母を適当に褒めそやしていたら激しい頭痛|母を包み込む自分を演じれば演じるほどガタが来た|セラピーの現場から(560)

セッションを何回か受けて少し自分に余裕が出来てきました。今まで母へは怒りばかりが出ていましたが、母への理解も自分の中に生まれてきて、母の大変さも感じられる気がするので、ここはひとつ、母を褒めてみようと思いました。
昨日は母と2人で晩御飯を食べていたので、母を適当に褒めそやしていたら、激しい頭痛が起こりました。あまり激しいので今日の仕事を休んでしまいました。父はいつもこんなこと(母を褒めること)をしてるのか!と感心しました。凄く疲れます。人の人間を常に持ち上げないと成り立たない人間関係は、親子であろうと、おかしいのを痛感しました。今は頭痛やそれに伴う吐き気は、落ち着いて、食欲も戻ってきました。まだ少し頭痛は残っていますが……。明日は仕事に行けそうです。
思えば、少し自分に余裕が出来てきたので、母を褒めてみようとしたのは単なる思い上がりだったと思います。母を包み込む自分を演じれば演じるほどガタが来たように感じます。心理的なものが身体に出る、身体は正直ということでしょうか。正直な思いは、現実の母とは口を聞きたくもないし、見たくもありません。「気を使って貰って当たり前!」な態度を取る母に苛立ちます。それでも、何処か縋(すが)ってしまうのは、まだ理想の母と現実の母の区別がついていないんだと思います。母はどうして「私は褒めてもらって当たり前!」という態度を取るのでしょうか……。今まで気づかなかった(忘れていた)自分にも腹が立ちます。

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