392 思い出していた内容は正確だった

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小さい頃につらい体験があり、その体験を忘れることで対応した。ところがあまりにつらい体験だったらしく、<忘れる>という働きが現在でも日常的に強く生きているため、トラブルになっている。
そこで、思い出すトレーニングを続けている。ある程度は思い出せた。赤ん坊のころ母親が自分の口をふさいだ。その感覚を繰り返し思い出している。思い出す事はあるが、しかし、それが事実なのか、想像したことなのかよくわからない、自信がない。母親も全く記憶がない。
別のことで母親との関係を思い出した事件がある。本人が小さいときに、悪気なく、よそ様の育てている植物の葉っぱをちぎった。それを母親が怒って押し入れ閉じ込めた。
その時の押し入れに閉じ込められた部分のことを思い出した。大きくて長い階段。そこをお母さんが追いかけてくる。すごく大きなお母さん。逃げて捕まって背負われて持って行かれて、真っ暗な押入れに入れられた。出して出してと泣いていて、うるさいと言われた。押入れの内側を叩いても叩いても助けてくれない。
母親に聞いたら事実から、思い出していた内容が、正確だったことがわかった。そこで彼女は自信を深めた。
この自信からか、母が口を塞いだ理由が明快になってきた。母親は赤ん坊が泣いて困った。母親自身も苦しい人生を生きてきて余裕がなかった。泣く赤ん坊に手を焼いた。スピーカーから流れる音楽の大きな音を消すように、音楽機器のスイッチを切るように、私の口に手を当てた。そのことが分かった。そこには母親への深い理解があった。母親のその時の状況を理解した深い洞察があった。そこには母親を責める気持ちもない。事実を歪めようとするニュアンスもない。自分の傷から逃げる気持ちがない。見事な記憶の回復だった。

 

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