396 その時に生じる人間的な魅力
暴露(ばくろ)療法[エクスポージャー療法]というのがある。パニック障害などの治療に用いられる。パニック発作が起きやすい状況に、無防備な状態で、あえて身をさらす。あまり辛くならないように少しずつ進めるらしい。
しかし、それでも辛すぎることもあるので、別の療法が開発された(http://news.yahoo.co.jp/pickup/6221755)。その人の頭に装置を取り付け、障害の原因になっている恐怖を思い出す際の脳の活動パターンを特定する。そして、その活動パターンが表われると表示画面に「円」(例として)が表われ、活動が強くなると円が大きくなるように装置を工夫した。治療を受ける人は、恐怖を思い出さずに(歌を思い浮かべたり、楽しいことを想ったりして)、円を大きくするだけのトレーニングを積む。このトレーニングにより、恐怖反応として障害が無くなるらしい。
暴露療法も開発された療法も、恐怖自体を弱めたり無くしたりすることが目的のようだ。しかし恐怖が存在する心理的理由は理解できなくなってしまう。その心理的理由が理解できた時に生じる深い人間理解や哲学、その時に生じるその人の人間的な魅力には、縁(円×)のない話のようだ。やはり心理的理由の理解ができて、気がついたら結果的に恐怖が弱まったり無くなっていたりすることの方が、根本的にいい。昔、流行ったロボトミーを思い出してしまった。
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