激しい怒り|恐怖から何とか逃げようと|セラピーの現場(622)

セッションで行き詰っている。理屈では、自分がなぜ行き詰っているのか、その理由は分かっているつもりだ(母親との関係だ)。でも、感覚ではどうしようもない。
恐怖から何とか逃げようとしている、らしい。それも分かった。激しい怒りは今でも出せるけれど、深さがない。満足しない。物足りない。今までのようには、うまくいっていない感じがする。
どうして良いか分からない。このうまくいっていない感じは、喉(のど)に魚の骨が引っかかっているようで気に入らない。何とか骨を取りたい。
でも、実は、この骨を「取ってたまるか」という本音が自分の中にあるのが分かった。
骨を取ったらどうなるのか?怒りを引っ込めて弱くなることか?何もなくなる自分が出てくることか?そういえば、あまり踏ん張るのはやめようと力を抜くと、声がお腹から出ていた。気持ちよかった。そのことか?でもピンとこない。
後日、自宅で瞑想していて、腑に落ちた。凄い気張って踏ん張ったりせず、力を抜いていられるということなんだ。セッションを思い返して、ああ、なるほどと、今更のように腑に落ちた。何かすごいものつかまえてやろう、すごいこと発見しなきゃ、と頑張ってばかりだった。踏ん張ってばかりで、恐怖が出ても浸る、味わうどころか跳ね除けてしまったんだと納得した。

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