女性32歳 「潔癖性・・パニック障害・・自分を攻撃・・」

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昔は、潔癖性のため、誰が作った物か分からない食べものは気持ちが悪くて食べられなかった。一般のレストランやコンビニはダメだった。両親の方針もあった。出先で騒いだりしないように、家で食べてから出かけていた。お祭りの時も食べてからだったので、結局何も買わずに帰ってきたりしていた。母親以外の食事をする機会は、祖父母の家、料理した人が特定できる店くらいで、数えるほどだった。こどもの時からずっとしてきた事だったので自分は普通だと思っていた。自覚をしていなかった。

ベビーブレスを重ね、自分と親との関係を直視するようになってから、自覚が生まれ、変わった。外出したレストランで何を食べるか楽しみになった。たくさんの仲間と大皿も突っつけるようになった。大皿に残った料理を最後に自分が食べたりする。昔は考えられなかったことだ。結婚式で出される食事も食べられるようになった。
それだけではない。昔は、家以外の湯船に浸かれなかった。そのかわり自宅のお風呂には毎日入らないと気がすまなかった。今は、銭湯を見つけて心身共に温まっている。
手が汚れたら仕事中でも何度も洗う、少しでも汚れがあったら又洗う。指先にほんの少し白い部分があると汚れだと思い、洗う。気がすむまで洗わないと終わりにすることができない。今は、1~2回洗えば終わりに出来るようになった。

外出先の洋式トイレに座れない。お尻を着けられない。お尻を着ける洋式はダメなので、和式を選んで入っていた。洋式しかないときには、便座を拭いてからティッシュを引いて座っていた。これらが消えてしまった。不潔潔癖性、完璧主義が姿を消した。ずいぶんズボラになった感じだが、気に入っている。

パニック障害もほとんど無くなった。昔は、決められたこと、あらかじめ自分で決めたこと、先手を打ってたくさん予想して、対処していた。だが予想以上の事が起きると体が緊張して頭が真っ白になって思考が止まっていた。時間がたち、出来なかった自分を攻撃して自己嫌悪に陥っていた。そして次は起こらないように最善策は何かを復習した。その繰り返し。ベビーブレスを重ねるにつれ、自分を攻撃しなくなり、出来ない自分を許せるようになり、パニック障害が減ってきました。.