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99 木田恵子ー未生怨は珍しくない

木田2

日本に精神分析を導入した古沢平作の愛弟子で、精神分析家(故人)。弟(おとうと)弟子に精神分析学者の小此木啓吾(故人)。彼女が行っていた分析的カウンセリングの中で、母に対する産まれる前からの殺意(未生怨)を出してみせるクライアントは珍しくないと述べていた。また、ご自身の息子さんの死は、自身が与えた小さい頃の心の傷が原因(固着点への退行が原因:著書でも言及)ではなかったか、ということであった。他人にも自分にも、歯に衣を着せぬ人だった。林や諸智も彼女のカウンセリングを受けた。アコールのブレスルームも見てもらったことがある。分かりやすい著書を何冊も出している。「0歳人、1歳人、2歳人」は諸智のお勧め。

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