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役に立たなければいらない3/3|無条件の死から無条件の生へ|アコールセラピーの現場から(713)

(続き)3/3


絵7
<無条件の死と無条件の生、二つの間に血が通う>
<W>
この絵がすごいですね。前回の話(役に立たなければいらない2/3)からさらに進んだことが分かります。
<H>
絵6の変形としての絵7が描かれています。下方の小さな球は、地球です。
<W>
ずいぶん小さいですね。自分が大きいんだね。その感覚がね・・すごいね。
<H>
その上に、大きな私が乗っかっています。上方に二つの手が描かれ、かろうじて人だとわかります。私の地球に乗っかっている部分は、無条件の生です。上方は、果てしなく一人ぼっちの無条件の死です。無条件の生と無条件の死の間には、虹色のたくさんの線が描かれます。血管ということです。死と生は、もはや分かたれていません。たくさんの血管でつながれ、一つであることが強調されます。
<W>
血が通って一つに・・。
<H>
彼女は言う。「自分が愛おしかった。跳ねた。(堕胎という生命を絶つことを)やらかした自分も愛おしいという感じだった。(母を)大好きはダメだった。(母を)恨んで生きるのもダメだった。(母を)かばう、躊躇する感じが日常でもある。かばう気持ちは罪悪感。勝手にかばう、迷う。(母を)好きな事を攻撃しなくても良いと思った。大好きをやって良いと思った。カラフルな毛細血管が通ったみたい。良いことだけじゃなくて殺される気持ちもあって良い。カラフルで良い。真っ黒もあるし、暖かい黄色もある」
<W>
上の彼女の記録(「 」書き)中に、(母を)という言葉を何か所も入れさせてもらいました。しかし、彼女が「母を」と言わなかったのは、母であって、もはや母ではないのかもしれません。「母を」好きだったり恨んだり・・というのは「母を・・自分を、世の中全体を、宇宙を・・」ということなのかもしれません。
<H>
母は小さな子供にとっては宇宙ですから・・・。
<W>
この絵7は、まさに生と死の統合の確立という感じです。

絵8
<死と生のサンドイッチ、自分の原点>
<H>
絵6や絵7と同じようなニュアンスの絵(絵8)を彼女は描いています。絵の上半分では、暖かそうな地球のような上(生のイメージか)で大の字になって、何もない世界(死のイメージか)を見ながら、ブレスワークをしています。お腹がぱっかーと開いて、自分は暖かい生と、冷たい死のサンドイッチになっていることを知ります(絵の下半分の左)。それが自分の生の原点であると気づきます(絵の下半分の右)。
<W>
生と死が、絵7よりも、近い感じがします。より一体になる感じか・・・。
<H>
彼女は言う。「自分のお腹が怒りを出したらパカーと開いた感じ。その後、傷ついていない胎児を感じている途中に、物凄い冷たいものと温かい物のサンドイッチになった。(絵の中の)イクラのオレンジの美味しい所が自分の原点みたいな所。」
<W>
まるで胎児の元になる受精卵のような・・・。


絵9
<穏やかな生 暖かすぎてびっくりして泣いた>
<W>
この絵はまるで絵8の「オレンジのイクラ」の受精卵が成長して大きくなったような感じを受けます。
<H>
彼女は言う。「お腹の中であったかく浮かんでいる感じだった。(今までは)お腹の中はいつも冷たかった。あったかくてびっくりした。暖かくて浮かんでいる感じで、そんなのあるんだと。そのままいようと。自然と出てきたのが、そのまま暖かいままで死にたいと思った。そのままいたら、あったかい感じで死んだ。苦しくもないし、怖くもないし。その暖かさに委ねている。暖かいというところにずっといて、凄いあったかいしかない。自分の世界の全てが暖かい。暖かすぎてびっくりして泣いた。信じられない暖かさ。無条件に暖かい感じにいた。・・・今までにない暖かさをずっと感じるようにしていた。」
<W>
「暖かすぎてびっくりして泣いた」んですね。よかった。
<H>
彼女は生と死のサンドイッチをていねいにやった、納得するまでやった、それがよかったと思います。


絵10
<マーライオンのよう 自分の気持ちを吐き出せる>
<W>
絵1の不全感に、我慢するばかりで何も言わせない(言えない)というのがありましたが、ここでは、大いに言えるようになった自分が描かれます。このころ、見ていて、彼女はますます魅力的な女性になっていきました。
<H>
彼女は言う。「(ブレスで)呼吸をして吐き出した時にマーライオンみたいに、ヘドロのような自分の我慢していたものがドァーっと出た。全部出そうと思った。・・・発酵しているものはこれだと思い出した。ヘドロが段々柔らかい物になった。最後の方は暖かい黄色いものが出て来た。黄色いものが出るマーライオンになった。」
<W>
絵10の左の絵は、ヘドロの感じがよくでています。我慢していたんですね。
<H>
ニコニコ仮面で本当には自分の気持ちを言えなかったのが、実際の生活でも驚くほど言えるようになって改善された、ということを、彼女から聞いています。
<W>
改善は全体に及んでいると思います。

(終わり)

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332 全体とポイントで統合へ

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グループカウンセリングの現場で、話がバラバラな時には統合をする努力をすることが大切。本人も、その場にいる人も。その過程で徐々に意識に統合が起き改善が生じるから。
数少ないいくつかの一見バラバラな話をすることがある。その短い時間に、そのいくつかの話を選んでしたのは、その本人であるから、それなりの意味があると思われる。その隠れた意味を探るのが重要。見えない糸でつながっている、その糸を見つけようとすることが重要。そのためには全体を見る必要がある。
例1
ある人は3つのバラバラの話をした。職場で同僚と口喧嘩をしたが、いつになくやり返すことができた。自分もそろそろ結婚をしたいが自信がない。自分がリーダーである職場の売り上げを伸ばさなければならない。(後半の2つは珍しく積極的な雰囲気だった。)3つの話には表面的にはつながりがない。しかし全体をまとめてみると、実は、同僚にやり返すことができたように、自分がより積極的になることができれば、結婚もでき、売り上げも伸ばすことができるのではなかろうか。それができていない自分がじれったい。あるいは、できそうな自分がうれしい。これが隠れている意味、隠れている糸なのかもしれない。
たくさんのバラバラと思われる話をすることもある。真の感情は乏しい。たくさんすぎて全体が見えにくい。隠れた糸が複雑で、見つけにくい。そういうこともある。多弁で(極端な無口よりも助かるが・・)、話がまとまらない、順序だてて話ができない。整理して話ができない。でも本当に言いたい事はそんなにたくさんはない。多分1つのはず。ポイントは1つ。そのことに意識を向ける。そうすれば感情とともに表現できる。その感情が重要。感情伴うその中心的なポイントとともに、周りがまとまっていく。全体がまとまる。統合へ向かう。
例2
ある人は、職場の話、家庭の話、仲間の話、親子の話をする。話が広がりすぎて全体は見えない。その中で職場の話のときに感情がやや見られた。職場の部下に(その人の)母親をおもわせる女性がいた。そこで、そのことを中心に話をしてもらう。はっきりした感情が見られるようになる。やがて全体を見通せる一本の糸が見え隠れし始める。そうして全体がまとまる兆しが表れる。

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268 まるで別の人の人生が幕開け

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ベビーブレスで深い気づきがあったその翌日の感想。
昨日と比べ今日は雲泥の差の落ち着きだ。
昨晩お風呂で今までの自分を洗い清めるような気持ちで体を洗った。
ブレス前に、どうしたらブレスの中に深く入れるのかと問う私に、
「力を抜かなきゃ」と言ってもらった。
体の力を抜いて中に中に必死で入って行って掴んだ。
母と私と子供の関係性のその奥へ。奥に横たわる生と死の合一。
私だけの宝の体験。
まるで別の人の人生が幕開けしたような感覚。
死にたてで産まれたての私。

 

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91 隠れた正気、本当の人格

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なかなかうまくいかないケースがある。ケースによって症状はいろいろである。症状に振り回されてはいけない。共通するのは、幼少期の記憶がほとんど思い出せないことである。そして思い出せないこと、そのことさえ隠されている。思い出すことを促しても、スルリするりと他のことに話題をすり替えられてしまう。
しかし、実はそのことこそが、その人の隠れた正気である。隠れた本当の人格である。絶対に思い出したくないことが、何であるかをよーーくわかっている。思い出したくない「そのこと」を微塵もあらわにしないように、神業的に巧妙に隠すことができる。全体を見渡すように理解しないとできない技である。その正気の人こそ、複数のバラバラの人格を統合できる能力を持った、鍵となる人格である。

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