投稿

257 ずっとずっとここにいたよな|「ずっと一人だった」

IMG_1551

私は母子家庭に育った。今は亡き母と自分は愛情でつながっていたと思っていた。しかし、セッションで、母には私への意識がなくて、私は「ずっと一人だった」という気づきがあった。大きな気づきだった。そして心身ともに調子が良くなった。
ところが、つらい気づきだったため、やがて忘れてしまった。あるときセミナー仲間に、人は産まれる時も死ぬ時も一人だ、と言われてショックだった。「あんたは一人かもしれないけれど、俺は一人じゃない、職場には心の通じる仲間がいるし、温かい自分の家庭には何人も子供がいる」と言い返してやりたかった。言い返せなかった。なぜショックを受けたのかわからなかった。

その後のセッションで、あの大きな気づきに戻れた。

始めはなかなか呼吸が通らない。感覚も来ない。考えそうになったので考えるのをやめようと思って考えていたら、頭が痛くなった。感覚が出ないから、毛布を丸めてギュッとやったら悲しみがやってきた。いつもは毛布はチビ(小さい時の自分)なんだが、このときは母親(病死し直後に対面した)が死んでいるのを抱っこしていた。映像として出てきたのが、亡くなった時、出先から駆けつけて死んだ顔を見て、揺さ振ったが死んでいた。泣いていた。そしたら白けが来た。つらすぎる。もう一度毛布を丸めたら小さい自分(チビ)になった。お母ちゃんになったりチビになったり、どっちでもなく寂しい塊になった。
塊を抱っこしていた。寂しいだけ。強烈な悲しみだった。ずっとずっとここにいたよな、ずっと一人だったよなと。母は母で自分のことでいっぱいいっぱいで私へは意識がない。母と小さい自分を抱えるのが、自分。本当の自分。そうだなと思った。納得とともに、強い悲しみは何度も何度もやってきた。最後に、深い強烈な悲しみが怒りを伴うように、腹の底からグワーッときた。今回のセッションはとてもすっきりした。

*******************

引きこもりからの自立等いろいろな心理的悩み相談や心理カウンセリングのお試し無料あります。さらにベビーブレス(アコールで開発した独自のブレス,ブリージング)ができるようになれば精神分析の組合せで大きな効果があります。東京府中

自社施設紹介

お試しの「無料カウンセリング」もあります