327 本気の感情が出た

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セッションを続け自分を観る作業を重ねてきた。職場や家庭では信頼され、いい人だという人望を得てきた。しかし何かもう一つ満足しなかった。なかなか本気の感情が出なかった。
そして「やだよー」という確かな感情が出てきた。この「やだよー」には3つの意味があることも分かってきた。①干渉され束縛されるのがいやだ。②本当にはかまってくれないのがいやだ。③母親が遠くに行ってしまうのがいやだ。この3つ。そして、なんで行くんだよという怒りがある。
そういえば、この内在する怒りが誤って自分の子供に出てしまうことがある。怒った後は気持ちいいものではない。怒ることで子供への支配になるのではないかと心配になる。子供もそのことを察しているような気がする。
そして「やだよー」と言いながら強く拒否するパワーが出ない。抵抗できない感じがある。それがなぜなのか謎だった。いやなことに対して反抗できない自分になってしまった。悶々(もんもん)とする。生き生きして生きていきたいという気持ちが自分にはいつもある。
私が小さいころ母親はよく私の準備をしてくれていた。私に選択の余地はなかった。それをノーと言ったことがない。いま、私の幼い子供たちを見ていて、いいなと思う。いやなことはいやだとはっきりしている。生き生きと子供らしい。
母は仕事を続けるために、生後6ヶ月の私を預けた。預け先は姑の家。お金を払ったそうだ。その預けられたことが関係している。そこが焦点だった。ところが実は6ケ月ではなく60日だということが分かってきた。「6」という数字だけで曖昧だった記憶が、はっきりしてきた。
雲泥の差だ。あまりにも小さ過ぎる。2ヶ月(60日)の赤ん坊に抵抗できるはずがない。そもそも自我は育っていない。周りの大人になされるまま。ただ受け入れるしかない。ただあきらめるしかない。それが人生最初に起きたことだった。かなり謎が解けてきた。
今回のセッションではその部分がやれた。抵抗でき「クソババ」と言えた。母が私を預け働きに行くとき、寂しいと泣けた。固まらず出せた。それでも思いが出てくると吐き気が出て、また出て、感情と混ざる。「ヤダ」「抱っこ抱っこ」足を怒りでバタバタして小さい頃に戻れた。自分の心の中に悲しい、寂しい、甘えたいという気持ちがあるのが分かった。よかった。嬉しかった。でも、まだ、母の顔は見えない。

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