128 行き詰ったときこそチャンス、行き詰まりを話題にする

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カウンセリングで、行き詰ったときこそ、チャンスのとき。今までフタがされ押し込められていた肝心なところに話が及び、いよいよ突破口が開くか、と思いきや、多くの場合そうはいかない。
その話には興味がない。そのことは関係ないと思う。なぜ関係ないのかは説明できない。後で考えるということにするが、ついに考えない。なぜか眠くなる。カウンセラーに否定的な評価をもらってしまう(認めてもらえない)のではないかと恐れ、本当には感情が伴わない話ばかりをする。頭が痛くなる。何も考えたくなくなる。吐き気がする。寒気がする。感情がなくなる。非常に小さい頃の親子関係の再現と思われるものが現れてきて、その関係が繰り返して表現されるため、まるで話が進まなくなる。わるい自己を憎むあまりに、憎むことにエネルギーが注がれ、話ができなくなる。
何とかして肝心な話にこぎ着け、かなり話ができたはずなのに、少し時間がたつと、思い出せなくなる。カウンセリングの部屋を出ると、あらかた忘れてしまう。カウンセリングの細かな記録を渡されるが、その後、読まない、見ない。その話には二度と触れない。
それらの現象が起きたときには「いよいよだ」と思い、あきらめない。肝心な話を再開するのが難しいのであれば、無理せず、それらの現象が起きていることを話題にする。どんな現象かを話題にする。その現象が過去の遠いところからやってきているのではないかと話題にする。

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