151 小学生のカウンセリングー嘘をついていることがもう一つ
グループカウンセリングの中へ、知り合いの子供の小学生に、参加してもらった。学校の宿題をしていないのに「した」と嘘をついた子供を心配した親が希望した。なんとも可愛い嘘だ。
子供に、参加するか聞くと「いやだ」と明快。責められるのは嫌だという意味だ。大人の参加者だと、こんなには明快ではないが、気持ちは同じだ。
なんとか嫌いやでもグループカウンセリングのテーブルについてもらった。口を開く感じはない。
他の大人の参加者に聞いた。「子供のころ嘘をついたことがある人?」全員手をあげた。中の一人が「宿題なんかやるもんじゃないと思っていた」と言った。
子供の顔がぱっと明るくなりニコッと笑った。話ができた。実は嘘をついていることが「もう一つある」と言い出した。なんとか小さなカウンセリングが成立した。愉快。