385 子供への支配と依存

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 親から支配されて子供時代を過ごした。寂しい思いをした。そして大人になり、妊娠した。大きなお腹を抱えて10か月も苦労した。とても痛い思いをして赤ちゃんを産んだ。小さな赤ちゃんは、いい匂いがして、柔らかく、天使のようで、私のすることを何でも受け入れてくれた。純真。私を100%信頼していた。長い間寂しく満たされなかった私の心を満たしてくれた。おっぱいを上げ、おしめを換え、1日中一緒にいた。自分の睡眠もろくに取れなかった。食べ物の一つひとつに気を使った。何年も続いた。私の言うことは何でも聞いた。少し大きくなり、手がかかるようになり、わずらわしくなって、ついつい虐待したこともあったが、私の心を満たしてくれた蜜月の思い出は消えない。

大きくなり私から自立し反発して出て行こうとしても、私はそれを絶対に許さない。今更、一人になるのは耐えられない。私の血と肉を分けて育てた子供。あなたは隅から隅まで私のもの。私の命の証(あかし)。命の絆(きずな)。その絆を離してしまったら、私はまた寂しさのただ中に放り出される。寂しさの先にはおぞましい死しか待っていない。絶対に離さない。腕の中のぬくもりを身体が忘れない。

 

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