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361 職場の上司に嫌な奴が・・

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職場でトラブルがおきた。職場の上司に嫌な奴が居る。とても耐えられないほど嫌。実はそれは、嫌いな母親の親戚関係が自分の心に影響したものだったということがわかった。
セッションで母親への恨みを扱った。恨みが十分に出た。小さい頃に母親から支配されていた。操り人形じゃない。お前のせいでこうなった。どうしてくれるんだ、人生返せと。母親をやっつけた。
今度は情けない自分が出てきた。情けない。初めてだった。自分をやっつけた。しかし母親よりしぶとい。何としてもやっつけたい。生まれて来なきゃ良かったのにと自己否定した。でもこんな奴決別したい、こんな自分なんかいらない、消えてしまえ。そのうち駄々こねて、やだやだと夢中でやった。こんな人生もういや、いらない、母親も親戚もいらない、消えて仕舞えばいい。バタバタしながらやっていた。
悲しみが出てきて、泣いてしまった。なんで泣いているか自分でも分からなかった。なぜかなと思った。少し心地よい気分になった。人は自分で生きるんだと思った。自分の足で歩くんだと思った。素晴らしいことだと気付いた。
そして次のセッションでは、母親の良いところも思い出した。意外だった。自分は母親に愛情深く扱われたこともあった。そのことを思い出した。自分は小学校のとき病弱でよく休んでいた。学校は行く気にもならず好きでもなかった。理由をつけて行きたくなかった。喉が痛いなら休め、咳が出るなら寝ていなさいと、母は自分のことを匿(かくま)ってくれた。
母親への恨みが消えたわけでは決してない。しかし母親の全体が見えた気がした。生きる元気が出た。

 

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