125 ”ほんとうにやってしまったんだ!”ー子育ての失敗

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子育ての失敗で、被害者であることを実感することは、とても大切。ところがひとによって違う。そこそこで終わるひと。しっかりと実感するひと。
被害者であることを「そこそこに」実感すれば、自分が加害者であることの罪は比較して軽くなる。自分が真の加害者であるということまで届かなくできる。そうすれば自分を守ることができる。自分が苦しまなくて済む。
”だってアタシだって愛情をもらってないんだから!”
”アタシの母親だって愛情もらってなかったんだから母親を恨むのはコンナトコで許しといてあげるわ!”
他方、「徹底して」被害者であることを味わうことは、自分が被害者として受けた心の傷の痛さを逃げずに観ること。辛く苦しい。そこから逃げずにいると、子供への本当の共感が手に入る。つまり初めて真の加害者となる。
”ほんとうにやってしまったんだ!”
自分が加害者であったことを真にわからなければ、どうして子供への本当の愛情が湧いてくるのだろう。本当の愛情が湧いてこないのであれば、それは十分には観ていない。

 

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