59 自分が変わらなくちゃー偽物の愛情の全体が嫌に
母が私をおかしくした。
さびしそうな母を慰めるために、私は小さいころから犠牲になった。
自分を無くし、母の言うことだけを聞いてきた。
そのことが分かってきた。
そうしたら、母に合わせるのが嫌になった。
それまでもらっていた母のハグは気持ち悪くなってきた。
と言うよりも、それまで母から与えられた偽物の愛情の全体が、嫌になった。
母の懐の中にいるときにはわからなかったことだった。
母へ自分の意見を言えるようになった。
ようやく私の生きる力が芽生え始めた。
そもそも母は子供が精神的に生きていけるようにしなければならないはずだ。
そして母を変えようとした。長い間、苦闘した。
母は私の話を分かろうとしてくれたが、本当には、分からなかった。
母へ強い言葉が出るようになった。
真実を突き付けて母が変わるように追い詰めると、母は私を避けるようになった。
私は苦悶した。
結局母は変わらなかった。
ようやく気が付いた。自分のことをやらなければ、自分が満足することはない。
自分が自立するには自分が変わらなければならない。
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