481 「いらない子」を受け入れたい

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私の根っこは「いらない子」なのだが、すぐに忘れる。忘れて頑張ろうとする。頑張って役に立って、いてもいい子に、昇格したい。「働けよ、役に立つために働け」と自分が自分自身にやられる。それだけでなく他人にもやる自分がいる。「いらない子」を受け入れられないのだ。
ベビーブレスの吐き出しのときに、凄く抑えている自分がいた。抑えている自分がいて、その自分が空っぽになる感じ。抑えて何もない感じ。しばらくそこにいたら、私自身に「お前なんかいらないのに」と言われた。それは知っている事でもあった。自分ができても(妊娠しても期待していたようには)何も変わらない母は、「お前なんかいらない」という。お前なんかいらないと言われて「そうだよね」と空っぽの中が受け入れて温かくなった。いらないけど、別に役にも立たないけど、ただただ温かい自分がそこにいた。条件付きの命を感じるのでなく、確かに親はいらないけど、私自身は温かかった。温かい私自身がいる。
役に立たなくても自分自身だった。いらない子だけど自分は温かいのがあるという感じ。今温かい。

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