374 傷に居るだけで、こんなにも早くに変わるものなのか
前回の続き。再婚相手の連れ子Sに対する私の嫌悪感が湧いて出る時があり、何故こうなるのか、奥がある気がしていたとき、その子どもを愛せない自分にではなく、愛されなかった自分にフォーカスすることで、気づきがあった。Sの目が正面から見えた。こんなに愛らしく幼い目をしていたのかと、別人にも見えた。さて、後日談がある。
その次の日から、Sは熱が続き身体に症状を出しながら、私に悩みを打ち明けて来た。サッカーのクラブチームのこと。Sは、自信が無い自分に出会い、悩み考える事が出来るようになり、それを私に伝えてくれる・・・本当にグッと彼の成長を感じた。彼は「〇〇(私の名前)ちゃん、ここに座って聞いてほしい」と、気持ちを話し始めた。彼の本音の話しをずっと聞いた。それか何日もかけて話し合った。思い返すと、悩み苦しんでいたこの年齢で自分の子供たちとやりたかったことだ。Sもすっきりして、こうやって話しを聞いて貰える事が嬉しいと言っていた。
ベビーブレスをして、私が自分の傷に居るだけで、こんなにも早くに変わるものなのかと正直驚いている。
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