女性68歳 「気がつくと自分のこと」

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私は割合裕福な家庭に生まれ恵まれた人生を過ごしてきたと思っていた。娘が不登校やひきこもりを起こすまではわ。何も問題のない優しい良いお母さんだと。娘が大学を中退しアルバイト先を転々とし、仕事が長続きしないのは娘に原因があると考え正論をまくしたてていた。ところが娘はひきこもり「死にたい死にたい」と口走るようになった。私はどうして良いかわからなくなり薬を飲まなければ眠れない日々が続いた。家の外に出たくない。いつも不安。それでも近所の人には気づかれないように外ではニコニコしていた。 娘を何とかしたい一心で連れて行ったカンセリングで私がベイビーブレスを受ける事を勧められた。不本意だったが。ところが不思議なことに初めてのブレスで私は赤ちゃんのように何時間もただただ泣き続けた。次の回も…次の回も……。そしていつも寂しさが残った。この寂しさは何だろうと思っていた。娘の為にと思って受けたブレスは気がつくと自分のブレスになっていた。

「変化…感じる」

ブレスを続けていくにつれ寂しさの原因が自分の事が少しづつわかるようになった。わかるに従い変化が起きてきた。いつも見慣れている草花や木々…自然がより一層美しい。洗濯物を干しながらふと見上げた雲一つない真っ青な空。いきなり涙がポロポロポロポロこぼれ落ちてきた。枯れかけて折れてしまったサボテンの先に思いも描けない一輪のピンクの花が咲いているのを見つけたとき思わず号泣してしまった。自分の姿に重なった。自分を取り戻し始めたのか…。.