418 自分を表現できないという謎が解けた2/2
<謎は解け始めた>
そもそも私は初めから「いらない子」なので、自分を表現したら、もっと「いらない」になり、生きることができない。だから、「いらない子」であることが分からないように、いい子にして頑張って我慢して生きてきた。表現しないのは、今まで生きてきた証(あかし)。自分が自分自身を「いらない子」であることに気づかないように、母を見て(母の意図に従って)いい子で生きてきた。だから表現したら死。表現しちゃったら、いよいよ「いらない子」であることがわかる。
だから、死にたくない、生きたいと思って、表現せずに生きてきた。でも、しかし、それだと心が死ぬ、表現しないでいるのは本当の自分が死んでいるのも同じ。表現しても死、表現しなくても死、これらは同じ死を見方が違うだけで同じ死。
このように、表現しても死、表現しなくても死、の謎が解け始めてから、母親と一緒にいても大丈夫になってきた(前はキーっとなっていた)。いい感じ。
○<帝王切開で生まれることの恐怖>
私は帝王切開で生まれた。「いらない子」という謎解きができ始めて、「いらない子」という恐怖には、さらに、帝王切開で生まれることの恐怖が、上塗りされていることがわかってきた。
セッションで出てきたイメージ。セッション中に、セッションルームのカーテンの隙間から光が見えた。とたん、冷えて怖くて、怖くて。光を見るのが怖くて反対側を向いていた。怖い、助けてと。どんどん光が大きくなって自分の意思とは関係なく取り出される(帝王切開)イメージ。怖くて冷えて固まる。生まれる時は、母は私への意識がない上に、全身麻酔でほんとの意識がない。すごく怖かった。生まれるって、(母体から)離れるってこんなに怖いんだと。
○<生まれたくない>
「いらない子」という恐怖、帝王切開の恐怖の裏には、実は、生まれたくない、という気持ちが潜んでいた。セッションで、生まれることを拒否して死んだ。「取り上げるくらいなら殺せ~!!」「殺せ~!!」となった。生を得て最初の自分の意思を、発見した感じがあった。意思通りお産で取り上げられず死んだ。
そうしたら、弾けた。自分のエネルギーが弾(はじ)けた。バーンと何回も弾けた。すごく楽しい。怖くなくて暖かくなって、フワフワ浮いている感じ。自分のお腹が暖かい感じがあった。土と一体になり大木になったイメージ。心地良かった。
追伸:このような経験をした後で、同じその感覚で自分の子供を見ると、子供が持つ不安や恐怖、怒りなど(私から伝わったもの)を、感じれた気がした。
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