい良さがあり、新たな発見や元気を取り戻すことができます。また伺います。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

347 これこそがそれ

IMG_1660

生を受けたときから愛されなかった。産みの親から愛されなかった。この世から存在を拒否された感じがした。あまりに辛すぎた。そのことは忘れるようになった。思い出さなくなった。閉じた。代わりに頑張った。とにかく努力した。勉強か仕事か、自分ができるものに、持てる力の全部を投入した。なぜそんなに頑張るのかと言われても、分からなかった。今思えば、まるで、この世に存在していてもいいという許可を手に入れるための業(わざ)のようだった。
しかし歯車は狂っていた。人間性をだんだん失っていった。幸せな人生は手に入らない。トラブルの連続になった。追いつめられるようになった。何がまずかったのだろう。自分のどこがいけないのか。自分探しをするようになった。
ベビーブレスを開始した。自分の中で凍っていた感情が少しずつ解け出してきた。昔の記憶も少しずつ戻った。愛されなかった悲しみや怒りを認識でき表現できるようになった。改善が起き自分の人生を取り戻している実感があった。
でも何かが足りない感じがした。何か突破できないものがある感じがした。産みの親の愛情が欲しかった。恨んでも恨みきれない。望んでも永久に手に入らない。でも望みは捨てられそうにはない。挟み撃ちに合う。堂々巡り(めぐり)になる。愛されないことで得た死を受け入れることはできない。死と対峙(たいじ)する勇気がない。
あるベビーブレスの中で何かがわかった。はじけた。これだ。そしてエネルギーが溢れ、体中が熱くなった。そうだったんだ。望む気持ちは一切変わらない。ますます激しい。これこそがそれ。親に愛する能力はない。それは構わない。手に入らないものは手に入らない。もう欲しくはない。手に入らずに死があるとすれば死の深みこそ自分のもの。命は母親にくれてやろう。望む気持ちこそは命にも代えがたい宝。誰も汚(けが)せえない。自分を形作るエネルギー。永遠に消えない、かけがえのないもの。この気持に母親はいらない。対象はない。いいえ、この世全体が対象、宇宙全体が対象。宇宙は自分。自分は宇宙。

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

343 勇気のようなその感覚を身に着けて

img_1690
ブログでいろいろな実例を掲載させていただく。しかし、いつも心配がある。その実例の中から自分に一番近い実例を探すようになるのではないかと。その一番近い実例に自分をはめ込み、頼るようになるのではないかと。一番近い実例ではあっても、それはけっして自分とは同じでない。最後の最後ですれ違うかもしれない。逃がす口実になるかもしれない。
そうではなく、いろいろな実例に共通するある感覚を身に着けて欲しい。勇気のようなその感覚。その感覚こそが役に立つ。頼るのは、あくまで自分自身の納得。自分自身の感性。自分自身の本当に望むもの、正直さ。

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

342 エネルギーが湧いて太陽を抱いた

img_1716
私は自分の気持ちをうまく言葉にできない。原因を探っている。下の兄弟が生まれたのが私が1歳7ヶ月で、そのときに「ちゃんとする、良い子でいる」とか決めたんじゃないかと想う。母の言うこと聞いたら良い子、聞かないと悪い子だった気がする。でも本当には、いまだに、納得はいかない。T(自分の子供、自分よりもヤンチャに育っている)が自由にするのを本当には許せない感じが今も少し残る。
ベビーブレスをした。死のイメージが出てくる。今回もそう。
呼吸をして、苦しいという言葉がでてきた。苦しい、苦しいと。肩が痛くなって、イタイイタイ、泣きがながら痛いと叫んだ。痛みが取れてきた。
そのまま土に溶け込む感じで死んで(ここまでは、前回も同じ)このまま居てみようと土と一体化していった。楽しくなってきて、踊り始めた。凄い自由な感じ。踊って、歌って、自由。Tを見て踊っているよう。言葉にでないがリズムに乗っている。手足を動かしながら踊ったまま呼吸をした。疲れない。体中からエネルギーが湧いてきて叫んでいた。どんどん叫んでいると大きな輪っかを抱いているようになって、叫びながら涙を流して、「大丈夫だよ」と言っている。太陽(大きな輪っか)を自分が支えているような感じ。熱くて熱くて・・・。
気持ち良かった。左の鼻が詰まっていたが通った。死のところにいくと良い気がする。そうでないとずれている気がする。Tが何が言いたいかが分からなくなる。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

333 欠けていたのはこれだったのか!

img_1697
セッションを重ねた。どのセッション中もゲホゲホと吐き気がするだけだった。吐き気を促した。そのたびに健康になる感じがした。吐き気の理由は分からなかったが、いろいろの改善があった。潔癖症が治った。できなかった外食ができるようになった。それだけではない。自分を解放できるようになった。でも何かが欠けていた。
最近のセッションでイメージが出てきた。幼い私を殺そうと首を絞めている般若のような怖い母の顔と、ニコニコしている母の顔。ニコニコしている母に「助けて」とやったら、ニコニコしている母の顔が、般若の顔の中にすっと入る。気持ち悪い。顔が何度も出入りする。気持ち悪い。その後に、今度は、般若ではなくしらっとした若い母と思われる、首を絞める人が出てきた。怖くてゲホゲホと吐き気がした。あの吐き気はこれだったのかもしれない。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

329似た迷路の突破方法

img_1681

 

遊園地にある迷路は迷うことが楽しい。心の迷路は迷わずに早く脱出したい。しかしこの2つの迷路は似ている。
出口があっちの方角だとわかっているからといって、そっちの方角へ行くと袋小路に入り迷ってしまう。そのように遊園地の迷路は意図されてできている。心の迷路もそれとそっくりである。ブログに正解が書いてあると思って、そっちの方向へショートカットしようと思うと、ただの理屈屋さんになってしまい、袋小路に閉じ込められて迷路からは出られない。
遊園地の迷路は必ず出口に到達する方法がある。迷路の壁を手で触りながら、手をけっして離さずに、どこまでもどこまでも、その向きでそのまま行くことである。手を離さなければ袋小路に入ってもUターンして戻ってこられる。同じ壁には2度と触らなくて済む。長い距離を行くことになるが、必ず出られる。
心の迷路もそれとそっくりである。心の迷路では自分に正直になることが1番。どこまでも自分に正直なまま居れば、その居場所の正体が納得でき、2度と同じ居場所にはいない。すべての居場所を経験すれば、2度と迷路のどんな居場所にもいない。そのとき出口に立っている。
ある人達が正直になり本音を言えば、自分の子供を絶対に手放したくない。子供が潰れようと、不登校が治らないままになろうと、絶対に手放したくない。それが本音。その本音をその通りに認識し話題にしセッションで扱うことが大切。そうするとその本音の奥には、その人達がそうせざるを得なかった心的事情がある。そのことが分かる。そうして迷路をさらに進むことができる。今度はその心的事情に正直になる。さらに進む。そのようにして、迷路の各居場所で十分に正直になれば、それらの居場所は完了する。2度と戻る必要はない。そうして出口に立つ。
そうではなく、正解は子供を手放し自立させることだから手放すべきだと自分に強いると、正直になれない。その不正直が同じ居場所に逆戻りさせる。出口に行こうとしても気がついたら、同じ居場所に居る。納得などどこにもない。迷路はさらに大きく底なしになる。そこが悩ましい。
また、別のある人達が正直になり本音を言えば、母親のからの愛情が絶対に欲しい。母親側の事情はどうでも構わない。絶対に欲しい。絶対にあきらめない。母親が死んでしまっても愛情は絶対にあきらめない。墓を掘り起こす。たとえこの身が気違いになろうとあきらめない。そのことを話題にしそのことをセッションで扱いその全ての理解を深める。とことんやって、これは何か変だぞと気が付くまであきらめない。気が付いたときにその居場所は完了する。十分に正直であったなら2度と戻る必要はない。これが本当の近道。距離は長いけれども早く迷路を脱出できる。このことが大切。そうして出口に立つ。
そうではなくて母親から自立することでしょうとやっても無理。それが出口への近道だと言っても無駄。気がついたら、同じ居場所に戻っている。納得などどこにもない。余計迷路に迷う。そこが悩みの種。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

326 わかっちゃった、よかった

img_1691

私には激しい怒りがある。脳みそが沸騰するような怒り。その怒り自体は自由に出せるようになった。そしてその奥には恐怖があることがわかった。怒りや恐怖の謎解きは今までできなかった。
セラピーを受けるきっかけだった閉じこもりの子供のことを一通り終えたので、今度はようやく母親のことをやり始めることができた。
そしたら、わかっちゃった。原因は母だった。怒りの矛先を上手によけて逃げてきたのに、わかっちゃった。自分を曲げることで収めてきたのに。母親に怒りを向けることは絶対したくなかった。すがってきた。うまくいかないのは自分のせいにして、怒りの向きを曲げてきた。
原因が分かったら自分が惨めになる。自分がいらない。あなた(母)がいなかったらまともだったのに。私ってなんだったの、がっかり。母に怒ろうと思ったことがあったができなかった。なんでどうして・・子供なんて産まなければ、結婚しなければ・・、私が生まれてこなければ・・。母親のことに着手した途端、悶々とした。
母親の記憶は非常に少なかった。幼稚園から小学生にかけて。ほとんど記憶がない。唯一が入院のことだった。母親はノイローゼで病院に入院した。幼い自分たち兄弟姉妹を置いて入院した。姉妹で固まるようにして話を聞いていた。母親自身が入院の話をした。それだけで他の記憶はあまりない。そこをセッションで取り扱った。
母親の立場になって思い出した。表現した。再現した。母親の気持ち。聞いていた自分の気持ち。そうしたら、そこで出た。実は母親は子育てがめんどくさかった。逃げて出て行きたかったんだ。「捨てていくなら殺せ」が出た。過去に別のセッションでで突発的に出てきた謎の言葉、私を解放した言葉「そんなんだったら産むな」と、同じもの。
脳みそが沸騰するような怒りで、このことを隠していた。失われていたリングがようやく繋がり謎が解けかかってきた。よかった。ベビーブレスは気持ちよかった。脳みそがとろけそうだった。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

319 自分の存在がない、わかって嬉しい!

img_1699

セッションを受ける度にいろいろ経験した。長い暗トンネル、喘息の様な咳、氷の様な冷たい背中。それらが少しずつ解消していった。それでも、なぜそうだったのか、分からない。自分のことが分からない。「わからない」をもっと深く進めたいと思いで、セミナーに参加した。
そうしたら自分の 「存在がない」ということがわかった。わかって嬉しい!でも、また、すぐに分からなくなる。「存在がない」とは何…?「わからない」とは何…?ずーっと考えた。幼い頃より母親から姉妹から、(私の)存在を否定された暴言を浴び、自分自身を無くすことで、生きて来た私。求めても貰えない愛…だから「諦めた」。
諦めた人生の中で子育てをした。自分と同じような心の傷を、子どもの心に作ってしまった。子供もセッションを受けている。子供は「諦めない」と私に食い下がる。子供は私(母)の「愛情が欲しかった」と譲らない。とても辛い…。
今回のセッションでの 「存在がない」という気づきがあったことを子供に話した。「お母さんだって、おばあちゃんの愛が欲しいかった」はずと何度も言われた。でも、私はすぐには認められない。だからぐちゃぐちゃと「わからない」を連発する。「わからない」という雲の中からときどき光がさす。子供の言葉が身に染みる。その夜、求めている自分自身を認められた。根っこは「母親を求めていた」。泣きながら寝た。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

311 ベビーがベビーブレスをした

IMG_1662

もうすぐ2歳の息子のこと。お盆休みに家族で海の近くの宿に3泊4日で泊まった。
着いた日は、海で遊んでそのまま眠りに入っていた。2泊目の夜だった。息子が12時頃に泣き始めた。なだめてみるけれど止まらない。泣き続けている内容が「寂しい」から「怒り」になった。私は殴られる引っ掻かれると散々。お気に入りのタオルを抱いたり叩いたりしていてやっつけている。甘えと怒りを何度か繰り返して最後は<殺してやる>という感じになっていた。(殺されているのは多分私)もっとやれ、もっとやれ、とやらせた。あまりの騒ぎに夫はいられなくて違う部屋で寝た。息子はお構いなしに続けた。泣きながら怒って、走って違う部屋で怒ってと繰り返して、1時間位やった。見ていて、甘えと怒りと殺しが手に取るように分かった。最後はそのまま死んだように寝た。私は感動して涙が止まらない。凄いなーと。ベビーがベビーブレスをした。
次の日、息子は凄いいい顔をしていた。澄んだ瞳で晴れやかな顔だった。あれが生きるという事か!溜まっていたのを全部出していた。(溜めさせていたのは私で、感心してばかりもいられないのだが・・)生きようとしている。彼のパワーを出している。
この前の自分自身のベビーブレスでちょうど「死」をやって「振り向けば南」(参考:ブログ番号242)の感覚を味わったばかりだった。その感覚がなければ、息子の行動の意味がわからず、やらせられなかったと思った。息子もその感覚を私から間接的に受け取って自由になっていたのかもしれない。「振り向けば南」の感覚は良いな。
今は息子と私はお互い自己主張している。「嫌だ」という息子にこっちだって「嫌だ」と言ったりしている。楽しい。

291 こんばんは

IMG_1535

こんばんは。明日(のセッション)はよろしくお願いします。最近仕事が忙しく、現状報告のメールをする気力がありませんでした。忙しいですが、なんとかこなしています。たぶん、ベビーブレスを始めていなかったら、(仕事は)もうやめていると思います。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

275 母親を嫌うことで何とか立っていられた|隠していた何かを慕うような気持ち本当に生きようとする意欲

IMG_1599

母親から私は愛情を、本当の愛情をもらわなかった。憎しみだけが私を支えてきた。母親を嫌うことで何とか立っていられた。自分が分解してしまわないように維持してこれた。
しかし、その奥には、心底から慕う気持ちがあった。そのことに気が付く時が来た。その気持ちは、あの顔をしたあの声をした具体的な母親への気持ちではない。もっと純粋な気持ちだ。私の心の中だけに存在する「母」に対する気持ちだ。私だけの「母」。その「母」をあの母親は失ってしまっているが・・・。
気が付かないようにしていた。慕う気持ちなど、初めから私には無かったようにして、ひたすら頑張って生きてきた。生きるためにはそうするしかなかった。何かに対する怒りと嫌悪が私の中を満たした。そのことも必死に押し隠していた。
気が付いたとき、何かを慕うような気持ちが、私を圧倒し、私を溶かす。強がりが役に立たなくなり、大きな優しさと、本当に生きようとする意欲が、私を包む。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

ブログに対するご感想やご質問をメールで(info@accord-all.com)どうぞ

274 なんで長年、隠してた?|少しずつ剥がなきゃ崩壊してたからなんだろうな

IMG_1562

深い気づきがあったその後の気持ち。
本物の感動はこれなんだなと思った。本当に感動した。
目からウロコだった 。終わった後、なんで長年、これをこんなに隠してた?って感じるほどの呆気(あっけ)なさもあった。少しずつ剥がなきゃ(自分が)崩壊してたからなんだろうな。
こんなにも激しい殺意を感じた事が満足だった。本当の事だから。傷付いてきた自分と繋がった感じ。(自分のことを)分かってあげると繋がるんだなあ・・。
このベビーブレスをやる前の一カ月は私の中の不安定さが更に強くなっていた。
私の中の傷ついた子どもが「違うよ、こんなんでまだ満足しないで、ちゃんと見て」って私を突き動かしていたんだろうなって思った。
**「ありがとうございました。丁寧に生きていきたいです。」

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

自社施設紹介

お試しの「無料カウンセリング」もあります

 

271 息子のお産は私の身勝手さそのもの|産んだ実感がない申し訳ない

IMG_1558

ベビーブレス。存在はここにある。叫ぶが1人。何もない。諦めたくないから求め続ける。でも何もない。この空虚感は私だけのものでない。小さい頃に身に付けさせられたもの。あなた(母)が諦めなかったら、私とあなたとは、そして私と存在とは、繋がったのかもしれないのに!。一方的(にあなたから繋がりを断たれること)はどれだけ辛いか。そうするうち(亡くなった)祖母が出た。「のうのうと死ぬな」「逃さないぞ」。お前が、お前の子どもである母を、だめにした。お前も母も、私は逃さないぞ。
でも私自身もやってしまった。息子との繋がりを断ってしまった。息子を微弱陣痛で早く出すよう破水させて貰った。(祖母、母、私の因果をわかる)意識があったら出さなかったろう。自分のことだけ心配で出してしまった。待てばよかったのに。この事を息子に話してなかった。
実はそのころ、結婚したら仕事を辞める話になっていたのに結婚しても辞められなかったので、辞める手段としての妊娠だった。息子の始まりがそもそも私の勝手。利用した。息子のお産は私の身勝手さそのもの。今は後悔しかない、自分で産んだ実感がない。申し訳ない気持ち。
意識がないのは結局、母と同じ。意識があれば、息子との繋がりを保てることが出来ていた、と思うのが恐ろしい。せめて真実を息子に話し伝えたい。息子に話す事は、息子と繋がる事。
ベビーブレスの終盤、体の中にエネルギーがあった。(イメージの中の)一本の木と繋がる。気持ち良い。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ブログに対するご感想やご質問をメールで(info@accord-all.com)どうぞ

269 分かった安心で深い睡眠|「殺されて良し」

IMG_1560

深い気づきを体験した後日談
生活の一番の変化は睡眠の質。
すごく深くなった。まるで子どもの時のよう。
恐怖の先の母からの殺意に対して「殺されて良し」の究極の受け入れ(愛情の湧き出し)。
分かった安心が睡眠を深くしてると思う。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

267 お母さんと繋がっていない|お留守番の出来る子ども

IMG_1555

久しぶりにベビーブレスをした。
ただ寂しい。赤ちゃんの泣き。誰もいない。お腹の中でもお母さんと繋がっていない。 一人ぼっち。寂しそうな子どもの私。泣かない子どもだったと思い出した。お留守番の出来る子ども。その姿、嫌だったのに、今までの(ベビーブレスでの)ような怒りもなく、悲しくて泣いた。今迄で一番深かった。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

自社施設紹介

259 生きよう!生きて行こう!空が真っ青で綺麗|恐かったのは母からの殺意だと分かった

IMG_1557 IMG_1556

回を重ねたベビーブレス。今回、初めてのように感動した。何が怖いのかずっと知りたかった。なのに分からなかった。
いつものブレスなら出しても出しても、出し切れない怒り。ところが、今回は、すぐに怒りの先の恐怖へいった。誰も助けに来ない。一人ぼっちの恐怖。どういうことなのか分からない、教えて!。寂しい。それでも呼吸していると殺意がでた。自分への殺意。自分を3ツキやった(刺した)。今度は母に変わった。母から私への殺意。リアルだった。母の心臓の鼓動の早さを感じた。私はバラバラになった。母からの死があった。こうやって(私の魂は)死んだんだな。瞬間に理解した。恐かったのは母からの殺意だと分かった。
私はお腹の中の子どもを殺してきた。無意識の殺意だ。私の生きるエネルギーは怒りと殺意。それが分かって嬉しかった。そうして集めた。バラバラな自分とバラバラにした子どもを集めた。一つにまとめて抱いた。
分からなかったこと、それを分かることができた。母からの死だった。究極の死だ。私の生きるエネルギーと私の死が、一つになった。表と裏がそろった。エネルギーが満ち溢れてきた。光が全身に降り注ぐ感じ。全ての光を吸収して自分も輝いているようだ。生きよう!生きて行こう!生きていたい!!。窓の空が真っ青で綺麗。初めて味わうような感動があった。有難いと思った。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

258 深く深く隠れていたことがあった4:息子に甘えられ嬉しかった

IMG_1548

セッションで、深く深く隠れていた本音が出せた。身も心も軽くなった感じがする。複数の人から、動きが軽いですね、と言われた。それだけではない。素の自分に戻れた感じがする。
息子から電話があった。息子の子供、孫の小学校入学お祝いを、息子から頼まれた。息子が自分に甘えていることが感じられた。嬉しかった。甘えてくれたことがとても嬉しかった。それまでだったら、お祝いの額や、誰が負担すべきか、向こうの(お嫁さんの)親には相談しなくていいのか、などなど、社会的な気遣いばかりをしていたはずだ。このようにまっすぐに喜べる自分はいなかった。社会的な自分から、親子の情を感じる素の自分へと戻った。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

256 ここ30日間の人気ブログ

IMG_1748

いつも閲覧ありがとうございます。

また、投稿をありがとうございます。

ここ30日間の人気ブログは以下の通りでした。

一位:モミジのような両手をいっぱいに広げて

二位:嘘偽りのない本音の憎しみ、嘘偽りのない本音の愛着

三位:何かが隠れている

お役にたてるブログは他にもたくさんあると思われます。

どうぞヒントにしてください。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

253 目の前のお母さんは居なかった|涙が流れて止まらなかった

IMG_1549

私は小さい時から母親と二人で生きてきた。母親への世話も人並み以上にやってきた。でも何だかとても寂しかった。なにが寂しいか分からなかった。

そしてセッションを受けて気がついた。

母親が目の前にいるのに、お母さんと呼んだ事がなかった。呼べなかったのだ。目の前のお母さんは、いなかった。いても、いなかった。その事を知っていた。だから目の前にいても母を求める事はなかった。涙が流れて止まらなかった。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

252 仲間との話|意識化が進む

IMG_1535

自分を苦しめる心理的な歪みは、心の傷を隠すために、幼いころから苦しみ続けた結果。セッション仲間と、その傷と歪みの因果について、話をする。お互い自分の話をする。仲間との類似もわかる。自分だけじゃないんだ。反対に違いもわかる。視野が広がる。その話から因果をより鮮明に意識させられる。意識化が進む。意識せずに生活していたころに比べ、毎日が充実する。うれしい。

10-0

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

247 「ベビーブレス」:赤ちゃんへ|生きることは、贅沢。喜び。愉快。歓喜。

IMG_1510

「ベビーブレス」:赤ちゃんへ
赤ちゃんは可愛い。なぜ、あんなにまで可愛いのか。天使のよう。赤ちゃんは、生と死がほとんどくっついているところで、生きている。数年前までは、数か月前までは、この世にいなかった。いないことが自然だった。いないことが当たり前。いわば死の中に溶けていた。いることは、とんでもないような贅沢。喜び。愉快。歓喜。だからあんなにかわいい。だからあんなに生き生きとして、生きる。笑う。泣く。
赤ちゃんは少し前までこの世にいなかった。この世に登場する準備中の10か月の間、生と死が同じ価値を持っているところにいて、毎日を過ごしていた。また消滅し、母の胎内に吸収されることも起きうる。生きる事は当然とはなっていない。大人になると生きられることが当然なってしまうが、未だ、なっていない。生きることは、何か当たり前の既成事実のようには、なっていない。
私たちは皆たかだか数十年前には赤ちゃんだった。そのことを知っていた。体感していた。実は今も知っている。ベビーブレスではそこへ入っていく。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

246 モミジのような両手を口に重ね泣くまいと堪(こら)えた|未だ片言しかしゃべれないのに理解した

IMG_1527

私のもうすぐ3歳になる孫の話。彼はすぐ下に生まれた赤ん坊の妹に、母親の愛情を取られている。母親はそのことにあまり意識がない。彼はジュースを際限なく飲みたがる。ジュースで自分をごまかし、自分を必死に抑えている。あるときチャンスを見て私は彼に言った。「お前のママも、小さいときに、すぐ下の〇〇おじさんが生まれて、お前と同じに寂しい思いをしたんだよ。」彼は泣き出した。未だ片言しかしゃべれないのに、理解した。モミジのような両手をいっぱいに広げて、自分の口に重ねて押え、泣くまいと堪(こら)えた。嗚咽(おえつ)が止まらなかった。母親はもらい泣きし、少し、涙をこぼした。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

244 あったかい自分が生まれている|自分が生まれ自分を産むその瞬間

IMG_1519

ベビーブレスで胎児期や出産期の記憶と思われるものが体験されても、なかなかうまく言葉で表現されることは少ないのですが、その少ない1つの体験例を紹介します。この体験例では、産む自分と生まれる自分の両方が同時に体感されています。1回目、2回目、・・・というのは、ベビーブレスでは、複数回に分割してセッションンを行うためです。
「1回目の吐き出しのとき、頭がぐっと締め付けられる痛みがあった。生まれるときの痛さに似ている。産もうとしている。生まれようとする、頭が痛い。産もうとすると力む。力むと同時に締め付けられる。出す感じもあって、(一体ではなく)離れている感じ。締め付けられる方と、出て行く方と、両方の感じ。自分が自分を生んでいるようでもある。離れていくのにびっくりした。
2回目の吐き出しの前も、グリグリしてでようとしている。スポンと生まれた。一瞬間があった。「?」真っさらな自分が、あったかい自分が、生まれている。ただ泣くことしかできなくて、怒りでもない。何もできないから求めるだけ。凄くあったかい真っさらな自分。そのまま、ワーッと泣いていた。
3回目のときは、あったかい感じで泣いていたら、閉じる自分も温かくなっていた。閉じるのは変わらないが、それも温かくなった。温かい自分も、閉じる自分も、愛おしくなって涙が溢れる。
その後の瞑想:あったかい自分がいたというのは嬉しかった。あたたかさを感じていた。閉じるのも嫌じゃない感じ。閉じる訳も理解してOKとなった感じ。今、体がめっちゃ温かい。」

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

242 「ふり向けば南」|やがて来る大逆転

IMG_1791

「ふり向けば南」というのは、昔ふとしたことで、アコールの標語(?)のようなものになってしまった句だ。
自社研修用の建物物件を探しているときに、予算の関係で価格の高い物件には手がでなかった。日が当たりにくい北向きの物件ばっかりだった。日陰。庭が北側になる。庭に洗濯物を干しても日光が当たらないなぁと思った。ある日、そんな、ある物件で、北側の庭の、さらに北に行くと、一角にかすかに光が当たる場所がある。ここに洗濯物干そうか。その場所に立って、ふとふり向いてみると太陽がサンサンとしていた。
これと同じことが、私たちのセミナーでは起きている。起き続けている。いつも「辛い」「愛情が足りなかった」事実ばかりが話題になり、付きつけられる。日の当たらない話題。事実は曲がらない、逃げるわけにはいかない。それでも、やはり愛情が欲しい。あたたかい日が差すことばかりを望む。当然といえば当然。それでも、生まれて以来北向きなので光は来ない。辛い、なぜこんなに辛いのか。本当の辛さの原因は何か。辛さのさらに奥。奥の奥に隠れていたこと。そこまで入って本当の原因が分かってみると、やがて大逆転が起きる。言葉にはできないこと。経験しなければわからないこと。ひかりはさんさんと降り注ぐ。世界はまるで天国のよう。振り向けば南。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

お試しの「無料カウンセリング」もあります

 

238 深く深く隠していたこと|娘を認められず大嫌い=母親が私自身のことを大嫌い

IMG_1501

セラピーを重ね、自分の中に隠れていた深い寂しさも、それがどこから来るのかも理解出来るようになってきた。同時に人のこともよく理解できるようになってきた。みんなから頼られるようにもなってきた。
社会になかなか適応できにくい娘との関係も改善されてきた。娘との相互依存があったが、自分のほうはほとんど依存しなくなってきていた。でももう一つ物足りなかった。それが何かはわからなかった。自分が「優しい〇〇さん」と言われることには飽きてきた。長い停滞があった。
深く深く隠していたことがあった。社会に適応できない娘を認められず「大嫌いだ」と思う気持ちがあった。それがわかった途端、セラピーの中で、母親が私自身のことを、大嫌いだと思っていたんだということに思い当たった。すっきりした。全体が見えた。足りなかったものがこれだということがわかり、納得した。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

230 それまでの自分とは違った|思わず仲間の肩を揺さぶった

IMG_1480

いろいろなことに拘(こだわ)ってしまう。自分でも変だと思うほど。例えば、仕事で客先からクレームがあった時に、エンドレスに同じことを考えてしまう。そのことを絶対に人に言えなかった。とても辛かった。ベビーブレスで、そのことをオープンにできた。大きな衝撃だった。
後日、自分が変化していることに驚いた。それまでの自分とは違った。久しぶりに会った仲間を懐かしく感じた。今までにないほどだった。思わず仲間の肩を揺さぶってしまった。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

229 それほどの重み|このまま死んでほしくない

IMG_1482

ベビーブレスで大きな気づきがあり自分を取り戻した人は思う。愛する肉親にも、自分がベビーブレスで得たことを、同じように得てほしいと思う。このまま死んでほしくない。それほどの重みがある。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

225 体がオーケーを出す|人からの判断はいらない

IMG_1471

私たちは、社会の要求ばかりを受け入れ自分自身が小さくなってしまっているので、完全に個人的なことでも、人の判断を当てにしてしまう。いつも、これでいいのか、と思ってしまう。
ベビーブレスは完全に個人的な作業。ベビーブレスで、うまくいったときは、自分の体がオーケーを出す。体?、肉体、心の奥・・、言葉はいろいろ。「これでいいのか」というような疑問は霧のように消えている。自分以外の答えを当てにする「私」はいなくなる。心の薄い表面を右往左往する「私」はいなくなる。
経験したことのない人へ、それを、浄化だ、何やかやだ、と説明しなければならない。その説明では本当にはわからない。体が変わっていく。体験しなければわからない。
体がオーケーを出すことに慣れると、反対のことも、分かるようになる。「どうも納得がいかない」「ふに落ちない」「ほんとには気持ちよくない」「何かが違う」・・・。体がNOを出している。心がNOを出している。そのようにして、本当のことを求めていく。自分のことが分かる。自分のことを自分で進めていける。もちろん人のことも、よーーく、分かるようになる。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

224 何かが隠れている|深く速い呼吸を続けられない

IMG_1468
ベビーブレスで深く速い呼吸を長い間続けられない人は何かが隠れている。それが手がかりになる。自分でわかる。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

223 研修は居心地がよかった|帰りたくなくて泣く

クリップボード05
泊りの研修から帰るとき子供たちが、帰りたくなくて泣くことが多い。居心地がよかったのか。大人たち、両親たちが楽しそうにしているのを知っている。楽しそうといっても笑顔があるわけではない。心の深いところの話をするだけ。それでも子供たちは大人たちが楽しんでいると思っているようだ。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

221 パソコンと母親:パソコンは無くても生きていける|愛情はインストールされていたか

クリップボード07

パソコンと母親:パソコンは無くても生きていける
パソコンが修理から戻ってきた。買った時の状態に初期化されてしまった。使い慣れた状態に復旧する作業は自分でしなければならない。大変。それでも自分を鼓舞して作業をはじめる。ところが買った時に入っていたはずのアプリが、見つからない。ああでもない、こうでもない、と迷路に入り込んだ。うんざりする。できればパソコンのない世界に移住したい気持ちになる。その挙句にやっと気が付いた。「初期化」は「買った時の状態」ではないのだ。アプリをCDでインストールしなければならない。冷静に考えれば当たり前なのに、思い込みが強すぎて、迷路の中にいた。

母親への思い込みは比較にならないほど強い。母親なら愛情が入っている(インストールされている)はずだ。愛情がないはずがない。ないことがあっていいはずがない。パソコンの場合には選択肢がある。家族のパソコン使うという選択肢もある。パソコンを使わない生活を選択することもできる。ところが母親はなくて済ますわけにはいかない。母親が居ない選択肢はない。愛情がなければ生きていけない。命がない。母親には愛情があるはずだという強い強い思い込みから外れない。同じ思い込みだが、一方は命は取られない。他方は命を取られる。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

220 「私」がでた、嬉しくて泣いた2(初ベビーブレスの感想4-2)

クリップボード02

「私」がでた、嬉しくて泣いた2(初ベビーブレスの感想4-2)
登場人格
クー :私が名付けた私の中の小さな子供
私  :クーやお母さんがいないと存在できない人
白け :私の中の一部でもあり、母や父の一部でもある人
「私」:クーやお母さんから離れ自立した人
最初は前回のベビーブレスのときみたいにクーが「寂しい」と泣いた。「お母さんがいない、どこにもいない、置いていっちゃ嫌だ」という。すると、お母さんが出てきた。悲しいような嫌なような顔、下をむいている。その顔をみてクーが「嫌だ」と、私をみて「悲しいのは嫌だ」という。前回、お母さんは悲しい顔をすぐに引っ込めたが、今日はそのままいた。ずっといて「悲しい顔をしないで」とクーが言っていた。ふとした瞬間に、クーもお母さんも二人ともいなくなった。私は不安で不安で、クーがいなくなったら私もいなくなる、お母さんもいなくなると私もいなくなる。私が私でなくなっちゃうと。突然二人が再び現れた。お母さんとクーが手を繋いでいた。お母さんは笑っていた。前は笑った顔が怖かったが、今回は笑っている顔が嬉しかった。今の私が「一人じゃないね、良かったね」と。
一度、母が悲しい顔でクーの手を払ったが、クーが握り返した。また、母はどこかにいなくなった。母のイメージは私が3歳くらいのときで黒い髪とメガネ。真っ白な空間に遠くに遠くに行った。そしたら、白けが出てきた。白けはお母さんだった。白けの顔のイメージで写真を思い出すと母が白けていたのが分かった。
白けは敵対するものかと思ったら、全身が刃で、クーを外から守っていた。外を守ったけど白けの刃でクーや私はボロボロになったんだよと私が言った。ボロボロになったけど守ってくれたのはありがとう、邪険にしてごめんねと言った。言った瞬間に胸のあたりから何かが出てきた。モワッと出てきた。「私」だ。クーでも白けでもお母さんでもない「私」(*)。嬉しい。嬉しくて泣いた。
*彼女はその後、いつも母のように長く伸ばしていた髪を切って現れた。ショートカットの顔がきれいだった。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

219 初めて飛行機に乗るときの怖さに似ている|しがみついていると怖い

クリップボード06
初めてベビーブレスに入っていくときの怖さは、初めて飛行機に乗るときの怖さに似ている。乗る前は、地上を歩いていた。地上と一緒にいた。初めて飛行機に乗るとき、そのスピードに驚き、地面の上に静止してとどまっていたい、地上に残りたいという気持ちが湧き起る。その時ものすごく怖い。しかし慣れてくると300キロであろうと500Kキロであろうと怖くは無い。それと同じこと。何かにしがみついていると、それだけで怖い。慣れると自分探しに没頭する。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

218 ロボトミーか哲学か|ADHDと認定されると薬を投薬

IMG_1465

ロボトミーか哲学か
人間の意識は、つまり心は、脳内の特定の部位にあるのではないらしい。脳の無数の(数千億?の)神経線維のつながりにあるらしい。微弱な電気信号でつながっている。つながり即ちネットワーク自体が意識。コンピュータやコンピュータのネットワークが意識を持つ日が来るのでは、という話題は、日に日に強くなっている。
そういった話で言えば、人の記憶も、いわば電気信号だ。人の悩みは過去の記憶にあるのだから、悩みから解放されたければ、その電気信号を消せばいいという発想にもなりかねない。その発想はロボトミーと同じである。脳の一部を切除する。おとなしくさせる。消せばいいという発想は薬にもある。薬で消す。ロボトミーと同じ。学校で子供たちのADHDが増えている。ADHDと認定されると薬を投薬されるらしい。恐ろしい世の中になっている。
しかし記憶は、単なる脳内の電気信号ではなく、過去の事実である。人は重大な事実よって苦しんでいる。電気信号という軽い言葉で事を見失ってはいけない。人は過去の重大な事実にいかに対処するかで悩む。人間性を成長させる。それはもう哲学である。一生が左右され豊かになる哲学である。ベビーブレスで体験し理解することは、文字を使わない体感による哲学である。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

216 そのときの黒目|本当の話をするとき

IMG_1409
分かるようになった。人が本当のことを言うときにはその人の黒目がはっきりする。私の妹の話を悩みを聞くことがある。仕事を辞めたいとか体調が悪いとか・・。話をしていて彼女の気持ちにピントが合う話になると、彼女の目が開いて黒目がはっきりする。でも、また閉じてしまうけれど..。不思議だね。本当の話をすると目が開く。面白い。

 

******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

215 行き詰まりとチャンス|心の古い傷は開いている

IMG_1440

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行き詰まりとチャンス

私たちの生活の中で仕事は大きな部分を占めます。何とかうまくいくように努力します。そして、しばしば、行き詰まります。自分へのふがいなさを感じるかもしれません。その仕事をやめようと思うかもしれません。やけを起こすかもしれません。
しかし、実はチャンスなのです。そのとき、私たちの心の古い傷は開いているのです。私たちはそのことを認識できないかもしれません。しかし、心の門は開いていて、自分を変えて成功する絶好のチャンスなのです。そのチャンスを逃がしてはいけません。・・・その恩恵は仕事だけにとどまりません。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

212 何が「不安」で「恐怖」なのか|実は明白

IMG_1466

何が「不安」で「恐怖」なのか
心理学や精神分析学の本を読んだ人は気が付くでしょう。トラブルの根底に「不安」や「恐怖」があることに・・。「不安」や「恐怖」を回避するためにいろいろの症状が出現します。その症状の上にトラブルが形成されます。また、学問のいきつくところが「不安」や「恐怖」であることに・・。いろいろの症状が分析され探求されると、その原因として心の奥に「不安」や「恐怖」が巣くっていることが解明されます。

しかし、不思議なことに、何を「不安」に思い、何に「恐怖」するのか記述されている本にはほとんど出会いません。まるで「何を」や[何に」についての議論が禁じられているようです。「何を」や「何に」について固い固い蓋がされているようです。

それは心理学や精神分析学の具体的な手段が、カウンセリングしかないからと思われます。手段が、「お話」に限られるためです。手段にベビーブレスがあれば、「何を」や「何に」についての議論は格段に進むでしょう。

ベビーブレスで心の奥に入ることができれば、私たちには、「何」は実は明白です。忘れてしまった古い記憶です。その古い記憶に蓋がされる理由も明白です。思い出したら、あなたにとって生きられないほど辛いことだからです。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

 

 

204ブログを見て:ヒントとリスク

IMG_1418

 ブログを見て他人の状況をヒントにすることは手掛かりになります。中には「これが答えだな」と思ってしまう場合もあるでしよう。しかし本当のことは、苦労して本当にそのことを体感して、初めてわかります。それ以前は、外側からの言葉や概念に振り回されてしまうリスクがあります。ヒントはヒントとして、まずはご自身の内側の感覚を信頼して進みましょう。万一、その内側の感覚が間違っていても、その間違いから気付くことの方が千金の重みがあります。セラピーは焦らないで自分のペースで進みましょう。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

203 象徴的に理解する|すり寄ってきた母と祖母

IMG_1406
ベビーブレスの中では、現実的でない映像を見る、あるいは思い出す、ということが多くある。その映像で、いろいろなことが理解でき、重要な手がかりになることが多い。

例えば、Gさんの場合のように、「自分と折り合いの悪い母と祖母が、ブレスの中で自分のかわいい小さな子供と同じように、小さな子供になって自分にすり寄ってきた」という映像的な経験をするとき、Gさんは次のようなことを理解する。
(1)母や祖母は小さい頃、甘えられなかったが、本当は自分の子供がするように、甘えたかった。
(2)そうすれば、自分の子供と自分の仲がいいように、母や祖母と自分の仲はよかったであろう。
(3)そして、自分もそれを喜んだであろう。自分の子供に対して喜びを感じるように。

このように深い理解をともなう経験は、言語を介さず、映像が中心で、しかも「すり寄ってきた」という触感もあるので、映像的理解、あるいは象徴的理解とでも呼ぶべきかと思う。そしてGさんは、自分、母、祖母の三者の関係をより深く体感として納得することになる。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

 

202 エネルギーと心地よさ|セラピーがうまくいっているか否か

IMG_1413

カウンセリングやベビーブレスなどのセラピーがうまくいっているか否かということは、自分で判断できると思われます。それは、エネルギーと心地よさです。

自分のことについては、自分が十分に正直か、閉じていないかを、常に、気を付けたいと誰もが思うでしょう。十分に正直であれば自然な感情エネルギーの爆発があります。そうでなくて、閉じている感じがあれば、あるいは自分に不正直な感じがあれば、何かが隠れているはずです。恥じる必要はありません。その隠れているものの最奥には、恐怖があるでしょう。恐怖によって閉じ、不正直になり、何かが隠れているように感じるでしょう。人によっては微妙なこともあるでしょうが、それは自分でわかるはずです。

自分ではなく、そのとき同じグループセラピーに参加している他人についてはどうでしょう。他人のことについては、何事もわかりやすいです。グループセラピーに参加したことがある人は、そう思うでしょう。他人が行うセラピー時の正直な受け答えは、見た目とは関係なく、ある種の心地よさがあり、その心地よさは、その場のほとんど全員が共有します。他人のことはよくわかるからです。大いに参考になります。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

199 甘えるも、閉じるのも、自分自身2

セミナーの体験で大きな気づきがあり、無条件に求め、ゆだね、温かさ、安心を知っている、最大の甘えを体験した。同時に、逆に、自分の気持ちを自分で殺し、役に立たないといらない、いい子にしていればいつか認められるとがんばるけれど、いつまでもそんな日は来ずに、怒りだけが溜まるという、閉じた生き方をしかたなく無意識に選んだのも自分だったことも、しっくりきた。

そうしたら分かった。自分のそれまでのクセがはっきり見えてきた。

仕事で役に立とうとがんばる自分がでてしまう。がんばらないやつを見ると頭に来る。

頑張らないやつにも、事情もあるし、無意識にぐだってるだけに過ぎない。ところが、その意識が無いことに腹が立つ。こちらの気持ちが伝わらないことに傷つく。意識するように求める、押し付ける。それでもうまくいかないと殺意がわく。そこに、こちらの愛情は無い。 いつか、認められるように自分を無くしてがんばってきた自分は、被害者的立場のはず。それが、人に対しては逆に、「役にたたないといらないよ」とやる側の加害IMG_6854者的立場になっている。ここも理解したい。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

198 初ベビーブレスの感想4

 その後、自宅で自主的な瞑想をはじめました。今のところ15分が限界です。瞑想を始めると手が痺れて体が冷えます。昨日は20分くらい瞑想出来ましたが、最後の方は背中に冷や汗をかきました。感覚としては、ベビーブレスに入るときと似ています。でも、瞑想するとすっきりしますし、良く眠れます。シラケ(自分の中で冷やかに批判する部分、自分で名付けた)は「(瞑想などしても)無駄だ」と邪魔してきますが、クー(自分の中の小さな子供、自分で名付けた)はこれが大切なものだとわかってるみたいで、シラケが出てくると追い出そうとします。クーもシラケも自分のはずなのに。不思議な感覚です。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

IMG_6890

 

196 自分で治した|そんなの当たり前

IMG_1399

大きな気づきは突然来ます。努力や準備は必要ですが、それがいつ来るかはわかりません。そして、それが来るのは、誰のおかげでもないのです。いわば、自分が自分を発見し、自分を癒すようなものです。そのとき、本当の癒しが起きます。本当に治る人は、みんな「自分で治した」と思っています。人(カウンセラー、グループカウンセリングの仲間)からは、きっかけや手助けを得たに過ぎません。そんなこと問題にもならならないのです。自分でしか治せないことは、そのときに、当たり前になっているのです。当たり前すぎて、当事者は 誰も、口にも出さないほどです。

 

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

191 この世につながった|大きな気づきがあったとき

IMG_1392

大きな気づきがあったとき初めてこの世につながったと感じる。
何度かある。そのたびに同じ感覚になる。同じ味、匂いのような・・。不思議。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

190 小さな変化を楽しむ|セラピーで進みが着実

IMG_1395

セラピーで進みが着実で早い場合の傾向がある。プロセスを味わうことができる。はじめの目標は、例えば、身近な人とのトラブルを改善するため、自分自身の人生の不全感を治すためなど、いろいろ。その目標に縛られず、セラピーのプロセスで自分自身の気づきや小さな変化を楽しむ。こんな気づきがあった、あんないい変化があったと見ることができる。目標へあまり焦らず、セラピーで起きていることを大切にする。
この傾向はどこから来るのかと思う。表面からは分からない。深く悩んで失うものがないところに近いせいかもしれないと思ったりする。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

189 お母さんは変わった!|子供からのOK

子供は見ている。親は生活費を稼ぐために懸命に働き、子育てをないがしろにしてしまった。人間性をないがしろにした。その歪みを、子供はじっと見ている。子供自身にも歪みがあるかもしれないが、親を見る目には一定の信頼がおける。

セラピーが進んで親が成長したときに、その進み具合に、子供からのOKがもらえるか否かは1つの大きな指標になる。例えば「お母さんは変わった!」。頼りになる。そういうことがある。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

IMG_1375

185 ベビーブレスの心象風景|心の状態を示すイメージ

IMG_1367

ベビーブレスをすると、小学生時代や幼稚園時代の古い記憶がよみがえることがある。さらに、現実の記憶とは言えないが、心の状態を示す心象風景ともいうべきイメージが出ることがある。主に、乳幼児期や胎児期。早期の不完全な記憶を肩代わりするもの。自分を理解するのに大きな手掛かりになることが多い。
心象風景は、長い間、繰り返してイメージされる。自分自身の心象であることが、ますます、しっくりくる。その心象風景から発展がある。別のイメージが湧いたりする。自分を理解する新しい観点が手に入る。自分が変わる。

 

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

182 一人ぽっちで寂しい坊主|小さい頃の自分

前回のベビーブレスの中で、うまくいかずに頭が痛くなった。この痛さは何かに抵抗していることが、ぼんやり感じられた。何に抵抗しているのかは謎だった。謎を解きたかった。

今回のベビーブレスも、呼吸があまりできない。でも、それでも丹念に続けていたら、だんだん力が入ってきた。前回のように怒りが湧くかと思ったら泣いちゃった。泣いていて頭が痛くなるかと思ったが痛くなかった。起きてもゆすっても痛くなかった。毛布を丸め抱っこして小さい頃の自分の代わりにしてみたら、もっと泣けた。頭は全く痛くなかった。

途中で、怒りも涙もなくて白けた瞬間があった。そしたら頭が痛くなってきた。例の手だ。毛布をクルクルやっていたら泣けてきた。頭が痛くなくなった。こいつか、原因は。丸めた毛布に、一人ぽっちで寂しい坊主(小さい頃の自分)を感じた。ずっと抱っこして凄く泣けてきた。納得した。

抵抗していたのは大人の今の自分。本当の自分にいられない。小さい自分にいられない。攻撃したり無視して白けたりする。それで頭痛くなる。抱っこすると力が抜けて泣けてあったまる。それが自分。

そういえば、普段、小さい子を見ると、それだけで何か寂しい。困ってそうな人がいると、ついつい過剰に救いの手を差し伸べ、かえって、トラブルに巻き込まれたりもする。今回のように、自分の中にいつもいられたら、過剰なことはやる必要がなくなるのかもしれないと思った。

 

IMG_6817