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胎児が電磁波で母親の気持ちを察する?|アコールセラピーの休憩時間(729)

<胎児が母親からの電磁波で母親の気持ちを察する可能性>

Babyブレスで胎児期の記憶を思い出すというのは珍しくありません。そして、その時の母親の気持ちに傷ついた、というのも良くあることです。例えば「私は胎児期から母親に望まれない子であった」というようなことです。いわば日常茶飯事です。それを認識し納得することで大きな心理的な改善があります。Babyブレスを前提にしてセラピーを行っていると、胎児期の記憶が残っていることも、胎児が母親の気持ちを察することも、経験上の事実として、疑いようのないものです。

しかし、Babyブレスを経験しない人には、そこのところの理解は難しいかもしれません。そもそも、そんなことがあり得るのだろうか、というところでしょう。厳密なエビデンスとまではいかないにしても、何らかの客観的な傍証は欲しいものです。

そこで、youtubeで例えば「胎児の記憶」と検索をすると、現在、少なくとも十数件の実例を見ることができます。胎児期の記憶が残っているという事柄は、そんなに珍しいことではないようです。

では、胎児が母親の気持ちをどのように察するのか、というのはどうでしょうか。過去に私の知っていた情報では、母親の血液の酸素濃度、母親の心拍、母親の発する声の調子、などなどから、胎児は母親の気持ちを知っているのではなかろうか、ということでした。しかしどれも、いまいち、不十分な感じがしていました。血液の酸素濃度の変化が胎児に伝わるには、かなりの時間がかかるでしょう。母親の心拍が、例えばなぜ高まっているのか、その理由はわからないでしょう。怒って高まっているのか、喜んで高まっているのか。母親の発する声だって、無言のまま、子供の堕胎を念ずる状況だってあるでしょうから。
ところが最近、人間同士が知らないうちに電磁波でコミニケーションをとっている旨の記事(https://www.newsweekjapan.jp/yukawa/2018/11/transtech-1.php)がありました。であれば、胎児が母親からの電磁波で、母親の気持ちを察するというのは、かなり納得できるものです。電磁波というのは、伝わるのは速いし、周波数の変化や振幅の変化で多くの情報が送られ得るでしょうし、また、母親が無言を貫いても、知らないうちに発してしまうことは十分に考えられます。

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毒親は「毒親」とは気がつかない?|私は全部押し殺してきた|セラピーの現場から(516)

毒親をテーマにした本が増えています。「毒親」とは厳しい非難の響きのある言葉です。センセーショナルな言葉です。しかし、親から毒された子供の側からすれば、そんな言葉でも足りないほどの気持ちがあるでしょう。一生を台無しにされた場合もあるでしょう。
しかし、当の親からすると、心外であり、言いがかりであり、まったく心当たりがないことがほとんどです。自分の子供が苦しんでいても、まるで他人事です。子供がおかしくなっているのは、子供の問題であって、親(自分)の問題ではありません。
それでも、やがて、子供の状況が危機的になり、あるいは、親(自分)への攻撃が激しくなり、どうにもこうにもいかなくなって、カウンセリングにやってきます。当初はカウンセリングやセラピーもなかなか難航します。
突破口なるのは例えば次のことです。子供が親(自分)へ抱える不満や怒りと同じものを、どうやら自分も自分の親に対して持っている、ということです。「恵まれたお前がそんな不満を言うのか。苦労を重ねてきた私の不満は、とてもそんな程度のものじゃないぞ」「お前は親の悪口を自由に言えるが、私は言おうと思ってもまったく言えなかった」「お前は怒りや悲しさを出せるが、私は全部押し殺してきた」などなど。
そうして親は、自分自身の親に関するセラピーを開始します。心の傷の世代間連鎖を、言葉や理屈ではなく、体感します。
気がつくことは素晴らしいことです。気がつかないことは罪なことです。同じように子供を傷つけてきてしまった人でも、それに気づいている人は清々(すがすが)しい。気がつくためには、自分自身の中にある傷にこそ気がつかなければなりません。その自分の傷がどんなに大きいのか思い知った後で、初めて自分が子供に何をしたのかを理解します。自分が毒親であると気がついた親はもう毒親ではありません。

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「毒親」←「阿闍世コンプレックス」←「母拘束」|セラピーの休憩時間(515)

「毒親」というセンセーショナルな言葉が使われるようになっています。心のトラブルが母子関係からきていることを、子の側から被害者の立場で強調するもののように思われます。
実は、母子関係の重要性は、既に、70~80年位前に古沢平作によって、「阿闍世(あじゃせ)コンプレックス」という概念で提唱されています。内容のセンセーショナルさでは、こちらのほうが遥かにセンセーショナルです。弊社の実際のセラピーの実情には、こちらの方が合っているようです。
この古沢平作という人はフロイトと同時代の人で、フロイトから指導も受けているようです。残念なことにフロイトは母子関係は研究しなかったようです。阿闍世コンプレックスという概念の前にも、実は既に、「母拘束」という言葉があったようです。古沢平作が、教育分析を施している若い精神分析医の質問に対して、「阿闍世(コンプレックス)というのは母拘束のことなのですよ」と答えたことが残っています(「自由連想覚え書き」古沢平作博士による精神分析 前田重治 岩崎学術出版社 p64)。昔から精神分析のテーマとして、母による子供への拘束が、あったのですね。重要なことなので、当然でしょうけれども・・・。

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「毒親」といって諦めたいのだろうか|心理セラピーの現場から(500)

スーザン・フォワードの「毒親」という著書から始まり、あちこちで「毒親」という言葉・概念が使われています。この言葉・概念は、< ひどい親のせいで自分は不幸な思いをしており将来もろくなことにはならない >という運命論だと批判され、そういう「アダルト・チルドレン」と呼ばれる人たちでも、たくさんの可能性があることに目を向けるべきだと論じられています(「毒親」のこどもたちへ 斉藤学  メタモル出版)。
確かに運命として諦めるのは早すぎると思われます。ひどい親だと攻撃するのは誠に無理もないことです。諦めてしまえば、辛いことに直面し続ける苦痛もいくらか減らすことができるでしょう。自分が「毒親」の世代間伝達(最近ではよく「世代間連鎖」と言われる)の伝達手になっている現実にも気が付かなくて済むかもしれません。しかし突破口も閉じてしまうのではないでしょうか。
ベビーブレスでは、そのような母子関係に強く気が付き、逆に、[今までは諦めて生きてきたけれど、気が付いた今は、絶対に諦めない]という心境になるようです。ひどい親のせいで、自分が不幸になり、今度は自分が自分の子供を不幸にするという世代間伝達(世代間連鎖)を、自分の世代で断ち切れる。そういう手ごたえを感じるからだと思われます。強烈な手法であるベビーブレスを手に入れることで、やれる、断ち切れると感じるようなのです。

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