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385 子供への支配と依存

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 親から支配されて子供時代を過ごした。寂しい思いをした。そして大人になり、妊娠した。大きなお腹を抱えて10か月も苦労した。とても痛い思いをして赤ちゃんを産んだ。小さな赤ちゃんは、いい匂いがして、柔らかく、天使のようで、私のすることを何でも受け入れてくれた。純真。私を100%信頼していた。長い間寂しく満たされなかった私の心を満たしてくれた。おっぱいを上げ、おしめを換え、1日中一緒にいた。自分の睡眠もろくに取れなかった。食べ物の一つひとつに気を使った。何年も続いた。私の言うことは何でも聞いた。少し大きくなり、手がかかるようになり、わずらわしくなって、ついつい虐待したこともあったが、私の心を満たしてくれた蜜月の思い出は消えない。

大きくなり私から自立し反発して出て行こうとしても、私はそれを絶対に許さない。今更、一人になるのは耐えられない。私の血と肉を分けて育てた子供。あなたは隅から隅まで私のもの。私の命の証(あかし)。命の絆(きずな)。その絆を離してしまったら、私はまた寂しさのただ中に放り出される。寂しさの先にはおぞましい死しか待っていない。絶対に離さない。腕の中のぬくもりを身体が忘れない。

 

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86 自分自身で納得ー誰かの教えは人の教え

 

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迷っていて、苦しくて、五里霧中(ごりむちゅう)の時には、誰かに助けてほしい、誰かの教えを乞いたい。しかし、教えは[自分ではない]人の言葉、人の理解、人の感覚です。そのため一時的なヒントにしかなりません。その段階が過ぎると、物足りなくなります。弊害も起きます。自分自身で納得したくなります。そのようにして、自分の感覚で進むようになります。はじめて自分を観ることができ、納得し、自分の変化も実感できるようになると、その作業に夢中になります。

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84 自分の問題?心の問題?ー怒ってはいけません

2016-03-04 12.56.55

セッションを受けようとする動機は、人それぞれです。例えば、子供の問題、夫との問題、姑との問題、職場の人間トラブルなどの人間関係の問題。アルコールや浪費などの物への依存の問題。
早く成長する人は、これらの人間関係や依存の問題の奥に、自分の問題、つまりは人間個人の内側の問題が隠れていることを見抜きます。
なかなか成長のきっかけがつかめない人は、人間関係や依存の問題を、自分の外側の問題ととらえてしまいます。個々の具体的な外側の問題のみを解決することに気を取られてしまいます。自分は単なる被害者に過ぎません。
グループカウンセリングなどに同席すると、自分と同じ外側の問題につかまっている人に出会います。いわばその人を通して自分を客観視できます。やがて、本当の問題は、内側の、つまり自分の問題であることに気が付きます。そうして、隠れていたいろいろなことが、見えてきます。
自分の問題だと言われて怒ってはいけません。心の問題だと言われて憤慨してはいけません。人の問題を解決するのはそれほど難しくありません。極論すれば、その人から逃げればいい。外側の問題を解決するのはそれほど難しくありません。極論すれば、お金があれば解決する。しかし、あなたはそれで満足するでしょうか。自分の心の問題はとても難しいです。どこまでもついてきます。そして、自分自身が、自分のわなにかかっています。そのことがわかりません。
用心しながら進むべきです。もし自分の心の問題で少しでも成果を上げれば、その効果はオールマイティーだということを実感します。不思議なことに、自分は変わっていないのに世の中のほうが変わったと実感します。はじめてあなたは満足します。生きやすくなります。

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83 人への依存ー泥水でも飲む

2016-03-03 10.01.18

例えばカウンセラーへの依存は、長く続くと自分の成長のためには障害になります。
自分の成長が起きる前には、人からの愛情は必要でしょう。その愛情は、仮に本物ではないにしても、魅力的に感じられます。しかし、その状態が長く続くのは、これは依存です。このように人への依存があると、人から受ける評価の内容が重要になり、自分が成長しているふりをしなければならなくなります。裸の自分ではいられなくなります。気が付かないうちに自然とそうなってしまいます。
そのような状態に落ち込んでしまったら、依存の理由を探ればいい。依存には理由があるからです。自分には愛情が必要だ。仮に偽の愛情でさえ、喉が渇いて死にそうなときには泥水でも飲むように、求めてしまう。求める気持ちがあまりにも強いので、人からの肯定的な評価が欲しく、事実ではなくても自分が成長しているふりをする。自分にお化粧をしなければならない。そのことに強く気が付けばいい。
他人への依存から脱出するには、自分の判断や感覚を大事にすればいい。ほんの少しでも自分の成長が起きれば、微妙でも、独特の心地よい感覚があります。その独特の心地よさがもっと大きくなるように追求すればいいです。その追求によって何かが分かったとき、曇り空が晴れ渡るような心地がします。それを洞察と呼びます。本当の成長がやってきます。

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