役に立とうが立つまいが要らない子という無条件の死|セラピーの現場から(619)

(585)(605)の続き
ベビーブレスをした。
役に立とうが立つまいが要らない子という、無条件の死。役に立とうが立つまいが、ただの温かい自分で居ていいという、無条件の温かさ。この相反する二つのものの同居を「死と背中合わせの無条件な暖かい自分」って私は呼んでいる。今回のベビーブレスで、ここのところを中心にやりたい。
はじめの方では、無条件の暖かい自分が、無条件の死を感じているようだった。二つのものは、別物では無く、両方同じところにある感じだった。だから、無条件の死だけの冷たい感じがしなかった。
そのうち、力が抜けていく感じがした。この力が抜けていく感じは無条件の死を、受け入れていく感じだった。ただ、ただ、自然と死んでいく感じ。すごく自然でとても気持ち良かった。
後の方では、浮いているようだった。何も締め付けがない。宙に浮いている。今までは二つのものは、閉じ込めているような感じだった。それが、下にも上にも囲いがない感じ。そして背中であったかさも感じる。何か、孤独も感じるが、囲いがなくなったよう。囲まれている感じから抜け出した感じだった。
無条件な死を受け入れることで、無条件な暖かい自分が、囲いの外へポンと出てくる感じだった。
今までの、母親の条件付きの死(役にたたなきゃいらない)と、条件付きの生(役にたつならいてもいい)という母親中心の世界から、無条件な死(役に立とうが、立たなくても最初からいらない)と無条件な生(役に立とうが、立たなくても暖かい自分がいる)という、自分中心の世界になったような感じが続いている。そして、今回の「締め付け」は、母親中心の世界で、「囲いのない」のは、自分中心の世界という感じだ。

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