社会に適応できない娘を「大嫌いだ」と思う気持ち|娘は「もう知っているよ」|母親が私自身のことを大嫌いだと思っていた|セラピーの現場から(552)

心の中に、深く深く隠れていたことがあった。社会に適応できない娘を何とか自立させようと必死になり努力したが、心の底では、社会に適応できない娘を認められず「大嫌いだ」と思う気持ちが隠れていた。それがわかった途端、母親が私自身のことを、大嫌いだと思っていたんだということに思い当たり、すっきりした。何か足りなかったものがこれだということがわかり、納得した。しかし、事の深刻さに言葉がない。翌日、洗濯物を干しにベランダに、一歩足を踏み出したとき、いきなりググッとこみ上げてきて、声をあげて泣いてしまった。
いよいよ、娘に話した。娘に話すのは大変なことと覚悟していたが、私自身が認め、受け入れてしまえば、それは問題ではない。娘は動揺する事も無く、「もう知っているよ」と聞いてくれた。そして、翌日起きてきて、昨日は「泣きながら寝たけど、ぐっすり眠れた」と。
今日の雨、落ち着きます。今はなぜ娘が社会に適応出来ないのかが、よくわかります。

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