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112 勇気をもって体験し冷静に振り返るーセッションから精神分析

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ブログで精神分析のいろいろな説を紹介させていただくけれど、初めから、そのような他人の説に従うのは、本当はよくない。頭で考えてしまい感覚を迷わせる。予断は、進みを悪くする。
体験した後で自分で確認することは有効。整理され進みを良くする。(例えば)ベビーブレスで、「ああそうだったのか」と納得し大きく気づくことがあり、それで自分が解放される感覚を味わい人生が変わった体験をしたときは、その後になって、それは抑圧(フロイト)というものが外れたということなのかと、自分なりに確認すればいい。
母には感謝していると思っていたのに、セッションを受けるうちに母への怒りが激流のように押し寄せ、そして静かな気分になって、長年苦しんでいたものが楽になる体験をしたときには、いい母だけではなくわるい母(クライン)を認めるのは大切だと確認すればいい。
セッションで深く自分の中に入ったとき、思いもかけずお腹の中の記憶のようなものが出て、無制限の殺意があふれ出て、生まれて初めてのような開放を体験したときには、落ち着いた後で、これが未生怨(小此木啓吾、古沢平作)というものなのだろうかと思えるのであれば、胎児期に何があったのか肉親に情報を得て確認すればいい。
勇気をもって体験し、その後、必要であれば他人の説をお借りして、冷静に振り返る。

 

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102 小此木啓吾のフロイト批判ー2者(母親)関係からフロイト自身が目をそらす

小此木

フロイトと同世代であった古沢平作の後継者として日本の精神分析学の代表者であったといえる人(故人)。古沢平作の「阿闍世(あじゃせ)コンプレックス」を受け継ぎ、同名の著書(共著)を出版している(創元社)。フロイトの説いたエディプスコンプレックスは、息子から見た父と母との3者関係の葛藤を解明するもので、似た話があるギリシャ悲劇の「エディプス王」から名前が付けられた。しかしベビーブレスで少し深く人の心が開かれると、そのような3者関係よりも、子供から見た母子の2者関係のほうが遥かに重い意味を持つ。フロイトが母子の2者関係をほとんど扱わなかったのは不思議としか言いようがない。「阿闍世コンプレックス」はそのような2者関係を解明するものである。国際的にも注目されている。生涯を通しフロイトに沿って研究してきた小此木啓吾は著書「阿闍世コンプレックス」の中で、そのことでフロイトを批判している。外国の研究文献を引用する形で、母子の2者関係を扱わなかったのは、その2者関係からフロイト自身が「目をそらす心の動き」を持っており「フロイトの防衛が働いていた」(「阿闍世コンプレックス」P55)と。フロイトのような人でも自分の母子関係を見破るのは大変だったということか。姉弟子に木田恵子。

 

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99 木田恵子ー未生怨は珍しくない

木田2

日本に精神分析を導入した古沢平作の愛弟子で、精神分析家(故人)。弟(おとうと)弟子に精神分析学者の小此木啓吾(故人)。彼女が行っていた分析的カウンセリングの中で、母に対する産まれる前からの殺意(未生怨)を出してみせるクライアントは珍しくないと述べていた。また、ご自身の息子さんの死は、自身が与えた小さい頃の心の傷が原因(固着点への退行が原因:著書でも言及)ではなかったか、ということであった。他人にも自分にも、歯に衣を着せぬ人だった。林や諸智も彼女のカウンセリングを受けた。アコールのブレスルームも見てもらったことがある。分かりやすい著書を何冊も出している。「0歳人、1歳人、2歳人」は諸智のお勧め。

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