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毒親の世代間連鎖|いつの時代から女性は子供を愛せなくなったのか|セラピーの休憩時間(522)

毒親に毒されて育てられた子供も、また長じて毒親になり、やがて自分自身の子供を毒するようになる、という世代間連鎖は、何を意味するのでしょうか。世代を下れば、親、子、孫、ひ孫・・・。どこまでも続くように思われます。自分は親から十分に愛情をもらえなかったので「自分の子供にだけはけっして同じ思いをさせない。」人生の中ではこう決心する瞬間もあるでしょう。でも気が付くと結局は親と同じことを子供にやってしまっている、というのが正直なとこのようです。セラピーの役割は、この強靭な世代間連鎖を断つことであるとも言えると思います。
世代をさかのぼれば、母親、祖母、宗祖母、・・・。どこまでさかのぼると「犯人」がいるのでしょうか。結局、いつの時代から女性は子供を愛せなくなったのでしょうか。女性が自分の妊娠や子育てを、自分のものにできなくなったのは、いつでしょうか。
大昔、人類は母系社会だったという説があります。母系社会では、女性が経済を握り、自分の妊娠は自分で選び、産まれた子供は、おばあちゃん(ボス)を中心とする大家族が手伝って子育てをするという社会だったという・・。女性にとっては少なくとも心理的には生きやすい社会であり、子供にも愛情が注がれやすかったでしょう。そうであるとすれば、母系社会から父系社会へ転換する時代に、少しずつ、女性にとって不本意な妊娠や子育てが増え、愛情をもらえない子供が増え、毒親の世代間連鎖が始まったのかもしれません。

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322 ただ女と言うだけで・・

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太古の昔は母系社会だったといわれる。しかし、現代は男社会である。男社会の中で生まれた男の子は期待を集めて生きていく。半面、女の子はただ女と言うだけで冷ややかな扱いを受け、そのせいで不幸な人生を送る、と思われている。しかしそればかりではない。そのような社会的期待をかけられるか、かけられないか、というようなことだけではない。根は深い。そもそも人間的に扱われたのか扱われないのかということが重要のように思われる。女の子が人間的に扱われなかったのであれば、仮に期待を集めた男の子だって、人間的には扱われなかったはずである。期待だけだったはずである。期待外れの場合はどうなるのか。その不安の渕(ふち)にいたはずである。人間性とは遠い価値観が支配している。

 

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