456 自分も反抗期をやってみた
父の記憶は少ない。ほとんど母と二人きりで子供時代を過ごした。母は心の病気がちで、私は彼女を守るので精いっぱいだった。悲しさや怒りを感じる余裕はなかった。親への不平は言わなかった。子供らしい反抗はしなかった。
現在、私の中学生の息子が反抗期を全(まっと)うし、私への反発も羨(うらや)ましいほどだ。まぶしく見える。自分にはなかった。自分はおかしかった。自分の子供が参考になる。反抗期がなかったが、それが普通、と防衛してきた。でも私の子供の方が自然だ。今、セミナーを重ねて私は自分を取り戻しつつ、思う。自分の中にいた傷ついた小さな幼児は、解離していたが、癒され、ようやく回復し現実の自分と一体化できた。今度はもう少し成長し、自分も反抗期をやってみたい。怖いけれど。
セッションでそこを扱った。
お母さんに文句を言った。自分勝手で、私は、いいように褒(ほめ)められてきた。でも褒めるのは表面的だった。なのに褒めてもらうと私は一生懸命だった。文句言った。自分の子供が私にするように文句言った。「飯作れ!」「ばあちゃんの味しか知らないじゃないか」ずっと含んでいた、滞っていたところなので、すごく出せた。「俺はここにいる、俺を見ろ」と言いたいことを言えた。自分の子供のまねだったが、結構リアルだった。「飯!」と言ったらばあちゃんの後ろ姿が出てきた。「ばあちゃんの飯はしょっぱい」母は「作ってくれない」「いつもいないじゃん」。いたのにいないと感じていたのもある。母は全然分かっていない。「クソババア」「親父も出てこい」。俺は「ちゃんとここにいるぞ」と文句を言っていた。
やる前は怖くて、やり終わってみると、心配していた罪悪感はあるけど、そんなでもなかった。でも、祖母の背中は見えたが、母は顔も(姿そのものの)物体も見えない。次回はもっとやってみたい。恨み辛みをやってみたい。求めたり蹴飛ばしたりやってみたい。
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