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429 私ものすごいエネルギーがある

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私の中に何かがあって出口を求めている。赤いグルーとしたドロドロした溶岩。こんなエネルギーが中にあるんだ。私ものすごいエネルギーがある。
そう、自分の中にマグマがある。隙間からマグマが見える。でも隙間がどこなのか探している。探す上で、お母さんを避けられない感じがする。お母さんとマグマはセットの感じがする。どうやったら縛りが外れるのか途方にくれる。隙間から出たい。生きたい・・。
子供の頃にそうであったようにエネルギーに沿って生き生きとした状態で育っていたら・・・。あのまま大きくなりたかった。そのエネルギーが今は枯れている。隠さざるをえなかった。母を思う。母を悪く言ったらいけない。縛りが苦しい。

セッションで母に向かってすぐに出た言葉「嘘つき、大嫌い」。母は、最後まで私を「特別な子だ」と言って亡くなった。表面のニュアンスの奥には、本来なら堕胎されるはずだったが「特別」に産まれたというような意味が隠れていた。分かっている。でもすっきりしない。

 

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404 始めから知っていた:その2 どこか安心する

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私には本当のことを話せる人(母)がいなかった。だから私は、私に関する秘密を話していたのを聞いたことを、ないことにした。
続く
<他の人たちが話をしているときに入って行けない>
そのことが今も影響している。自分のことを、他の人たちが話をしているときに、そのことに入っていけない。傷ついてしまうから。自分の癖。
<役に立たなければ要らない>
自分は、ほかの人の役に立たなければ、この世に要らない。そのため職場で一生懸命仕事をした。実績もあげた。あるとき、それなのに実は評価されていなかった、と気づいた。自分の居場所がない。自分の居場所がないという心の傷に響いた。
<母と同じ>
自分の居場所を作るために、職場で頑張った。居場所が欲しくて子供もつくった。うまくいかず堕胎した。自分の居場所を作るために子供をつくるというのは、母親と同じだ。自分は母にとってただの道具だった。
<利用されそして役に立たなかった>
母の居場所を作るために利用されることで産んでもらった。だから母にとって、私はホントの家族ではなく、利用して産んだ道具に過ぎない。私の命は利用され産まれたが、結局は籍には入れてもらえなかった。私が産まれたことは役に立たなかった。
<知らないふり>
母や母方祖母は知らないふりをしていた。私を利用したことを。役に立たなかったことを。そうして私も同じようにしていることを、知らないふりしなければならなかった。ニコニコして頑張って生きた。自分自身のことも知らないふりをしてきた。それが生きる道だった。その悲しさがある。
<でも今に始まった訳じゃない>
でも、昨日今日始まったわけじゃない、前からそうだった。利用され産まれたのだが、どうせ産んでも変わらない(籍に入れてもらえない)と思われていた感じもある。産まれる前から役に立たなかった。そのことを自分は始めから知っていた。そう想うとどこか安心する。

 

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201 甘えるも、閉じるのも、自分自身3|堕胎は「子供」の私が選んだ

セミナーの体験で大きな気づきがあり、最大の甘えを体験したと同時に、逆に、役に立たないといらない、いい子にしていればいつか認められるだろうと、閉じた生き方をしかたなく無意識に選んだのも自分だったことに納得した。

そうしたら、今更のように思い出したことがある。

私は堕胎したことがある。あの時は「母親」として妊娠したことを受け入れることなどできなかった。堕胎は、「子供」の私が選んだ。

自分の未解決の心の傷が痛くて、怖くて、とてもじゃないけど、「人」を産んで育てようとも思わなかった。産んでも私と同じような不幸な目にあわせるのが落ちだ。

同じ目に合わせる位なら、一生、堕胎した自分、挫折した自分をしょっていこうと思った

今は私は「自分の子供」を殺したと思い始めれるようになってきた。

 

 

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177 俺にとってここが天国|死んだらここに埋めてほしい

 

 


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NHKのドキュメントを見た。アマゾンのジャングルの中で砂金を掘る男たちの話。法の及ばない場所。掘立小屋の住居。集まるのは、殺人の前科を持つなど町では暮らせない男たち。毎日が激しい肉体労働という以外は、ひどい生活を送る。実際にはほとんど希望はないが、皆、一攫千金の夢を見る。その中で、生まれ故郷はごみ溜めの中という男がいた。母親は売春婦で迷惑な妊娠だったという暗示的場面がある。男は穏やかな顔で言う。「教育は受けていないので字は読めない。母親には会ったことはない。会いたいとは思わない。俺には天国に持っていくようなものは何もない。死んだらここに埋めてほしい。俺にとってここが天国だ。」

113 思い出した殺意 1/2ー母からの殺意自分へ胎児へ

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セッションが進み、思い出してきたことがある。はっきりしてきたことがある。怒りを許し、悲しみを許し、自分自身の死の恐怖に向かい合う作業を始め、そして、記憶の固い蓋が緩んだ。私のお腹にいた娘に対する拒否があった。さらに昔、19歳の時に堕胎していたことをはっきり思い出した、話せないことだった。殺意だった。自分へも殺意があった。その奥には母が持つ殺意があるだろう。
<母の結婚生活は幸せではなかった>
母の結婚生活は幸せではなかった。私がお腹の中にいる時、母は「あんた(胎児の私)さえできなければ」と思っただろう。毎日飲みに行っては帰ってこない夫。飲んでは暴れる夫。妊婦の母が家政婦のように奴隷のように扱われていたらしい。
<母の殺意>
きっと母親の中にも殺意があるだろう。私を真っ暗な押し入れに閉じ込めて、どんなに泣き叫んでも、どんなにお願いしても、どんなに謝っても出してくれず、また違う日には怒り狂って私のお尻をミミズ腫れになるまで叩いた。母の手が痛くなると、手の代わりにスリッパに替えて叩かれた。
そして、弟も同じ様に叩かれているのを、弟を叩いている時のあの鬼の様な狂った母の顔を、私はジッと見ていた。今でも思い出す。狂った母の顔を。

<本当の気持ちは言えない、絶望感、怒り、自傷行為、閉じる感じ、物凄い怒り>
私は本当の気持ちを言ってはいけなかった。絶望感、怒り、その怒りを鎮める為の自傷行為、どうせ私なんか…と自分を閉じていった。自分の無力さ、本当は傷ついているのに平気な顔をした。それが限界に達すると、私は母親に対して爆発した。地球、いや全宇宙を破壊してしまう程の物凄い怒りを感じた。
<堕胎:罪悪感がない>
今までグループカウンセリングで話さなかった事を思い出してきた。それは私が19歳の時に子供を堕胎したこと。初めはエコー写真を見て「誰に何と言われようと絶対産む!!と決めた。なのに、母親にも彼氏にも産む事を反対された私は、あれだけ「産む!!」と決めていたのに、すぐに平気な顔をして堕胎した。その時は何の罪悪感もなかった。
<母の反対に従う>
でも、本当は本当の私は産みたかった。彼氏というよりも母親に反対された事が何よりも悲しかった。私1人だったら何もできないと思った。母親に反対されるなら、母親に私を拒否されるなら、私の本当の気持ちを無くしてしまえ。そうすれば丸く収まる。きっと母に従えば私に優しくしてくれるから。と小さい頃から自然と学んできたんだと思う。
<自分と胎児への殺意>
私が罪悪感もなく堕胎したという事は、私の中にある殺意で自分自身を殺し、実際に子供を殺したんだ。自分を利用し、子供を利用し、何の罪悪感もなく平気で殺したんだ。そんな恐ろしい殺意が私の中にある。
続く

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