275 母親を嫌うことで何とか立っていられた|隠していた何かを慕うような気持ち本当に生きようとする意欲
母親から私は愛情を、本当の愛情をもらわなかった。憎しみだけが私を支えてきた。母親を嫌うことで何とか立っていられた。自分が分解してしまわないように維持してこれた。
しかし、その奥には、心底から慕う気持ちがあった。そのことに気が付く時が来た。その気持ちは、あの顔をしたあの声をした具体的な母親への気持ちではない。もっと純粋な気持ちだ。私の心の中だけに存在する「母」に対する気持ちだ。私だけの「母」。その「母」をあの母親は失ってしまっているが・・・。
気が付かないようにしていた。慕う気持ちなど、初めから私には無かったようにして、ひたすら頑張って生きてきた。生きるためにはそうするしかなかった。何かに対する怒りと嫌悪が私の中を満たした。そのことも必死に押し隠していた。
気が付いたとき、何かを慕うような気持ちが、私を圧倒し、私を溶かす。強がりが役に立たなくなり、大きな優しさと、本当に生きようとする意欲が、私を包む。
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