投稿

340 映画「太陽のめざめ」

img_1688

「太陽のめざめ」という映画を見た。カトリーヌ・ドヌーヴ出演。学生時代に映画でカトリーヌ・ドヌーヴの美しい魅力に圧倒されていたので、どんなお婆ちゃんになっているかな、という興味もあった。大きな映画館ではやっていないので、横浜の小さな映画館で見た。彼女はちょっと太めになっていたが、未だに魅力的な現役だった。
さて、映画は、乱暴なひどい母親に育てられた幼い男の子が、愛情を知らないまま長じて札付きの不良少年になり、更生施設の職員や裁判所の人(そこの判事がカトリーヌ・ドヌーヴ)等との人間的なやり取りを通して、何とか自立できそうなところまで成長する話。この人間的なやり取りがこの映画の圧巻。自立の大きなきっかけが、恋人との出会いにより真に人間的なものに触れるというストーリのようだった。その恋人との間にできた子供を、堕胎の直前に思いとどまって産まれた姿で、少年がまるで自分自身を抱くように不器用に手に抱えて、広場に出ていくシーンで映画は終わる。
最後はハッピーエンドを予感させる終わり方だが、仮に本当の話であれば、実際にはそうにはならない悲劇が待つだろうと思われた。なぜなら、少年が愛情を知らずに育ったことが暗示されるものの、何に傷ついて、そんなに更正が危ぶまれるほどだったのか。何に傷ついて、そんなに荒れたのか、描かれていない。母親も乱暴なひどい母親として描かれるが、なぜ、そうだったのか描かれない。原因は全く触れられていない。であれば本当の癒しは期待できない。
子育ては甘いものではない。自分のように不幸な子供にはけっして育てないぞと、そのときは強い決心をしても、子育ては人間対人間の本質が触れ合うもの。心の傷を隠し抱えたままやれるものではない。あっという間に自分と同じ傷を持つ不幸な子供にしてしまうはずだ。最後に少年が不器用に手に抱えた赤ん坊をいつぶん投げてしまうのかと、ヒヤヒヤしたという鑑賞者もいた。そのとおり。

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>より詳しいベビーブレス体験

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ケース研究

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>カウンセラーの対談(アダルトチルドレン・心身症・アレキシシミア)

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験集(本の内容)

お試しの「無料カウンセリング」もあります

自社施設紹介

ブログに対するご感想やご質問をメール(info@accord-all.com)でどうぞ

 

 

129 封印されていた思い出ーお母さんのことが大好き

母のことは嫌いだった。母と自分と似ているところがあることにも耐えられないほどだった。セッションでは、嫌いな母の呪縛から逃れるのに必死だった。自分を解放するのに必死だった。解放は少しできるようになった。

しかし幼い頃の記憶が戻らなかった。現在の記憶にもトラブルがある。それでは本当の解放ではない。記憶から逃げたままだ。不満だった。

真剣に瞑想を始めた。記憶を取り戻す作業。ほんの少しずつ戻る記憶。IMG_6549

ある時、赤ちゃんの時にタライの中で母が優しくお湯をかけてくれたこと、思い出した。こんなに大事にされていても、さびしいという気持ち。そして、最近、お母さんのことが大好きで大好きで大好きで・・という思いが出てきた。涙がとまらなかった。

今夜も、また瞑想。

 

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

ホームページの記事もどうぞ⇒実績紹介>ベビーブレス体験

72 愛された犬

2016-01-28 11.51.30

道で犬を連れた散歩の人に出会う。いろいろな犬と人の組を見る。心通い合う組は見ていて癒される。愛された犬はその顔も本当に可愛い。上手に甘え人間との関係もうまく作れている。人ではなおさらである。自分の顔を写真でじっと見る。私のせいではない。子供の顔を写真でじっと見る。・・・・・・・。

お試しの「無料60分心理カウンセリング」もあります

もっと見る

[ベビーブレスや精神分析的心理カウンセリングなどのセラピーを行うアコール(有)のブログです]

体験の記録もみる

 

より詳しいベビーブレス体験を見る

 

ベビーブレス体験集(本の内容)

 

49 分からないー何がどうなったのか

人生を頑張りぬいて生きてきました。それがどうしていけないのか。義務と責任で子供を産み育てた。それなのに子供がうまく生きていけないのです。愛情が十分ではなかったのでは、とも思う。でも、私にはわからない。何がどうなったのか、 […]